ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

真夏の夜のこわい話

2020-09-16 22:27:22 | 日記
                             真夏の夜のこわい話


                    あたまのなかがスカスカなんだよ
                    思考不可
                    砂を噛むような
                    1日で
                    いまにも
                    青く透き通る空が
                    バラバラに割れて
                    落ちてくるようで
                    恐ろしくて
                    恐ろしくて

                    恐竜が
                    ドスンドスンと
                    追いかけてくるんじゃないかと
                    胸が苦しくなるんだ

                    自助・共助・公助って
                    福祉の本で教わったけど
                    この文字たちが
                    ふわふわと浮き上がってかすんで
                    自分でやりな
                    自分でできなきゃ
                    親兄弟で身を寄せ合ってやりな
                    それができなきゃ
                    助けてやらんぞ
                    きょう日は
                    親兄弟でも冷たいもんで
                    知ったことか
                    って
                    やたらと長ったらしい文字が
                    でてくるんだ

                    こわいよ
                    コロナより
                    ひと食いが恐ろしいよ
                    
                    そんなこんなで
                    閉じこもったら
                    コロナが消えてなくなるだろうか

                    ひとひと感染の
                    ひとをおぞましく
                    遠ざける

                    ほら、うしろに近づいているよ

                    

                    

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