ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

笑顔のために

2024-03-02 23:26:46 | 日記
                      笑顔のために

                   春は近いというのに
                   寒いので
                   どこへもでかけず
                   ひとり
                   話すこともせず

                   つぎつぎと
                   勝手に
                   でてくる
                   原稿用紙
                   壊れた
                   印刷機

                   むかしの
                   出来事と
                   そこで
                   話したことばの数々

                   かなわなかった
                   幼い恋心や
                   いえなかったことばの数々が
                   壊れた印刷機から
                   ぺらぺらの紙の束となって
                   でてくるのだ

                   寂しい夜の一人遊び
                   あふれてくる
                   懐かしい場面

                   振り返ることもなかった
                   もう
                   いまは
                   いない
                   ひとたちが
                   踊りだすのだよ

                   くるしいはずの
                   思いが
                   くるくると
                   まわって
                   どうしいいのかわからない
                   のに
                   ひとりで
                   くるくるくるりと
                   踊っている

                   遠く
                   かえってもこない
                   時間のなかを
                   くぐりぬけて
                   いま
                   ここに
                   
                   ここで
                   わらっている

                   元気をだして
                   
                   いまを
                   いきているのだから

            
                 
                   
              
                  
                   
                   

                    


                  
                   
            

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