まわりで起こっていること

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還暦は本卦帰りとも言うらしい

2013年01月29日 | Weblog
本卦というと、いかにも、もっともらしく聞こえるけど。

単に、自分の生まれた年の干支に帰る、とでもいう意味だと。

ウィキペディアには、そう書いてある。

そうなんです。

今日、1月29日で、還暦ということになるのです。

この「還暦」と言う言葉は、それなりのインパクトを与えるようで。

還暦を迎えます、というと。

一瞬、ウッ、という間があくんだね。

もうそんな年になったのですか、というものなのか。

そんな年には見えません、とでもいうのか。

いずれにしても、この何十年かで、寿命も伸び、高齢者が増えているのだけど。

心の奥の方では、昔ながらの、還暦、という感覚だけは残っている。

とでもいえばいいのか。

ま、そんな理屈はどうでもいいんだけど。

とにかく、還暦、60歳なのです。

思えば遠くへ来たもんだ、と中原中也をまねてね。

いや、武田鉄矢の海援隊の唄だったか。

ラッキーとか運がいいとか、そんな気持ちで。

感謝です。

この年になっていなければ、気がつかないことはたくさんあるので。

それだけでも、ラッキーです。

前にも書いたけど、本屋さんをぶらぶらしていて。

こういう本に、みんなだまされちゃうんだな。

と慨嘆したりするんだけど、だれしも、自分で経験・体験しないかぎり。

とてもじゃないけど、納得できないし。

こちらがだまされている、と思っても、本人さんは、それが、大正解なのかもしれず。

わかりません。

還暦の赤いちゃんちゃんこは、産着の、魔除けの赤にも通じるそうで。

新しく生き始める、とでもいいましょうか。

商の湯王にならって、日に新たに、日々に新たに、ということですね。

さらに、浜松の設備工事会社、日管のなくなった三輪社長さんがおっしゃっていた。

その出典は、長府製作所だったか、そこの社長さんだったようだけど。

今までたくさん失敗してきたことを、これから生かすんだから、楽しみでしょうがない、というような考え方ですね。

情けなき数々、恥ずかしき数々のことごとが、この先、珠玉のようなね。

光り輝く宝物になっていくのを、眺めることができるというわけです。

one piece、ひとつらなりの宝物、ということですね。

季節で言えば、厳寒の冬がすぎ、つまり、すべてが凍り付くような、だけど、土のなかでじっくりと春の準備をし。

芽がふき、花が咲き、緑もえる若さの夏をすぎ。

それが果実となる、収穫の秋とでもいいましょうか。

そして、それは、やがて枯れて行くのだけれど、決して、腐乱していくのではなく。

天と地の循環に帰って行く、というね。

ま、壮大な生命の源とつながっていくわけで。

まさに、本卦へ帰って行く、とでもいいましょうか。

と、還暦を迎える朝、こんなブログを書いているのです。

コメント
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