団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

お茶がコロナに効く

2021年01月20日 | Weblog

  私には持病がある。40歳で糖尿病と診断された。50歳で糖尿病の合併症である狭心症で心臓バイパス手術を受けている。今回のコロナ禍では、65歳以上で基礎疾患を持つ人には、特別な警戒が呼びかけられている。私は、間違いなくその1人だ。

 毎日多くの薬やサプリメントを服用している。多くの薬は、効いているのかいないのかの自覚がない。3年前に糖尿病の薬を替えた。主治医が「この薬を服用すると、尿の回数が増えます」と言った。私は塾で教えていた頃、トイレを長時間我慢しなければならなかった。そのせいかトイレに行く回数が少なかった。糖尿病の薬を替えた直後から、回数が増えた。久しぶりに薬の効果を実感できた。頭痛を押さえる薬や抗生剤なども私に良く効く薬だ。そういう時は、素直に嬉しくなり、薬に感謝する。

 コロナ禍は益々悪化してきている。ワクチンはいくつか世界各地で接種が始まった。だがコロナに効く薬は、まだ開発されていない。世界中の製薬会社や医学者薬学者が研究実験を日夜重ねていてくれることであろう。良い結果を待つ。

 そんな中、私はあれが効くこれも効果があるのではという研究や噂や民間療法や宗教の動きに関心を向ける。広島の被爆者の治療にあたった医師から直接話を聞いたことがある。広島大学の医学部の研究チームが論文を発表した。効果は認められているという。

  ヨーロッパや北米での感染者数や死者数と比較すると、日本はまだ少ないほうである。医学者や医師が日本人にはXファクターや予防接種の効果があるとか言っている。私は科学的な知識がない。しかし日本人の生活様式が西洋と違うことに着目する。マスク着用が習慣化されている。玄関で靴を脱ぐ。握手、抱擁、接吻などの接触が少ない。日本茶をよく飲む。神経質で完全主義的で潔癖症的傾向がある。国民と違って、日本の政府には、完全主義的でも潔癖症的でもないようだ。

  大阪府知事が以前イソジンの効果を強調した。店からイソジンが消えた。いかに国民が何かコロナに効くモノを探し求めているかということだ。続々とこのような話が続いている。最近、新型コロナウイルス感染に関しても、奈良県立医大の研究チームは、お茶の効用を発表している。またモンゴルではコロナ感染者数が少ないことから、モンゴル人がラクトフェリン(母乳にも含まれている成分で馬、ラクダ、羊、ヤギ、牛の乳にも含まれる。モンゴル人は馬の乳を好み馬の乳には牛乳の100倍のラクトフェリンが含まれているという)を多く摂っているのが原因だと女子栄養大学の研究チームが発表している。

  コロナに対して宗教がどういう動きをしているかを、創価学会と幸福の科学を取り上げて比較している記事にも興味を持った。世界でもユダヤ教の原理主義者やイスラム教徒の行動言動に関心を持つ。キリスト教では多くの教会で、この世の終わりが来て、キリストの再臨が近いと信者に訴えているという。

  毎朝出勤する前に妻は、私のためにお茶を用意して行ってくれる。コロナに効くということではない。妻はサプリメントや民間療法に懐疑的である。妻の留守の間、私は妻が淹れてくれた冷めたお茶を飲む。私は猫舌なのだ。ほぼ全部飲み切ると、そろそろ妻の帰宅時間になる。コロナ前からの変わらぬ私の一日である。


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