あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

ハン・ベニンクのソロ・ライブ

2014-08-30 | JAZZ
都内のレコード店が企画した、ハン・ベニンク(ds)のミニ・ライブに行ってきました。

ハン・ベニンク (HAN BENNINK / 1942年4月17日 - ) オランダ、ザーンダム生まれ

自国は勿論のこと、世界中で極めて重要なジャズ・ドラマーの一人として知られ、且つフリー・ミュージックのパフォーマーです。
少年時代からドラムス、クラリネットを習い始め、60年代初期はヨーロッパを訪れた米国の著名なジャズ・ミュージシャン達のサイドマンを務めています。
62年に同国のミシャ・メンゲルベルク(p)と出会い、カルテットを結成、64年にエリック・ドルフィーの「ラスト・デイト」セッションに参加。

ライブに出かける前に、彼のソロ・アルバムを聴いてみました。
レコードのジャケットも自らが描いたものです。
「SOLO / HAN BENNINK」 ICP 011
   
録音 1971年 - 1972年

扱っている楽器(?)は、スネア・ドラムの他に、色々な打楽器(木魚もあります)、弓鋸を弓で弾くSAW、トランペット、トロンボーン、それに自らのヴォイスなどなど・・・

今日の昼間、この時にしか聴けない「音の饗宴」を大きい音で楽しみました。


そして夕方、レコードでは聴けない(見れない)パフォーマンスを求めて会場へ・・・
店の階段の壁には、ハンさんが書いた絵が多く並んでいましたが、その内の1枚です。
この売り場の先が、今日の舞台です。
ハンさんは、ドラムのセッティングの間、陽気に口笛を吹いていました。
   

聴衆は凡そ40人で、ほぼ定刻通りの19時30分、
ハンさんが椅子に座るや否や、スティックでドラムに向かって「バン!」と強烈な一撃、そして「Sorry」と一言で、会場がドッと湧き、演奏が始まりました。
最初はスティックで大胆に、次にブラシに持ち替えて繊細に・・・
スネア・ドラムだけでスゥイングし、身体が揺れてきます・・・
とてもいい感じ・・・
    

更にはドラムの上に布を掛けて、パタパタと・・・
その後、床に座って床をパチパチ叩いたあとで、白いヘルメットの上からもパチパチ、自らハミングし歌いながら、ニッパー(犬)にもご挨拶、
   

最後はニッパーをドラムの上に載せてのパフォーマンス・・・
ここまで凡そ20分、叩きっぱなしのハンさんは、やはりスゴイ!
   

帰りにミシャ・メンゲルベルクとハン・ベニンクのデュオ・アルバム(CD)を購入し、サインを頂きました。
「MI HA」 ICP 031 (録音 1997年)
  

「生ハン」さんの演奏を間近で拝見し、とても満足の一夜でした。


我が富樫雅彦にもパーカッションだけのソロ・アルバムがありますので、紹介します。
これは「RINGS FOR MYSELF」(録音75年11月)に続く2作目で、録音も良く演奏内容も充実しています。
「THE FACE OF PERCUSSIN」 パドルホイール K28P - 6050
  
録音 1980年8月

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする