備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

PrayforJapan続き

2011-03-18 03:37:36 | 陶芸
小さいながらも個展開催中です。さて、昨日夕刻より、所属しております会の先輩方とご一緒に「陣中見舞い」と称してご馳走して頂く運びとなりました。
ビルの地下から高い所まで目まぐるしく移動しつつ、アチコチですっかりご馳走になりました。有難う御座居ました。m(_ _)m 


やはり話題は震災について。
その中で『PrayforJapan』の話が、早速アクションを伴っていて、陶芸家からのメッセージとして駅に置かれる方向となりました。

ただ、この意義をご存じない施設側の方の理解を得るのに若干の時間を要しましたが、当然のことで、ひとりひとりにジワジワ染み込んでいく過程が大事な事と思いました。
「この小さなカードを置いて何になるん?」とは、ごもっともな意見ですが……、今からその意味が出てくると思っています。

阪神淡路大震災の後、野球選手のユニフォームの袖に書かれた『がんばろう神戸』に勇気や希望をもらった人は多いはずです。


現在、新幹線改札口で『駅ナカミュージアム』という企画が、JR西日本・岡山県・備前焼陶友会によって開催されています。
場所としては、新幹線で降り立った方が初めに目にする岡山県の名産品の紹介ブースとなっています。そのブースに備前焼陶芸家の作品が並んでいるのですが、その一角に件の『PrayforJapan』を小さなメッセージボードとして置きます。
通常の手続きでの各関係所管の調整が後付けとなっていて、「この発言の『主語』が誰か?」が、色々とオトナの事情との事。そのため現在は『置く予定』です。

私見ながら書いておくと、主語は陶芸家です。
JRや自治体を主語と受け止められると、見方によっては「祈っとらんと、さっさと運ばんかい!」という曲解を生みます。そのようなご迷惑を掛けてはいけませんので、念の為。(はぁぁ、ややこしい……)


終電後に展示作品入れ替え作業があり、小生は通りすがりの陶芸家としてその現場に居合わせました。

写真は置き場所検討の為、仮置きしているシーンです。あっ、偶然、人間国宝の先生の作品の前! 本決まりは何処かは見ていません。


『世界中が日本の為に祈りを捧げている』という連帯のシンボル。
少しずつ動き始めています。


頑張れ!とは言いません。 負けないで下さい。