2012年もいよいよ大晦日です。
今年は、組織全体のベクトルを合わせるためのお仕事に、活動を広げた年でした。
チームビルディングの中で、何を大切に考えるかとお尋ねすると、しばしば「チームのベクトルを合わせること」と返答されることがあります。
ベクトルって、現時点から、あるべき姿(ex.ビジョン)に向う矢印みたいなもの。
でも、案外、向う先のあるべき姿って不明確なのに、ベクトルをそろえることが大事って言ってらっしゃるケースがあるように感じています。
管理職向けの研修の中で、部下とのコミュニケーションで大切に考えていることの中で、もの足りなく感じているのは、「部下にチームのビジョンを話す」ということ。
目標設定や目標に対しての進捗の話はしても、このビジョンを話すことを重要視していらっしゃる方が多くいるとは言い切れないのが気になっているのです。
ビジョンを描く力、ビジョンを明文化する力、ビジョンについて語り聞かせる力、そして何よりもビジョンについて対話する力。
中でも、最後の「ビジョンについて対話する」
これなくして、ベクトルはそろわないと痛感する日々です。
ベクトルをそろえると言っても、どういう状態がベクトルがそろった状態なのかというと前提の確認をこれまで熱心にしてきませんでした。
そんな中で、今年はっきりしたのは、
仕事や活動に対する個人の動機や思考の枠組みなどが違う以上は、視点を変え、組織として正しい考えに基づいた行動を全員が取れるようになるには、実に時間がかかるということ。
しかも、完全な状態などない。
個人の動機や固有の思考の枠組みは尊重しながらも、在籍する組織の考えに沿うように視点を変えるには、他者からの内省の支援も必要になることでしょう。
相手を尊重するとは言葉で言うのは簡単だし、「これがこの組織の正解だ!」と言い切るのも簡単。
だけど、それで簡単にベクトルがあった行動ができるかというと、さて・・・。
そもそも共通のビジョンがなければ、バラバラの方向を向いてしまうベクトルを、共有するビジョンが束ね、方向が大きくずれたベクトルも、行動や行動のベースにある考え方の背景を理解しながら、
異なる考えや行動に触れながら、個人がコントロールな対象を内省によって変容させていくことで、
高校生の頃に「代数・幾何」で、学んだ「ベクトルの合成」という働きのように、ズレを少しづつ揃えていくのではないかと思っています。
それは、サクサクいかなくても落胆しないし、落胆もさせない。
本来必要な教育を計画的に効果的に行うための設計力を上げていくこと。
これが、来年以降の課題だと心に決めて、お客様の力が最大限に発揮できるようにお手伝いしていきたいと思っています。
今年の選択に間違いはなかったと思える1年になりました。
さて、どう具体化していくは年初恒例のマインドマップではっきりさせてみたいと思っています。
では、皆様よいお年を。
来年も、マイペースで更新していきます。
今年は、組織全体のベクトルを合わせるためのお仕事に、活動を広げた年でした。
チームビルディングの中で、何を大切に考えるかとお尋ねすると、しばしば「チームのベクトルを合わせること」と返答されることがあります。
ベクトルって、現時点から、あるべき姿(ex.ビジョン)に向う矢印みたいなもの。
でも、案外、向う先のあるべき姿って不明確なのに、ベクトルをそろえることが大事って言ってらっしゃるケースがあるように感じています。
管理職向けの研修の中で、部下とのコミュニケーションで大切に考えていることの中で、もの足りなく感じているのは、「部下にチームのビジョンを話す」ということ。
目標設定や目標に対しての進捗の話はしても、このビジョンを話すことを重要視していらっしゃる方が多くいるとは言い切れないのが気になっているのです。
ビジョンを描く力、ビジョンを明文化する力、ビジョンについて語り聞かせる力、そして何よりもビジョンについて対話する力。
中でも、最後の「ビジョンについて対話する」
これなくして、ベクトルはそろわないと痛感する日々です。
ベクトルをそろえると言っても、どういう状態がベクトルがそろった状態なのかというと前提の確認をこれまで熱心にしてきませんでした。
そんな中で、今年はっきりしたのは、
