掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

「夢庵」さん来広

2007-02-22 23:00:54 | 出来事
先日2月21日水曜日・京都の居酒屋「夢庵むうあん」さん(我がブログがリンクをしている)のマスター坂本さんがいらっしゃいました。
この度は、私が1月に京都のお店にお伺いした時、坂本さんが「竹鶴さんの蔵見学がしたい」との言われたので、「ではご案内しますよ~」という事でこの運びに成ったという訳です。
坂本さんは、午前10:30頃に、新幹線と在来線を利用し西条に到着され西条の酒蔵をぶらぶら見て歩かれ、その後11時頃に当店にお出でに成りました。その後目的の竹鶴にお連れしました。

(上写真向かって左:夢庵の坂本さん)

先ずは麹室に行き、蓋に盛って有る麹米を“ささら”の様な道具で布に落とし、その布を担いで麹室から運び出し(出麹)仕込に備える作業を拝見しました。(下写真:出麹)(前後しますが、帰る前に同じ麹室で石川杜氏自らの蓋を振る作業・切返し作業を拝見しました。)

(出麹後、仕込を待つ福岡山田錦50%の麹(生もと吟醸純米に使用される麹米)

その後仕込蔵に行って醪を拝見。
「添(そえ)=初添え」仕込にいきなり大きな仕込タンクに入れずに、醪中酵母の優位性を高める為、酒母を造る時のタンクより一回り大きい位の、小さめなタンクでの「添」仕込みされた醪も拝見させて頂きました。その醪は見学後すぐ、大きな仕込タンクに移されました。その後中添・留添と三段で仕込まれます。(ちなみに、いきなり最初から大きな仕込タンクで「添」を行う方法を“すっぽん仕込”と言うそうです。)

(小さめのタンクで仕込まれた「初添えの醪」)

その後、もと室へ。前回ブログ書いたように「もと」をスプーンですくって頂きました。そこで、もと室前で「生もと」や酒造りに対する石川杜氏の気持ちをしっかり伺いました。(長くなるのでまた次回ブログに書きます。一番最初の写真がその時風景です。)勿論別室でテースティングも・・・。「夢庵」坂本さんも色んな質問をされながら一生懸命興味深く聞いておられました。
その後、西条に帰り「亀齢酒造」にご案内し、西垣杜氏や営業の上○さんに、丁寧に蔵内の説明や麹の話を中心に、熱い思い入れを聞かせて頂きました。

その後、広島市内の燗酒推進委員会・小○教官の店「いぶしぎん」と、いつもお世話に成っている相○氏の居る「ちょこっと屋」さんをはしごした後、その日のPM23:25深夜の京都行きの高速バスでお帰りに成りました。(明日の仕事の関係の為)
濃い一日でしたが私も興味深い話も聞け、いい思いをさせて頂きました。他の蔵も早く行きたいのですが、時間を作って伺おうと思っています。坂本様お疲れ様でした。また京都に行った時は守りをしてくださいね・・・・。



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2 コメント

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Unknown (maru)
2007-02-23 19:28:43
いつもながら、丁寧な酒蔵記事、素晴らしいですね。
夢庵さんも心強いガイドで、さぞ楽しんで帰られたことでしょうね。さすが、KS観光!
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Unknown (kakei-saketen→maruさん)
2007-02-24 10:13:48
「<太><色:#ff0000>か</色><色:#0000ff></色></太>けい<太><色:#0000ff>さ</色></太>け店」またの名を<色:#ff0000>K</色><色:#0000ff>S</色>観光{バス}{超びっくり}
今回はmaruさんとご一緒した時の様に「観光日程表」は作っていませんでしたが、順調に予定通りご案内が出来ました。また機会が有ればKS観光をご利用下さい。って何屋なんじゃ~{超びっくり}
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