(イスラエルの攻撃で指導者ナスララ師が殺害されたベイルート近郊の現場【9月30日 ロイター】)
【攻撃範囲を拡大するイスラエル 強気のネタニヤフ首相の理由は】
イスラエルによるヒズボラ指導者殺害で、今後の中東情勢はどうなるのか?
“今後はヒズボラがロケット弾攻撃などを激化させ、イスラエル軍がレバノンへ地上侵攻、戦火が一気に拡大し、イランや米国をも巻き込んだ中東戦争に発展する恐れさえ出てきた”【9月30日 WEDGE】というのがひとつの見方です。
確かにイスラエル・ネタニヤフ首相は“やる気満々”のようです。攻撃範囲をレバノン首都ベイルート、イエメン・フーシ派に拡大し、限定的なレバノン地上侵攻への準備を始めています。
****イスラエル軍が攻撃対象を拡大…レバノン首都ベイルート中心部を攻撃、フーシの攻撃にも報復****
中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラによると、イスラエル軍は29〜30日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点レバノンの首都ベイルート中心部を攻撃した。
中心部への攻撃は、イスラム主義組織ハマスとの戦闘が始まった昨年10月以降で初めて。軍は29日、イエメンの反政府武装勢力フーシに対しても報復攻撃を行い、ヒズボラ以外の武装勢力に攻撃を拡大した。
軍はヒズボラ本部があるベイルート南郊を空爆してきたが、今回の攻撃対象は中心部で、空港と市内を結ぶ交通の要所だ。AFP通信によると、アパートの高層階が無人機で攻撃され、武装組織「パレスチナ解放人民戦線(PFLP)」の幹部3人が殺害された。
イスラエル軍は29日、ヒズボラの軍事施設など約120か所を攻撃したと発表したが、ベイルート中心部への攻撃には触れていない。
レバノン南部ではハマスの現地幹部が殺害された。レバノン保健省によると、29日に105人が死亡、359人が負傷した。中心部の攻撃が本格化すれば、死傷者数の拡大は必至だ。
攻撃対象は周辺国に広がっている。イスラエル軍は29日、イエメン西部ラスイサとホデイダの発電所と港湾施設を空爆した。フーシがヒズボラの後ろ盾のイランから武器・石油の輸送に使う施設を戦闘機など数十機で攻撃した。
アル・ジャジーラによると、少なくとも4人が死亡した。ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師の殺害を受け、フーシが28日、商都テルアビブの空港に向け弾道ミサイルを発射したことへの報復だ。
イスラエルへの攻撃も強まっている。イラクの親イラン民兵組織などでつくる連合体「イラクのイスラム抵抗運動」は29日、イスラエルをミサイルで攻撃した。
米国のバイデン大統領は29日、中東情勢を巡り全面戦争は回避しなければならないとして、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と近く協議する意向を示した。オースティン米国防長官は29日、「様々な不測の事態」に備え、いつでも米軍部隊を増派できるように即応準備を指示した。【9月30日 読売】
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****イスラエル軍、小規模作戦でレバノン侵入か****
米紙ウォールストリート・ジャーナルは30日、複数の情報筋の話として、イスラエル軍の特殊部隊がレバノン南部に侵入し、小規模作戦を実施したと伝えた。地上侵攻に向けた情報収集が目的という。【9月30日 共同】
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ネタニヤフ首相が強気で攻撃を拡大している背景には二つの事情があると指摘されています。
一つは、アメリカ・バイデン政権は停戦とか全面戦争回避とか言ってはいるが、大統領選挙における国内のイスラエル支持派の動きを考えると、結局イスラエルへの武器供与停止といった強い行動には出られないとバイデン政権の足元をみていること。
もう一つは、ネタニヤフ首相自身にとって、戦争継続がどうしても必要だからです。
****〈ためらい捨てたネタニヤフ〉ヒズボラ指導者殺害の一線を越えたイスラエルの思惑と無謀な賭け****
(中略)
ネタニヤフ氏がバイデン大統領を軽んじているのは、大統領の任期が4カ月を切り、すでにレームダック状態にあることが大きい。その背景には2つの思惑がある。1つは米国がイスラエルへの武器支援を止めることができないと高をくくっているからに他ならない。
停戦を拒むネタニヤフ氏に圧力を掛けるため武器の供給を停止すれば、イスラエル支持のユダヤ系や保守系キリスト教徒の怒りを買い、後継候補のハリス副大統領が選挙で不利になってしまう。
ネタニヤフ氏は大統領にこうした決断はできないと踏んでいる。「大統領選挙を人質に取っている」とも言えるだろう。
