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大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

ご無沙汰してます

2017-01-31 21:04:42 | 体で覚えるシリーズ


 またまたご無沙汰で申し訳ありません m(__)m
変わらぬアクセス、感謝です (^人^)
久しぶりでいきなりですが、この記事は飲食注意です

母の電波系はやはり眠剤の副作用だったようで、その後は正常モードが続いています。
リハビリも順調で、短時間ならベッドの上や車椅子に座れるようになったり、ごはんも少しずつ食べられるようになってきました(現在、病院でやっていたのと同じ、鼻から通したチューブで栄養液を直接胃に送り込むのと、介護食を経口摂取するのを併用しています)。
インプットが多くなると、当然アウトプットも生じます。
しかも、母はそういうの神経質な方なので、「出かかってる~」という状態でわたしたちを呼びます。
「あ、頭がのぞいてる」「体横向きにして」「お母さん、柵を握っていきばって」なんてことになるおむつ交換は、さながら出産のよう

今回は、介護というとまず思い浮かぶおむつ交換のコツみたいなものを。

 

ねたきりの人というのは、腰が上がらないので、特に下履きの脱ぎ着が大変です。
おむつは、はかせるパンツタイプのものより、両脇をテープで留めるタイプの方が使いやすいでしょう。
尿パッドもセットで買って、必ず両方つけて下さい。
汚れが少ない時はパッドだけ換えればいいし、大人の尿ってけっこう量が多いので、しとかないと、布団をはぐると大洪水なんてことになりますよ~ん(←経験済み)

交換する時は、パッドだけの時も、おむつごとの時も、とにかく体を横向きにします。
姿勢の維持が難しい場合は、クッションやバスタオルなどをかませます。
その状態でパッドやおむつを、足の間からひっぱり出します。
便が出ている時は、介護手袋をして、パッドの上にかきだします。
少量なら、その後お尻拭きシートで拭いておきます。
量が多い時は、おむつの上でお尻にお湯をかけます(ペットボトルの蓋に穴をあけてシャワーみたいにすることもできますが、素人は介護グッズを買った方がやりやすいと思います)。おむつがお湯を吸収してくれるので、寝具が濡れなくてすみますが、念のため、あらかじめ腰の下に45リットルゴミ袋を敷いておいた方がいいでしょう。
汚れ物をいったんスーパーのレジ袋などに入れ(手袋も)、きれいに清拭したら、新しいおむつをセット。この間、体はずっと横向きです。
新しいおむつがちゃんと装着されたら仰向けに戻し、両脇をテープでとめます。
パジャマの場合は、ズボンを上げられるところまで上げて、また横向きにします。
股上の部分が全然上がっていないので、引っ張り上げます。
次に、反対側の横向きにして、逆サイドを引っ張り上げます。
めでたく履けたら、仰向けに戻します。

かきだした便は、一度トイレに持っていって、便器に捨てられるだけ捨てて流します。
残りは、ビニール袋の口をきつく縛り、消臭スプレーなどをかけて、ゴミ箱に。
うちは、裏庭に蓋のしまる専用のゴミ箱を置いてありますが、出た便を全てそのままそこに捨ててしまうと、匂いにつられて動物が来ちゃうんですよ

まあ、細かい手順はともかく、寝たきりの人の脱ぎ着は体を横向きにする、というのが一つのコツです。
病院では、体の下にバスタオルを置き、二人が両サイドを持ってハンモックのようにして、コロコロ転がしていました。

母のような小柄で痩せたおばあさんでも、おむつかえは結構体力使います。
腰にもくるので、気をつけてね。
こんな経験をした後で、推理小説を読んでいると、こんなくだりがありました。

登場人物の一人(女性)が、ある必要に迫られて、殺人事件の被害者(男性)の遺体から衣服をはぎとります。
そのままだと、全裸で亡くなっているという不自然さが目をひくので、遺体を浴室に運んで、浴槽につけたというんですね。
わたしは、思わず、心の中で突っ込みを入れました。

「やれるもんならやってみそ

全く自力で動けない人の服を脱がせるだけでも大変なのに、うら若き女性が、自分より体の大きな男性を一人で浴室に運んで浴槽に入れられるもんかい。
絶対、二人いなきゃ無理だって



落ち着いています

2017-01-21 20:14:02 | 体で覚えるシリーズ


 三が日に電波系になってしまった母。おかげさまで、今は落ち着いています。
ああいうことがあると、すぐに思い浮かぶのは認知症ですね。
わたしたちも、進行を止める薬を早く処方して貰った方がいいんじゃないかとか思いました。
でも、眠剤の副作用という可能性もあるようです。

