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ベイズン・ストリート・イーストのレイ・ブライアント

2014-08-21 | JAZZ
レイ・ブライアント・トリオのニューヨークのクラブでのライブ盤です。
元来、ブルースやゴスペル系のタッチが得意なブライアントが、ライブとあって、ジャズ・スタンダードからゴスペル調の自身のオリジナル、それにボブ・ディランの「風に吹かれて」まで、幅広いレパートリーを演奏しているご機嫌なアルバムです。

「RAY BRYANT LIVE AT BASIN STREET EAST」 SUE RECORDS STLP 1019
  
 1. WHAT IS THIS CALLED LOVE
 2. C-JAM BLUES
 3. SISTER SUZIE
 4. THIS IS ALL I ASK
 5. LOVE FOR SALE
 6. BLOWIN’ IN THE WIND
 7. SATIN DOLL
 8. DAYS OF WINE AND ROSES
 9. BLUE AZURTE
10. ALL THE YOUNG LADIES
RAY BRYANT(p) JIMMY ROWSER(b) EN RILEY(ds)  録音 1963年

全10曲の中で、いくつかピック・アップしてみると、エリントン作曲のCジャム・ブルースは、何度もレコーディングしているお得意の曲ですが、61年にCBSレーベルに吹き込んだ「コン・アルマ/CON ALMA」の演奏に似た展開がなされています。
3曲目の自身のオリジナル(シスター・スージー)は、別のタイトルで有名な「リトル・スージー」に良く似ています。
スタンダードの「酒とバラの日々」は、62年の映画の主題歌です。
「風に吹かれて」は、ディランのセカンド・アルバム「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」に収録され、シングル・カットされた楽曲ですが、63年に発売され、この時ちょうど大ヒットしていたことから取り上げられたものと思われます。(アドリブは1コーラスだけで、メロディーを繰り返し弾いています)

大半の曲は4分前後で、非常にリラックスした演奏が展開されており、会場の残響を上手く利用したライブの雰囲気がタップリ味わえる録音となっています。

因みにこの「スー」というレーベル、
R&B系の会社で、1957年に2人の黒人により設立されましたが、63年には活動を停止しています。

コメント
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