もう1つは首相にとって戦争続行がどうしても必要だからだ。首相はガザ戦争が終われば、ガザの武装組織ハマスの越境攻撃を防げなかった責任を追及されて辞任せざるを得ない状況。ガザ戦争に終わりが見えたいま、ヒズボラを新たな敵対勢力として戦闘を続けようということだ。
「ヒズボラの背後にはイランの存在があり、戦闘を拡大して米国を引きずり込むことを考えているのではないか。そうなれば、ヒズボラ壊滅ばかりか、宿敵のイランも叩くことが可能。ネタニヤフにとっては権力を維持できて一石三鳥だろう」(ベイルート筋)。(後略)【9月30日 WEDGE】
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この際、ヒズボラだけでなく背後のイランも巻きんでこれをい叩く、戦闘拡大となれば、ぐずぐずしているアメリカもイスラエル支持で動かざるを得ない、戦争継続で権力も維持できる・・・・・ネタニヤフ首相にとっては戦争拡大は一石三鳥、四鳥ともなります。ためらう理由もないかも。
【ヒズボラ 組織的混乱、軍事的損耗が大きく、イランの支援も厳しい状況】
一方の指導者を失ったヒズボラ。こちらは苦しい状況と推測されます。もちろん表だってはイスラエルへの報復を主張しています。
****ヒズボラ副指導者「聖戦は長期化する」 指導者死亡後初めて演説****
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの副指導者、ナイム・カセム師は30日、テレビ演説を行い、「ヒズボラは聖戦を続ける。戦闘は長期にわたるだろう」と語った。
イスラエルがレバノン南部へ地上侵攻を検討していることにも触れ、「我々は(対抗する)準備ができている。イスラエル軍は目的を達成できないだろう」と警告した。
27日にイスラエル軍の空爆で指導者のナスララ師が殺害されてから、ヒズボラ幹部が公式に演説するのは初めて。カセム師はナスララ師について「聖戦の指導者であり、パレスチナの解放を最優先だと考えていた」とたたえ、「我々はパレスチナを支援するため、イスラエルとの対決を続ける」と宣言した。
一方、ナスララ師の後継者については「規定に従い選ぶ」と語った。中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」などによると、後継候補にはカセム師のほか、ナスララ師のいとこのサフィディン師の名前が取り沙汰されている。【9月30日 毎日】
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いつも“中東最強の民兵組織”と言われてはいますが、内情は厳しそう。
27日の空爆のとき、ナスララ師はヒズボラ幹部と会議をおこなっており、イスラエル軍はナスララ師のほか、ヒズボラ幹部ら20人以上の関係者を殺害したと主張しています。
幹部殺害だけでなく、通信機器爆発による組織的ダメージ・混乱もあります。イスラエルの攻撃による兵器の損耗も甚大です。イランからの支援も厳しくなっています。
****組織に内通者か、指導者殺害許したヒズボラ 猛攻受け弱体化****
親イラン民兵組織ヒズボラは、戦闘員らが所持する通信機器の一斉爆発からわずか1週間後に、指導者ナスララ師をイスラエルによる空爆で殺害された。同師の居場所は厳重に隠されてきただけに、今回の攻撃により、敵対勢力による組織への浸透が深いレベルに及んでいることが浮き彫りになっている。
ヒズボラはこれまで指揮官の素早い交代で組織的な危機を乗りこえてきたが、最近はイスラエルの猛攻による消耗が激しく、弱体化が進んでいる。
ロイターはナスララ師殺害の数日前から数時間後にかけてレバノン、イスラエル、イラン、シリアの10人を超える情報源を取材した。イスラエルの攻撃によりヒズボラが受けた損害、とりわけ補給線や指揮系統への打撃について具体的な情報を入手した。特別な配慮が必要な問題だとして、全情報源が匿名を条件に取材に応じた。
イスラエルの動向に詳しいある情報源は今回の攻撃前24時間以内の取材で、イスラエルは20年間にわたってヒズボラ情報の収集に力を入れており、ナスララ師をいつでも攻撃できると述べた。詳細には触れなかったが、イスラエルの情報活動は「卓越している」と胸を張った。
ロイターはナスララ師殺害の数日前から数時間後にかけてレバノン、イスラエル、イラン、シリアの10人を超える情報源を取材した。イスラエルの攻撃によりヒズボラが受けた損害、とりわけ補給線や指揮系統への打撃について具体的な情報を入手した。特別な配慮が必要な問題だとして、全情報源が匿名を条件に取材に応じた。
イスラエルの動向に詳しいある情報源は今回の攻撃前24時間以内の取材で、イスラエルは20年間にわたってヒズボラ情報の収集に力を入れており、ナスララ師をいつでも攻撃できると述べた。詳細には触れなかったが、イスラエルの情報活動は「卓越している」と胸を張った。