在宅医療クリニックの先生に年頭に起きたことを話すと、退院時に処方されていた眠剤を飲ませて、それでも興奮状態が続くようならと、もう1錠新たに眠剤を処方されました。
でも、既に飲んでいるのもたいがいきつい薬のようで、薬剤師さんが、「これで寝ないの?」とびっくりしてたし、新たに処方された薬は、わたし自身が以前飲んで、自分が恐くなるような行動を取ったことがあるんですねー。
まず、薬剤師さんに、「この薬は、寝間着に着替えて、トイレもすませて、後は布団に入るだけという時に飲んで下さいね。飲んでから動き回ると危ないですよ」と言われた時点で、強い薬なんだなと感じました。
まあ、たしかに寝つきはすごくよくなったんですが、たまたま夜中にトイレに起きた時に、トイレで大声で歌を歌ったり、もっと恐かったのは、夜中にふと目が覚めた時に、なぜか携帯の待ち受けをダウンロードしてるんですねΣ(゚д゚lll)
その時、携帯が2つに見えて、しかも変な光が放射状に出ていたのを覚えています。
で、翌朝目覚めると、歌も携帯も、夢だったのか現実に起きたことなのか、はっきりわからないんですよ。
携帯は待ち受けを見れば確かめられるので、開けて見ると、変わってるよ、待ち受け~
こういう経験があったものですから、これを母に飲ませるのはちょっとためらわれたんです。



妹がネットで調べてみたところ、眠剤で幻覚を見たりすることは実際にあるようです。
最初から口コミ情報を見ると、自分の気持ちにしっくりくるのばかり拾ってしまったり、ネガティブすぎる情報に打ちのめされたりするので、まずは薬の名前で検索して、できるだけ客観的な情報を頭に入れ、その上で、実体験の口コミを見たそうです。
それによると、眠剤はいくつかのグループに分かれ、母が処方された薬はどれも同じグループで、幻覚を見たりすることがあるそうです。
口コミでは、わたしのように携帯の待ち受けをダウンロードしたというのもあったそうだし、母が時々口走ってた、小さな子供が見えるというのも、かなり一般的な症状のようです。

これは推測ですが、病院の大部屋では、夜中に寝られない人がいると他の人が…とかあるので、眠剤で眠らせてしまい、その眠剤の副作用で幻覚見出したりすると、さらに眠剤でリセットして…というのを繰り返してたんじゃないでしょうか。

ネット情報によると、そうやって眠剤漬けになったら、少しずつ量を減らして離脱していかなければならないそうです。
でも、わたしたちはそんなこと知らなかったので、母が家に帰ってきてよく眠っていたので、もう眠剤はいらないよねと、一気に断ち切ってしまいました。
高齢者は、体の中に薬の成分が溜まりやすいというので、そんなのが残っていた間は穏当だったけれど、それがゼロになったのが、ちょうど新年になった頃だったのかもしれません。

そこで、わたしたちは、お医者さんの処方とは違うけれど、出された薬の中で一番母に合っているようで効果の出る薬だけを使うことにしました。飲まさなくても寝ちゃった時は飲ませません。
また、以前かかりつけの先生に出して貰っていて、お守りのようにしていた安定剤があるので、息苦しいとか、そういう訴えの場合は、そちらを飲ませるようにしました(これで、けっこう寝てくれます)。

あとは、日時の感覚がわからなくならないよう、母から見えるところにカレンダーと時計を置き、「今何時だから、○ご飯たべようね」と声をかけたり、「今日は何曜日だから、リハビリの先生がくるよ」などと言うようにしています。

これで、今のところは正常モードが続いています。

正直、親がわけのわからないことを言い出すと、こちらもすごくショックを受けます。妹も、病院で母が初めて電波系モードになってるのを見た日は、泣いて帰ってきました
特に、在宅介護をしようと思ったら、ある程度家族の言うことを聞き分けてくれないと、介護自体が難しくなります。
せっかく帰ってきたのに、どこだかわからない世界へ行かれて、こちらも手に負えなくなって…なんてことになったら悲しいですよね。

