まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

出雲大社に詣でて

2013年11月25日 | Weblog
またまた、出雲ネタで恐縮ですが。

表題は。

皇后陛下が、平成15年に参詣されたときの御歌。

 国譲り 祀られましし 大神の

  奇しき御業(みわざ)を 忍びて止まず

の冒頭にお書きになられている言葉で。

それにしても、この御歌(ぎょか)はすごいね。

伊勢神宮との関係やら、大和朝廷とのなにがしが、などの感懐を。

この、みそひと文字で、すべて包み込むような。

言葉には、境涯があわられざるをえず、なんて話になると、やっぱり。

ひのものとには、ある種、独特な空気が流れている。

なんて、言いたくなってしまいます。

これ、大社で、御朱印をいただいたときの袋に印刷されていたものなんです。

そういえば、出雲の旅へ同行予定だった、不動産屋の大将から、餞別をね。

いただいていて。

午の土鈴を買ってきて、という言付けとともに、だったんだけど。

よくよく考えてみれば、彼、この旅への餞別だったんだろうな。

と気づき、僕がもらったと勘違いしていたよ。

なので、12月に、忘年会をかねて、この旅の反省会をするので。

そのときの足し前にしようか、とね、考えているのです。

皇后陛下の御歌のあとでは、たわいない話題に見えちゃいますが。

その実、そうとも言えなくてね。

縁結び、というけれど、いろんなご縁の結びかたはあるわけで。

現地に旅をしなくても、森の石松が金比羅山へ、次郎長の代参をしたように。

彼にとっての森の石松になりかわり、土鈴を買い求め。

もう一人、鰹節屋の大将には、娘さんふたりの良縁を、ということで。

縁結びのグッズを買い求め。

なかなか、出雲の旅は、そう言う意味でも、忙しかったわけだ。

かたじけなさになみだこぼるる、というのは、お伊勢さんだけど。

かたや、出雲は、群言堂の「登美」さんのような。

とても、自然体で、暮らしのなかに根を張った、というのか。

ごく当たり前のことを、当たり前にしている、という今では。

とても難しいことなんだけど、そんな感じです。

天下国家より暮らしが好きなの、という、勇ましい方々は、目を三角にされそうな。

そんな感想が湧いてくる、出雲の旅で。

今、彭湃として、しかし、ひそやかに日本の各地でおこりつつあることの原型を、どうやら、かの地で。

見せていただいたような、ね、そんな気分です。

出雲と伊勢が、陰陽とは、うまく言ったもので。

この日本列島のバランサーとして、いいね!ですかね。

さて、本日は、個人ミーティングで、一日、この部屋に缶詰状態です。

サバの味噌煮なんかも、缶詰になると、いい味になるようだから。

そんな一日になるのでしょう。



コメント
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