備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

備前陶心会展@米子高島屋

2011-03-29 18:43:02 | 展覧会・ご案内
所属しております備前陶心会の展覧会を開催致します。

米子高島屋さんでは初めての展覧会となります。
50歳以下の若手作家47名の展覧です。

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タイトル : 備前陶心会展
期間 :   3月30日(水)〜4月5日(火)
         10:00〜19:00(最終日16:00)
場所 :   米子高島屋本館4階 美術サロン
         〒683-0812 鳥取県米子市角盤町1丁目30番地
         TEL(0859) 22-1111
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本日は午前中に全員分の集荷、発送作業。何度となく繰り返ししている工程なのでスマートに粛々と進む。
夕方には陳列されているはずです。

初めて参加した時には、システマチックな段取りが判らなくてキョロキョロと様子見していたけれど、今は大丈夫。(つか、副委員長なんだけど仕事がない程)


この備前陶心会は、ヤキモノ屋の親睦団体(≒呑む会)です。古くは『千集会』という名前で、1000円握り締めて来れば呑める会であったとお伺いしています。
主だった活動は50歳迄(それ以上は名誉会員)なので年齢も近く、また地元の同級生の繫がりもあるし……で、気心が知れている。
もともとヤキモノ屋には、ボーっとしている人ってあまりいないのもあって、人数が多い割には小回りが良い。
こういうフランクな集まりで、イザッという時に統制力が発揮される組織は、他の窯業地にもあるのかなぁ?


備前焼業界の大きな団体は、『備前焼陶友会』『備前陶心会』『備芸会』『育陶会』など。
重複して入っている方も多い。

その他に小さな集まりも色々。
野球、テニス、釣りがメインの会もある。勿論それぞれが展覧会なども開催しています。まぁ、いわゆる類友(るいとも)。


ついでながら、面白い団体としては……、

地元伊部の同級生主体で集まった『申酉会(しんゆうかい)』。
干支の『申・酉』年生まれ(1968・1969)の人で構成。「いい仕事してるなぁ~」と、アチコチで思わせて貰っています。陶心会メンバーも多いですな。

最近、活躍目覚しいのが 『女流陶芸家グループ咲楽~sakura~』。
近々、天満屋(岡山)で展覧会が予定されている。備前焼は他の窯業地に比べて設備が大きいので、かつては「女性はムリ」という場面が多かったけれど、今は楽々とその壁を飛び越えて、更には「女性ならでは」の場面も。良いことです。
砥部焼も女性が随分と増えて雰囲気が明るくなったし。(お気に触ったらゴメンナサイ)
そもそも人口の半分は女性なのだから、あってしかるべし。心の中で応援中。(他意はないよ。←ここ大事。)

切り口が他の何処とも違うのが『備前焼作家集団けらもす』。
普段はバーチャルなゆる~い繫がりで、メンバー同士が滅多に会わないのに情報伝達・共有や対応が早い。ヤキモノもさりながら、それ以外の能力が大事な団体でもあります。Web発信や現代美術画廊での展覧会とか従来にはない試みが特徴。今秋に神戸で展覧会の企画中です。
毎日更新のブログも。


それぞれの長所がありますねぇ。


こうやって見ると、現状把握出来ない上から目線の『老害』が生まれるのは定年制がないから?
某プロ野球組織のゲーム開催を巡る話ですぞ。(←ここも大事。)


閑話休題。


『備前陶心会展@米子高島屋』ですが、小生は最終日の搬出だけお伺いします。
きっと終了間際の会場にいます。

明日が初日です。
今頃、会長自らが搬入展示作業中の頃でしょうか?

お疲れ様です。m(_ _)m


是非、ご高覧下さいますようお願い申し上げます。m(_ _)m