イスラエル当局者2人は、イスラエルのネタニヤフ首相と側近の閣僚がヒズボラ司令部に対する攻撃を承認したのは25日だったと明らかにした。
ナスララ師は2006年に起きた前回の大規模な戦闘以降、公の場にほとんど姿を現していなかった。同師の警備体制に詳しい関係者によると、常に警戒を怠らず、動静が外部に漏れないよう厳しい制限が敷かれ、面談する人物の範囲も非常に限られていた。この関係者は、ナスララ師暗殺はイスラエル内通者が潜入していたことを示していると述べた。
9月17日の通信機器一斉爆発以来、ナスララ師は一層慎重になり、イスラエルによる暗殺を懸念していたと、ヒズボラの内部事情に詳しい治安関係者が1週間前にロイターに語っていた。(中略)
スウェーデン国防大学のマグナス・ランストープ氏は今回の攻撃について「ヒズボラにとって大きな打撃で、情報活動の失敗を示している。ナスララ師が他の指揮官と会議に入っているという情報がもれ、一気に襲撃された」と指摘した。
イスラエル軍によると、ナスララ師を含め今年ヒズボラの最高幹部9人中8人を殺害し、そのほとんどが過去1週間に実行された。この中には精鋭部隊「ラドワン部隊」の隊長も含まれる。
イスラエル軍のショシャニ報道官は28日の会見で、ナスララ師や他の指導者が集まっていることを「リアルタイム」で把握していたと述べたが、情報の入手方法には触れなかった。
また、イスラエルのハツェリム空軍基地の司令官であるレビン准将は「この作戦は入り組んでおり、練り上げるのに長い期間をかけている」と述べた。
<大損害>
ヒズボラは指揮官の差し替え素早く、ナスララ師の従兄弟のサフィエディン師が後継者と目されている。欧州の外交筋はヒズボラの指揮体制の特徴について「1人が殺害されても次の指導者が現れる」と述べた。
米国とイスラエルの推定によると、ヒズボラは最近の事態緊迫化前の時点で戦闘員が約4万人に上っていた。豊富な武器備蓄を持ち、イスラエル国境付近に広大なトンネル網も築いている。1982年にレバノンで設立されたシーア派の民兵組織であり、イランが支援する反イスラエル勢力の中で最強とされる。
イランから数年にわたり支援を受け、米国の推定によれば計15万のロケット弾、ミサイル、ドローンを保有。イスラエルの推計によると、保有武器の規模は2006年の10倍に達している。
しかしこの10日間で物的にも心理的にも弱体化が進んでいる。
イスラエルの最近の攻勢によるヒズボラの武器備蓄の被害状況について具体的な推計はほとんどない。中東のある西側外交筋は今月27日のイスラエルによる攻撃前に、ヒズボラは最近ミサイル能力の20−25%を失ったと述べたが、推計の基になる資料等は示さなかった。
イスラエルの治安当局者は、ヒズボラのミサイル備蓄の「かなりの部分」が破壊されたと述べたが、具体的な内容には触れなかった。
<イランの関与>
ナスララ師への攻撃前にイランの情報筋3人がロイターに対し、イランがヒズボラにミサイルを追加で送る計画を立てていると明らかにしていた。
初出のイラン情報筋は、提供される予定の武器にはイランの短距離ミサイル「ゼルザル」の他に中距離弾道ミサイル、精度を高めた改良型「ファテフ110」が含まれていることを明らかにしていた。(中略)
イランの2人の情報筋は、イランはヒズボラに軍事支援を提供する方針ではあるものの、ヒズボラとイスラエルの対立に直接関与することには消極的だと述べた。
シリアの軍情報機関の幹部によると、ヒズボラは先週のイスラエルによる攻撃で破壊されたミサイルやドローン、ミサイル部品の補充が必要となっている可能性がある。
これまでイランからの物資は空路や海路でヒズボラに届いていた。しかしレバノン運輸省の関係者によると、イスラエルがベイルート空港の航空管制に対し、イラン機が着陸した場合には武力を行使すると警告したため、同省は28日、イラン機にレバノンの空域に入らないよう通知した。このイラン機の積み荷は不明だという。
イランの治安当局者はミサイルや部品、ドローンを輸送する最も良いルートはイラクとシリアを経由する陸路であり、両国の同盟勢力の支援もあると語っていた。
しかし、シリア軍関係者によると、イスラエルのドローンによる監視やトラックを狙った攻撃のため、このルートは危険になっている。ロイターは6月、イスラエルはヒズボラの弱体化を狙い、今年に入ってシリアでの武器庫や補給路への攻撃を強化していると報じていた。【9月30日 ロイター】
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【戦争に巻きこまれたくないイラン イスラエルへの報復の手段は限られている 何もしない訳ではないが】
後ろ盾イランも公式にはヒズボラ支援を主張しています。
