掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

竹鶴酒造 蔵見学ツアー

2013-03-19 13:57:45 | 出来事
3月も半ばを過ぎ日本酒の酒蔵では、この季節※甑倒しを迎える蔵元さんの便りが聞かれる季節となりました。
※甑倒し:甑とは米を蒸す道具ですが、もう今期の仕込を終える為、蒸の作業は終わり「甑を倒す」という事でこうよばれます。

そんな中、先日隣町の竹原市にある蔵元「竹鶴酒造」に、お取引頂いている地元西条の飲食店関係者様6名・他のエリアからも飲食店関係者様1名と、一般のお客様8名と我々夫婦2名の総勢17名で行って参りました。

竹鶴酒造さんには、今年1月初旬に蔵見学にお伺いし、生もとの「もと摺り」作業もさせて頂きましたが、今回は「甑倒し」後という事で、蒸米の作業や麹造りやもと造りなど終了しており、今回見学出来るさせて頂ける作業は、醪や搾りといったものでした。上写真は、薮田式自動醪搾機で、お酒を搾った後粕を剥ぎ取っている様子です。蔵人のM君のセクシーなヒップが真中に写っています(笑)。
【剥ぎ取られた酒粕】今回は、竹鶴酒造さんの蔵見学に初めての方も数名いらっしゃり、石川杜氏が初めての見学者に合わせて、丁寧に蔵の作業・方針・自分自身の酒に対する気持ちなどを含めご説明下さいました。

甑・洗米・放冷機が並ぶエリア説明して頂いた後、一同は麹室に・・・・・皆さん熱心に耳を傾けられておりました。

続いて二階に在る洗い場に・・・・
洗い場では、酒造りの時に使われる道具全般や布などがここで洗われ、そこに干されます。丁度純米大吟醸の袋吊りに使われた酒袋が干してありました。
酒袋には殺菌・防腐効果のある柿渋で染められていて、ご覧のような濃い茶色の色調をしています。さらに柿渋で染められた布製の酒袋は強度も出て、破れにくくもなるとの説明もされておられました。

そして同じ、二階のモト場に・・・・・しかしながらご覧の通り、この時期もうモトは在りませんこの広いモト場で、もと摺りも行われます。今さら言うほどでは有りませんが、床には酒袋同様柿渋が塗られています。
ここでも麹蓋同様、もと摺り用の半切りの大きさにも意味が有る事などなど、中々聞けそうで聞けない貴重なお話を皆様に分かり易く説明をされておられました。



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2 コメント

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Unknown (のん)
2013-03-20 22:48:10
とっても楽しかったです。
ありがとうございました。
「5感」をフル活動できました。
 *「見る」酒蔵の中。道具。お酒の色。
 *「聞く」杜氏さんのお話。醪の音。
 *「嗅ぐ」蔵とお酒の香り
 *「味合う」利き酒。2次会の串揚げ。ねぎ。
 *「触る」木の樽。貯蔵タンク。
日本人に生まれて ホント良かったです。

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Unknown (掛井酒店⇒のん様)
2013-03-23 13:42:01
今回の蔵見学、楽しんで頂けたようでよかったです。

蔵には色々な魅力が沢山あり、おっしゃる通り五感をフル活用しながら見学すると、楽しい体験が出来ますね・・・。

次回は、甑倒し前にご一緒出来るといいですね。
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