わたしたちのやり方がいいのかどうか断言はできませんが、医療のプロではなくても、自分や家族の体なので直感的にわかることというのがあります。
昔読んだ本に、「そっちが医療のプロなら、おれは患者のプロだ」という言葉があったのを覚えていますが、そんな感じ。
先生の指示に素直に従うことも必要ですが、本能的に、「何か、これ、やばい」と感じたら、避けた方がいいこともあるのかも。
高齢者に限らず、自分の体の声をよく聴いて、大切な自分の体を守っていけるといいですね。



クリスマス特集

2016-12-24 21:51:58 | 体で覚えるシリーズ
  

  某駅前のクリスマスイルミ3連チャン。
赤や緑にも変わっていて、全部写したと思ったのですが、なぜかこの3色だけでした


ご近所のクリスマスツリー
   
  
     ↑L               ↑M               ↑S


母が退院した日が冬至だったので、毎年やっているかぼちゃの煮物もゆず湯もぶっとんでしまいました
その後も、最初なので、在宅医療ケアの人が入れ替わり立ち替わりやってきます。
契約やら、説明やら、診療計画やら…

だもんで、クリスマスもいつのまにかぶっとんでいました。
晩ご飯のおかずにコロッケとか買った後で、「そうや、今日はクリスマスイブだったんだ。じゃあ、チキンやん」と思い出しましたが、時既に遅し…
かろうじて、シチューに鶏肉を入れて、よしとしよう
  

 葉の落ちたハナミズキの木にオーナメントを

このクリームシチュー、母も少しだけど飲んでくれたんですよ。
鶏肉、にんじん、じゃがいも、たまねぎ、ブロッコリーをコトコト柔らかくなるまで、煮込み、母の分はさらに小さくつぶしました。
看護師さんが、「固形のものも入れて噛むようにした方がいい」とおっしゃっていたので、「○○が入ってるから、よく噛んでね~」と言いながらお口へ。
母は、「いい味にできている」と言ってくれました\(^_^)/
「これは玉ねぎ?」とか、具材をわかってくれたのも嬉しかったです(玉ねぎが一枚、上あごにくっついちゃいましたが(^^ゞ)
現在は、退院時に病院から無理矢理(?)持たされたチューブ液で栄養をとり、口から食べるのはリハビリ感覚で量にこだわらなくてもいいそうです。


クリスマスキャット(?) 近づくと一匹逃げちゃいました。
   
 


では、皆様、メリークリスマス ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

母帰る

2016-12-21 21:53:12 | 体で覚えるシリーズ


 画像がめっちゃ季節外れですが、母が八十代なので、「傘寿→傘っぽい花→アサガオ」というつながりでお願いします
多分、オーシャンブルーというこの品種、けっこう11月中くらいは咲いているんですよ。

タイトルの通り、母が帰ってきました。
というか、わたしたちが無理矢理連れ帰ったという方が近いかも(^^ゞ
妹もわたしも、母に入院前と同じ…とまではいかなくても、少しでも近い状態になって帰ってきて貰いたいと思っていたのですが、あの病院にいくら入れていてもよくなる気がしませんでした。
毎日病院に通ってたのも、「一日でも目を離すと何をされるかわからない」というようなところがあったからなんです
一番の理由は、救急型病院を退院する直前はミキサー食を食べていたのに、療養型に移った途端、「嚥下(のみこみ)ができない」といわれて、鼻から胃に通したチューブを通して栄養液を胃に直接入れる治療になったこと。
このチューブがまず、わたしたちがいない間にいきなり突っ込まれてびっくり(☆。☆)
先生のお話では、全身の栄養状態が良くなることでのみこむ力も出てくるかもしれないし、点滴が外れて身軽になるので、リハビリもできるようになるということだったので、気を取り直して前向きに取り組んでみる気持ちになったのですが、一か月が過ぎようという頃になっても、漫然と注入が続くだけで、リハビリはちっとも進みません。
主治医の先生は、昭和の大昔タイプで、ちっとも納得のいく説明をしてくれないし、正直、信頼して母を預けておく気になれませんでした。