****イラン最高指導者「ヒズボラ支援はイスラム教徒の義務」と声明****
イスラエル軍がイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者、ナスララ師を殺害したと発表したことを受け、後ろ盾であるイラン最高指導者のハメネイ師は28日の声明で、「(中東)地域のあらゆる(イスラエルへの)抵抗勢力は、ヒズボラを支援する。地域の運命は抵抗勢力とヒズボラによって決まる」と述べた。イランメディアが報じた。
イスラエルの周辺国には親イラン武装組織が展開しており、今後、イスラエルに対する攻撃を強める可能性がある。
(中略)さらに「ヒズボラに寄り添い、手段を選ばず支援することはイスラム教徒の義務だ」とも呼びかけた。声明では、ナスララ師の生死や、イランが報復するかどうかについては触れなかった。【9月28日 毎日】
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しかし、“イランがイスラエルに報復できる手段は限られている”というのが実情のようです。
****イランがイスラエルに報復できる手段は限られているが「何もしないという意味ではない」****
<ハマスやヒズボラ、ホーシー派などの代理勢力を攻撃し、その指導者を数多く殺害したイスラエルに対し、元締めのイランは「報復」を誓う>
レバノンのイスラム教過激派勢力ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララを殺害したというイスラエルが発表したとき、イランの最高指導者アリ・ハメネイは、イランとその代理勢力はヒズボラ側に立つと述べた。 だが専門家に言わせれば、イランがイスラエルに報復できる手段は限られているという。(中略)
イランの最高指導者ハメネイは、ナスララの死後初の声明で、あえてナスララの名前には触れず、「この地域のすべての抵抗勢力はヒズボラを支持し、ヒズボラとともに立ち上がる」と述べた。
弱い報復は効果なし
イスラム革命防衛隊(IRGC)のアッバス・ニルフォロウシャン准将もイスラエル軍のベイルートへの攻撃で死亡した、とイランのメディアは報じている。ハメネイはイラン国内の安全な場所に移された、とイラン当局者はロイター通信に語っている。
ベルリンのシンクタンク、ドイツ国際安全保障問題研究所のハミドレザ・アジジ研究員は、今年7月にイランの首都テヘランで殺害されたハマスの指導者イスマイル・ハニヤの復讐を誓った後、イランにとって次の動きは難しいものになっている、と述べた。
「イランは、戦争に突入することなく、イスラエルがイランの利益を損なうのを阻止するために断固たる対応を示すというやり方を考えていたが、ヒズボラに起こったことを考えると、それはもう通用しないようだ」
イランは4月にイスラエルがシリアの首都ダマスカスにあるイラン領事館を空爆したときも復讐を誓い、イスラエルにミサイル攻撃や無人機攻撃を行ったが、その程度では抑止力にはならなかった、とアシジは付け加えた。
「それ以上の動きは戦争の引き金になりかねないということがイランにとってのジレンマとなっている。それがハニヤ暗殺に対する報復で何もできなかった理由であり、そもそもイスラエルに対する抑止の確立は遅きに失したようだ」。
「これは、イランが何もしないかもしれないという意味ではない。現時点ではどんな動きも、以前よりもエスカレートする危険性があるという意味だ」。
イランにとっての選択肢のひとつは戦争を始めることだが、それはイスラエルによる大規模な反撃を引き起こすだろう。国際的な取り組みでガザやレバノンの紛争が収まるのを期待すればいいのだが、戦闘の勢いは衰えそうもない。
イランが、イエメンの反政府武装勢力ホーシー派やシリアに駐留する民兵組織など、自らの代理勢力の残存戦力を動員しようとする可能性もあるが、ナスララの死後、ここには「指揮能力の不在」という深刻な問題がある、とアジジは言う。(中略)
シリアもイラン離れの可能性
イランはイスラエルやその同盟国との緊張をエスカレートさせることにほとんど関心がなく、最後に残ったわずかな抑止力も、自己保存を優先するうちに失ってしまう可能性がある、とイスラエルの元情報将校アビ・メラメドは主張する。
ヒズボラはアサド政権の主要な支持勢力であることから、27日の攻撃の影響はシリアにも及ぶだろう、とメラメドは言う。
「シリアの独裁者、アサドの立場は、反政府勢力に対してますます弱くなる可能性がある。アサドはイランの影響下から距離を置き、イランの野望を抑えようとする他のアラブ諸国との緊密な関係を模索するようになるかもしれない」【9月30日 Newsweek】
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イスラエル・ネタニヤフ首相は“やる気満々”、ヒズボラは組織的・軍事的に弱体化して足元がふらついている状態、アメリカ・バイデン政権は結局イスラエル支援を止められない、イランのヒズボラ支援は限られてくる・・・今後戦闘が拡大した場合、もちろんヒズボラ側の一定の抵抗はあっても、イスラエルのワンサイドゲームになりそうな状況です。