Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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ビッグツリー

2013-06-27 21:50:44 | おすすめBooks
先日、逆説の10ヵ条について本「それでもなお、人を愛しなさい」を紹介したところでした。

その本の巻末の解説を書いているのが、「ビッグツリー」を書かれた佐々木常夫さんです。

【新版】ビッグツリー~自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて~
クリエーター情報なし
WAVE出版


この本を読んだのは、2年近く前になるのですが、最近、周囲に次から次へと問題を抱えながら、責任あるポジションで仕事を続けなければならない方に出会うことが続き、

再び、本棚から取り出して読み返してみたところです。

自閉症の長男と肝臓病をきっかけに数十回の入退院とうつ病から自殺未遂を繰り返された奥様を家族で支えながら、東レの最前線でビジネスマンとして活躍し、

東レ経営研究所の社長を経て、現在はワークライフバランスの推進で、お顔を拝見する機会が増えてきている佐々木さんです。

管理職として、18時には仕事を終え、家事や看護にあたる生活は、ある意味仕事が本当にできる人だから成せた技だと思いますが、

苦難を乗り越える原動力は、やはり家族への愛と仕事への責任や情熱。

そして、ポジティブさ。

その壮絶な会社と家庭生活は、何度読んでもドキドキ・ハラハラします。
本の中で紹介される、ご本人と家族の手紙の率直さには、何度も胸を打たれました。

中でも、奥様の佐々木さんのパーフェクトなまでの奮闘ぶりが返って重荷になっていたという告白は、

うつ病を患う方をを抱える家族のあり方に一石を投じるものと思い、我が家もうつ気質の母との関わりにもハッとさせられる点がありました。

「何も問題ない家なんてない」

特に自閉症の長男の方の子育てには、同じ問題を抱える家族の会が力になったと書かれていますが、本当に同じ問題を抱える人だけではなく、

様々な問題を抱える人が、自己開示をし、専門家のサポートを受けながら、重い荷物を下ろせる場が必要なんだろうなと思います。

女性も働く時代になりました。

男性も、子育てや介護、家族の精神疾患などに向き合う機会が増えることでしょう。

1人で抱えずに、どう乗り切るか。

誰にでも、大なり小なりの似たようなケースが訪れておかしくないと思います。

佐々木さんだからできたとか、違う方法もあるのではという声も読者の中にはあるようですが、
私は、渦中の苦悩は本人とその家族のみぞ知るもので、今のおだやかな生活を祝福するだけです。

何かを参考にするとかそういうんじゃなく、完全に一致することがない、書き手と読み手の文脈の中で、自分の成長につながる何かを感じ取るだけでいいんじゃないかなと思いながら

繰り返し読んでいます。

コメント (2)
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