星に願いを

　　　　　　　　　　　　あしたは七夕


「キョコたんといつまでも仲良くいられますように（キャハ）」
「阪神が優勝しますように」
「ぼくは、名前がほしいニャア」

　明日は七夕ですね。台風３号が近づいていますが、年に一度の織り姫と彦星の逢瀬。どうか晴れてほしいものです。
ここ何年も七夕のお飾りなんかしたことないので、笹の絵が変になってしまいました。何か、枯れてるよ。三人三様のお願いをしとりますが、わたしが今ほしいものは、「ほうき」です。できれば、昔ながらの素材と製法で作ったやつがいいなあ。
何でこんなもんが欲しくなったかというと、江國香織さんの「とるにたらないものもの」というエッセイ集の中に、『箒と塵取り』というのがあったんです。

　考えてみれば、私は掃除機が嫌いだった。重いし、騒々しいし、うしろのスピーカーみたいなところから、埃くさい空気が出でる。…「小回りのきく設計」でも限界があるし…コードがじゃまだし、ワンタッチで収納できるコードはしばしば手足にぶつかって痛い。…
ところが、箒と塵取り！
私は絶賛してやまない。たたずまいが可憐だし、シンプルで機能的で清潔でしずかだ。…掃除機だと部屋全体を掃除しなくてはいけないような気持ちにどういうわけかなるのだが、箒なら目についた埃や葉っぱ…だけをぱっぱっと取ることもできる。

これを読んだ時、「そうそう、掃除機ってそうやねん」と思わず頷いてしまいました。便利なことは否定しませんし、嫌いとまでは言いませんが、たしかにこういう鬱陶しさはありますよね。それで、何となく掃除が億劫になってしまうことも多いのでは。
何より、目からウロコだったのは、箒なら目についた埃だけ取れるというところ。気になる埃はあるんだけど、まだ部屋全体を掃除するほどじゃない、という時に融通がききますね。
私の部屋には小さなナイロンの箒とちりとりのセットがあるので、早速それで目についた埃を取ってみました。その時に、「どうせなら、素材のいい箒でザッとはいたら気持ちいいだろうなあ」と思ってしまいました。畳がまだ新しいので、感触が良さそう。
というわけで、今ほしいものは、ほうきなんです。


　昨夜の阪神―横浜戦は雨天コールドになってしまいました。２―１という僅差で、ようやく門倉をとらえ始めたかなぁーというところだっただけに、残念です　グランド整備の阪神園芸さんが、雨脚が弱まってくるとすかさず水がたまっているところへ土をまいたりして、奮闘して下さいましたが、無情にもまた雨が強くなって…（内野グランドだけでも、ウィンブルドンのコートカバーみたいなの作るわけにはいかないんだろーか）
最近、試合数が多くなっているせいか、以前なら即中止になるような天気でも強行することが多いように思います。ファンとしては、試合が流れないのは嬉しいんですが、雨の中でやっている選手を見ていると、プレイしにくいだろうし、カゼやケガのもとにならないかと心配になります。
アウトドアのスポーツなんだから、雨が降れば中止というのも、それはそれで風情があってよろしいんじゃないでしょーか
ちなみに、今日のサンテレビの見出しは、「猛虎打線は早くも梅雨明け宣言…！？　虎党歓喜」と、もうまるで勝ったようです（笑）。このとおりの試合展開になることを祈りましょう