あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

2本のトロンボーンの共演アルバム

2016-02-06 | JAZZ
ジャズ・トロンボーン奏者の共演は余り多くなく、その中でもJ.J.ジョンソンとカイ・ウインディングのコンビが有名ですが、ここではカーティス・フラーとスライド・ハンプトンの共演した1枚を取り上げました。
「TWO BONES」 GXF 3064
  
1. FUSS BUDGET
2. OATMEAL COOKIE
3. DA-BABY
4. PAJAMA TOPS
5. SLIDE’S RIDE
6. LOQUACIOUS LADY
7. MEAN JEAN
CURTIS FULLER(tb) SLIDE HAMPTON(tb) SONNY CLARK(p)
GEORGE TUCKER(b) AL HAREWOOD(ds)
録音 1958年1月22日
これは当時、キングレコードが世界に先駆けてLPの形で発売した1枚で、曲はコルトレーンのブルー・トレーンに似たファンファーレのような出だしで始まります。
2トロンボーンとピアノが左、ベースとドラムスが右に位置したステレオ録音ながら、完全なセパレートとはならず、好ましいバランスです。
2人の聞き分けについては、スライド・ハンプトンの解放的な音色に比べ、カーティス・フラーは、少し線が細く、内に篭った感じの音のため、同じ方向から聞こえる音でも2人を比較することは容易です。
このレコードには、全曲に渡りソロ・オーダーが記載された親切な解説書が付いています。

バックを務めるリズム陣がまた強力です。
ソニー・クラークの紡ぎだすシングル・トーンは、自身のリーダーアルバム同様、リラックスした雰囲気の中で好演しており、またベースとドラムスの2人は、ホレス・パーランの「アス・スリー」の時と同じく、しっかりしたサポートで盛り立てています。

そして、冒頭に記載したJ&K
こちらはクリード・テイラーがプロデュースを担当し、豪華メンバーを揃えたインパルス・レーベルの輝かしい1番目のアルバムで、非常に洗練された演奏が展開されています。
「THE GREAT KAI & J.J.」 IMPULSE A-1


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする