軒下の彼岸
さよなら
3人のにーちゃんたち
と思っていた
赤瓦の屋根の
台所で
父と母と
3人の兄たちが
笑いながら
ごーやーちゃんぷるーを
赤と黄色のうめーしで
たべている
小さなちゃぶ台
母が写真の笑顔で
「はやく
おいで」
『今は呼ばないでよ
にーちゃんに託された
約束をはたさなきゃー
いけない
やることがいっぱいあるから』
楽しそうだから
うらやましく
ついつい
スピードを上げて
暴走してしまった
おっとー
危ない
他人を巻き込むのは
急ブレーキの音
胸の高鳴り
目を覚ました
まだ
呼吸が荒い
いつもの朝
ねこが
ごはん
ごはん
とないている
みんなとあえて
うれしかった
不思議な夢
いつも
一緒
ひとりじゃない
軒下に
あの世がある
一つの屋根で
二つの世界
さよなら
3人のにーちゃんたち
と思っていた
赤瓦の屋根の
台所で
父と母と
3人の兄たちが
笑いながら
ごーやーちゃんぷるーを
赤と黄色のうめーしで
たべている
小さなちゃぶ台
母が写真の笑顔で
「はやく
おいで」
『今は呼ばないでよ
にーちゃんに託された
約束をはたさなきゃー
いけない
やることがいっぱいあるから』
楽しそうだから
うらやましく
ついつい
スピードを上げて
暴走してしまった
おっとー
危ない
他人を巻き込むのは
急ブレーキの音
胸の高鳴り
目を覚ました
まだ
呼吸が荒い
いつもの朝
ねこが
ごはん
ごはん
とないている
みんなとあえて
うれしかった
不思議な夢
いつも
一緒
ひとりじゃない
軒下に
あの世がある
一つの屋根で
二つの世界