洞穴の中から
ちりぢりにちぎれた
ノートを
抱えて
ちびた鉛筆で
書き足した絵は
ここに
わたしはあるよ
と
叫ぶための
ふるえている
くちびる
耳は
もうふさぐまい
聴覚が捉える声
眼鏡の奥の
視覚
目に触れる景色
を取りだして
いきている
偶然の
喜びと哀しみと
ちびた鉛筆の
細くとがった芯の先っぽで
ひっかくだけでも
なにかが
ここにあるのではないか
おおきなそらに
向かう叫び
道の小石を
ころがしてみる
ちりぢりにちぎれた
ノートを
抱えて
ちびた鉛筆で
書き足した絵は
ここに
わたしはあるよ
と
叫ぶための
ふるえている
くちびる
耳は
もうふさぐまい
聴覚が捉える声
眼鏡の奥の
視覚
目に触れる景色
を取りだして
いきている
偶然の
喜びと哀しみと
ちびた鉛筆の
細くとがった芯の先っぽで
ひっかくだけでも
なにかが
ここにあるのではないか
おおきなそらに
向かう叫び
道の小石を
ころがしてみる