備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

窯詰め終盤の心境とは

2010-01-16 20:46:27 | 陶芸
窯詰めも佳境に入ったというか…、終盤。

窖窯(あながま)は構造上、窯詰めは窯の後ろから始まり、だんだんと前(焚き口)の方へと進めていく。一段目まで詰まると終了。


ただし、最終局面になると窯詰め可能残数が限られてくるので、詰めきれなかったモノ達の扱いが心残りになる。


さて、窖窯の一段目より前は燃焼部分である。通称、火袋とか、初戸(ウド)とか、ホッペタとか呼んでいる場所。燃料が燃える部分。
頑張れば(欲張れば)、その部分に詰められなくも無い。
しかし、詰め過ぎると窯全体の焼けに影響が出る。影響は悪い方に発生する。


さてさて「欲張るべきか欲張らざるべきか…それが問題だ」
…という事では無く、「欲張るならどこまでか?」が問題。

う~む…既に欲張る事は決定済み。という事か? 


(やれやれ…、毎度ながらこんな自分に呆れるわぁ)


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