備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

窯焚きしながら

2010-01-18 01:59:21 | 陶芸
なんのかんのと…言いながらも、窯詰め終了。

即、点火。

例により、潮の満干、吉日忌日を問わず。ただしお神酒はお供えする。


今からの数日間は、チョロチョロと焚く『あぶり』期間。窯の前でホンの小さな焚火程度。
最初から割り木を使いながらも頻繁に面倒を見ることも無いので、火が消えないインターバルを見計らいつつ窯場の環境整備。片付けたり、掃除したりとする事は多い。

それも落ち着くと、懸案事項を少しづつ。


まずは、ずっと先送りにしていたスパイス作り。

柚子の皮を剥いて干していたものを回収して切り刻む作業から。
中華料理で使う陳皮をイメージしていて、メインの目的は『自家製七味』の材料にする予定。
カラカラに乾いた皮をビンに入れて、その中でチョキチョキとハサミで切り刻む。
しっとりとした柚子の香りがする。フレッシュの時とは違う落ち着いた趣きですな。

経験上、出来るだけ細かくする。スープに入れた時にふやけて膨張するので、大きいとゾロゾロとした食感になってしまう為。違和感が無いようにするには、とにかく細かく。
ミルがあれば、使うに越したことは無いだろう。残念ながらウチにないだけの話。


これが一段落すると、唐辛子も同じく。
今回はあのハバネロの登場だ。

あとは順次、七味唐辛子の材料を用意してブレンドすれば『自家製七味』の出来上がり。
ショウガは冷凍して擂り下ろすと細かいパウダーになるので簡単。麻の実は無いなぁ…。


ハバネロベースで柚子陳皮という組み合わせに期待大。


全てをブレンドせずにそれぞれを保管して、使う都度チョットづつ出して調合してみるのも楽しいかもなぁ。


目下、窯の前でスパイス作りです。

勿論、最優先事項は『窯焚き』です。


あくまでも、窯焚きしながらのオマケ作業ですから…。(念の為、一言申し添える次第)



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