ちょうどその頃、妹の友人のお母さんが癌で亡くなりました。
そのお宅では、最後にお母さんを家に連れて帰り、「在宅医療ケア」というのを頼んだと教えてくれました。
クリニックから、お医者さんや看護師さんが訪問してくれて、しかも24時間体制(困ったことが起きたら、電話すれば来てくれるそうです)。
同じところに、わたしたちも頼めたので、お願いすることにしました。
ケアマネさんもしっかりした方だし、ちゃんとお医者さん、看護師さんが病院へ来てくれて、主治医の先生から母の状態を聞き、母にも会って、在宅でできるかをチェックしてくれました。
わたしたちも、病院の環境が母に及ぼす影響が心配だったので、「本人が、『家に帰れて嬉しい』と感じられるうちに連れて帰りたい」という思いがあったので、思い切って在宅でやってみることにしました。
もし、「家に連れて帰りたいけれど、普通のヘルパーさんではなく、医療資格を持った人に来て貰わないと無理」と思っている方がいらっしゃったら、一度、地域の在宅医療ケアを調べてみられるといいかもしれません。
もちろん、これまで病院にお任せしていた部分を自分達でやらなければならないところもあるので、大変さはとんとんでしょうね(^^;;
わたしたちも、これからどうなるのか全然わかりませんが とりあえず、家に帰れて母が嬉しそうなのでよしとしよう。

病院で起こったなできごとなどは、また追々聞いて下さいね

更新が滞りまくりですみません。
それでも変わらぬアクセス、いつも感謝しております ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆



返り正月

2016-12-08 21:50:01 | 体で覚えるシリーズ


 その年の干支の物を飾りなおして行く年を惜しむ、吉例「返り正月」です。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、画像は猿ですよ、猿

正直、母の入院で、クリスマスもお正月もぶっとんでしまった感じです
まるで、三人でジェットコースターにのっているよう。
わたしたちこれからどうなるの~? 来年のこと? 鬼が笑うってやつですね

そのジェットコースターの、まずは概略から。
高齢者が救急搬送された場合、

 1 救急型病院に入院する
     ↓
 2 療養型病院に転院する
     ↓
 3 再度転院するか、自宅に連れ帰るか、施設に入所

という経路になることが多いのではないかと思います。
うちは現在、2の時点。

最初の救急型病院は、設備が整っていて近代的なところが多いようです。
救急病院なので、色んな人(病気の人も、ケガの人も、高齢者も、若い人も)が運ばれてくるので、わりと個別の患者対応のきめ細かな看護が期待できます。
ただ、この病院は、基本的に生命の危険が去ると出なければならないようです。
期間は、長くても2か月ぐらい。
療養型の病院に転院する場合は、救急型病院の中に相談室があって、住所地に近いところなどを紹介してくれます。
その中から、患者側が、まあ大体自宅からのアクセスが基準になると思いますが、いくつか選んで候補を絞ります。
後は、主治医が候補となった病院と連絡を取り、退院時の患者の状態と病院側の受け入れ体制がマッチすれば、そこに決まります。
だから、こちらから特定の病院を1つだけ希望することはできないのですが、特に希望する病院があれば、その旨伝えておけば考慮して貰えると思います。
他にも、要介護認定や変更の申請、保険に入っている場合は入院保障の手続など、けっこう色々やることがあるので忙しいですよ

転院先の選択は、アクセスの他に、医療が患者本位に大きく意識改革した頃(患者様とか言い出した頃ですかね)以後にできた病院か、以前にできた病院かも、できればみておいた方がいいかもしれません。
いちがいには言えないので、あくまでも大雑把な目安ですが、意識改革後の病院はスタッフもそういう人達で揃えやすいのに対し、前の病院は、どうしても昭和の昔の高圧的な体質が受け継がれているような気がします。
「しろうとは黙って従え」といわんばかりの主治医、今時6人部屋でプライバシーが保ちにくい病室、似たような症状の人をまとめた部屋単位の看護、衛生面・安全面などに不安等々…

わたしたちは、紹介された病院のホームページを見て、一番リハビリが充実していそうなI病院を選びましたが、比較的新しい病院かどうかもチェックすべきだったかも というのが、現在の感想です。
看護師さんや介護スタッフの方は親切だし、お仕事ぶりを見ていて、「とてもわたしにはできない仕事だなあ」と思います。
それとは別に、次から次から「えーーーーーっっっ」というようなことが起きるんですよ(^^;;

最初は、母が入院してしばらくは交替で毎日顔を見せに行くことにし、母が新しい環境になじんで落ち着いたら一日おきとかにしようと言ってたんですが、色んなことが次々起きるので、結局、9月11日の入院から今日までお見舞い皆勤賞よ

今のところ、皆様の参考になるかもしれないことって、これぐらいでしょうか。
わたしも介護制度や医療について正確な知識があるわけではないので、自分の体験+ケアマネさんや介護経験者に聞いたことをもとに書きました。
わたしの理解が間違っているところもあるかもしれないので、正確なところはご確認下さいね m(__)m

