Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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禅(ZEN)で旅する金澤と能登(1)〜鈴木大拙館〜

2015-08-16 23:46:12 | マインドフルな日々
8月1日(土)・2日(日)と、金沢で「禅」をキーワードにした企画した旅を開催いたしました。

主には、東京在住の時にお世話になった禅を実践する諸姉諸兄、マインドフルネス心理療法や、
その他東西の哲学を統合した学びをご一緒した仲間・先生方が20名ほど金沢に集合。

日差しが強く、短時間での移動も汗が出る真夏の2日間でした。

世界で10本指に入る美しい駅としておなじみ金沢駅。



メンバーの大半が、ここから旅のスタート:鈴木大拙館へ向います。

鈴木大拙館の詳しくは→コチラ

禅をZENとして世界に広めた仏教哲学者の鈴木大拙は金沢で生まれました。
しかし、地元の人には鈴木大拙が何をした人かはあまりよく知られていないのかもしれません。

そういう私も、
禅やマインドフルネスに関心を持っていなかったら、この故郷の偉人を知らないままだったと思います。

人物を理解するのはこの地元の北国新聞社の本が役に立ちました。

禅 ZEN―鈴木大拙 (時鐘舎新書)
クリエーター情報なし
北國新聞社出版局


振り返ってみると、私は本格的には、この鈴木大拙館ができてから、
かねてから興味のあった禅に興味を持ち始め、十牛図に出会い、そこでの大きな気づきに導かれ、
座禅をするようになったのでした。

今は、鈴木大拙館の年会員なので、もう何度も訪れているのですが、毎回新しい発見があります。
また、過去に学芸員の方にご案内をいただいていたのですが、今回はまた新しく知ることがありました。

それは、この道の正面の写真。



実は、エーリッヒ・フロムのご自宅での撮影だったのですね。



フロムといえば「愛するということ」で知られていますが、偉大な精神分析学者です。

愛するということ
クリエーター情報なし
紀伊國屋書店


私は、心理の世界にはやはり精神分析系の心理学から入っており、
最近は、西洋の心理学に禅が影響を与えていることを断片的に感じておりました。

そして、西洋の精神分析学者と交流があったことも知ってはいたのですが、
まさかこの写真はフロム邸だったとは。

自己の深きところに降りて行く、
そして分析に終始するだけの心理学が嫌いになったこともあったし、
正直、理論なんてどうでもいいやと思ったこともあったっけ。

そんなことを回顧しながら、禅に落ち着く今。
そこには、理論だけでなく実践があって、

自分を取り繕わずに生きること。
自分が心の底からの声にしたがって、自分が善いと思えるとことに力を注ぐこと。

そして、同じことを大事に思う仲間と一緒に旅をしてみて、
今までになかった新しい感じ方がありました。

水鏡の庭、学習空間の金沢漆器の床の間が映すもの。
「何かが映っている時、何かが映っていなかった」というコメントに唸ってしまいました。

参加者がリスペクトする鈴木大拙の世界を表した鈴木大拙館は、
旅のスタート時点で、いきなり参加者の心をわしづかみ。

次の立ち寄り先に向うマイクロバスの出発時間が遅れてしまったのは言うまでもありません。
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