仕事や活動に対する個人の動機や思考の枠組みなどが違う以上は、視点を変え、組織として正しい考えに基づいた行動を全員が取れるようになるには、実に時間がかかるということ。
しかも、完全な状態などない。
個人の動機や固有の思考の枠組みは尊重しながらも、在籍する組織の考えに沿うように視点を変えるには、他者からの内省の支援も必要になることでしょう。
相手を尊重するとは言葉で言うのは簡単だし、「これがこの組織の正解だ!」と言い切るのも簡単。
だけど、それで簡単にベクトルがあった行動ができるかというと、さて・・・。
そもそも共通のビジョンがなければ、バラバラの方向を向いてしまうベクトルを、共有するビジョンが束ね、方向が大きくずれたベクトルも、行動や行動のベースにある考え方の背景を理解しながら、
異なる考えや行動に触れながら、個人がコントロールな対象を内省によって変容させていくことで、
高校生の頃に「代数・幾何」で、学んだ「ベクトルの合成」という働きのように、ズレを少しづつ揃えていくのではないかと思っています。
それは、サクサクいかなくても落胆しないし、落胆もさせない。
本来必要な教育を計画的に効果的に行うための設計力を上げていくこと。
これが、来年以降の課題だと心に決めて、お客様の力が最大限に発揮できるようにお手伝いしていきたいと思っています。
今年の選択に間違いはなかったと思える1年になりました。
さて、どう具体化していくは年初恒例のマインドマップではっきりさせてみたいと思っています。
では、皆様よいお年を。
来年も、マイペースで更新していきます。
キャリアカウンセラー時代に「チームビルディング」よくやりました。新聞紙で建物を創る工程で大事なものは?なんてワークショップしながら大学生達に偉そうなこと言ってました(笑)
ビジョンがあってベクトルに向かっての姿勢を問うことに重点を置いていました。よく例えに出すのはプロのスポーツチームでした。野球、サッカー何をとっても2人以上でチームという定義の中において、依存(あなたがやってよ。あなたが駄目だから・・・)自立(私が頑張ったから、私が駄目だったから・・・)という概念より、自立を実現出来た人が先に見据える事ができる『私たち』という主語。
プロ世界において優勝や維持しているチームは常に全員が『私たち』という主語を持って取組んでいる。
優勝したチームの一員は、常に「私が」という自立の上に、この『私たち』ということを主語とする相互依存の概念を持っている。ヒーローインタビュー聞いてても「皆の力、家族の力、スタッフの力」を本気で言ってますもんね。
人間は利己的だし、最後は個人だけど、どこまでこの相互依存を維持できるか、皆が持てるかで企業の永続的発展が決まると思います。
やばいっ元旦から支離滅裂ですね(笑)
しかも初コメなのに(笑)
今年も何卒宜しくお願いいたします。
はじめましてなのでしょうか?
お正月早々ほろ酔いでの、コメントありがとうございます~。
新聞紙でのチームビルディング、私もどこかでやったことあるような・・・
私は、仕事柄、ドミノを使ったワークショップをやりますが、
観察していると本当に興味深いですね。
私は、体育会バレー部の出身なのですが、
近年のスポーツチームを見ていていいチームだなぁと思ったのは
北京オリンピックの男子陸上100m×4のリレーです。
年代の異なる男子の見事なバトンワークでした。
1分以内にあのような感動ドラマがあるとは、すばらしいです。
私が、やはりチームビルディングの中で物足りないと感じるのは、
対話する力です。
時には反対意見や、言いにくいことを言わなければいけないのに
言わない方が安全という選択をしてしまいがちな現状です。
その言い方や受け止め方がトレーニングされていないことにも問題があるかもしれません。
一部のリーダーの下でしか実現しない
チームビルディングから、
誰もがコントロール可能な行動や思考にフォーカスした
チームが出来上がっていくしくみやしかけを
していくことを心がけて活動していこうと思います。
最近は、facebookが中心になっていますが、
ブログはゆっくり更新していきます。
気楽にお立ち寄りいただければと思います。