ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

たま

2013-04-27 07:59:38 | 日記
                             たま

                          まーるく
                          まーるく

                          地球
                          地のたま
                          
                          中は火の玉
                          たまが飛び交っていたが
                          いまだたまが
                          あっちこっちで

                          たまは勾玉
                          勾玉をもって
                          祈る
                          白い装束

                          どちらも

                          
                          しかし
                          勾玉の女は
                          陽に向かって

                          手を合わせて
                          手を繋いで

                          まーるく
                          まーるく

                          地のたまの上では
                          同じ成分からなる
                          同じ物質が
                          はしっている

                          鳥は
                          まーるく
                          飛び

                          どこにでも
                          飛べるから

                          だから
                          たまを飛ばしては
                          いけない

                          地のたまの上では
                          また
                          金のたまを獲る
                          想像を超えた
                          ひとが
                          たまを飛ばすのだから

                          飛ばない
                          鳥がいる
                          しまから
                          

                          手を拡げて
                          陽に祈る
                          

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