ハロウィーン

2016-10-31 21:57:37 | 体で覚えるシリーズ


 今日はハロウィーンです。
曜日的に、土日の方が盛り上がったようですが、本ちゃんは今日です。

以前は、「日本には定着しないだろう」と思われていたハロウィーンですが、次第に大勢の人が楽しむようになったみたいです。
わたしは今日が誕生日なので、ハロウィーンが盛り上がると、何か嬉しい

画像は、母の病院の最寄り駅前のド○ールのディスプレイです。
まさか、こんな状況で誕生日を迎えようとは想像もしていませんでした。まさに、一寸先は…ですね。
ついこの間まで、わたしたちと一緒に普通に暮らしていたのに、ちょっとカゼをひいたのがきっかけで急転直下
低ナトリウム血症(血液中のナトリウムの濃度が下がる)になって、救急車で搬送されました。
ナトリウムの数値は、普通140ぐらいらしいですが、病院に着いた時は、108まで下がっていました。
110を切ると、点滴などでナトリウムの値は戻っても、体の状態がもとに戻りにくいことがあるそうです。

カゼは万病の元といわれますが、実感
これから寒くなるので、皆様、本当にカゼには気をつけて下さいね。
母の場合は、意識が朦朧とする、ろれつがまわらなくなると、ちょっと脳梗塞かと思うような状態になりました。
知り合いの親御さんは、カゼから脳梗塞になったそうです。
高齢者の方がカゼをひかれた時、ちょっとでも「あれ、カゼにしては様子がおかしいな」と感じたら、すぐお医者さんにみせて下さいね。

母を見ていると、普通に日常生活を送るだけで、いかに色々なことを何気なくやっているかよくわかります。
それを他人が全部代わりにやらなければならないとなると、どんなに大変かも身にしみます。
無意識のうちにすごいことをやってくれている体さんに感謝&大切にしようと思います。



ほっちき 

2016-10-23 20:49:23 | 体で覚えるシリーズ


 M記念病院に入院していた母が、先日、A病院へ転院しました。
色々バタバタしていて、更新が滞ってしまい、申し訳ありませんでしたm(__)m

高齢者の入院は、普通の病気やケガと事情が違うところがあります。
一言で言うなら、

        「安住の地がない


病院というのは、基本的に、そこで治療をしてもそれ以上よくならない状態になると退院させなければならないことになっているようです。
知り合いの話では、点滴や酸素チューブをつけたまま病院を出ることもあるそうです
なので、入院したらもう出た後のことを考えておかなければならない慌ただしさがあります。
出た後のことというのは、おおまかに次の3つになります。

 1 自宅に連れ帰る
 2 別の病院に転院する
 3 施設に入所する

3は費用がかかるので、一般庶民にはなかなか選択しにくいようです。
いずれを選択するにしても、どのような支援をいくらぐらいで受けられるかは、要介護認定の度合いによって変わります。
なので、何を置いても申請を出すことが大事。
認定はお役所仕事なので、めっちゃ時間がかかります(^^ゞ
一番大事なのに、一番時間がかかるので、もう入院したらすぐ申請してもいいくらい。
これまで認定を受けていなかった人は認定の申請、既に受けているけれど、入院によって明らかに要介護度が重くなったと思われる場合は変更の申請です。
認定に時間がかかっても、申請時に遡って給付がおりることもあるようなので、とにかく、申請をお早めに。

転院後の母は、環境が変わったストレスか、声が出なくなったり、食事ができなくなったり(ミキサー食なら看護師さんの介助で食べられるようになっていた)、ちょっとやばいんじゃないかと思ったぐらいです
今はようやく新しい環境になじんできて、少し状態がよくなりました。
本当は、高齢者ほど環境の変化が響くので、一つところで落ち着いて療養させてほしいんですけどね。
こっちも、手続に追われてしんどいっス

こういうことって、自分事にならないとなかなかわかりません。
ブログを見て下さっている皆様の参考になることもあるかもしれませんので、おいおい、「体で覚える高齢者と介護の実際」を紹介していきたいと思います。



さて、現在のA病院ですが、近代的だったM記念病院と違い、何とも昭和レトロなところです(病院も、周囲の環境も)
近くには小さな喫茶店が一つあるだけで、食事をするところもありません。
この喫茶店が、また何とも面白いんですよ。
お店をやっているのは二人の女性。わたしは勝手に、店長さん、ちいママさんと名付けています。
ちょうど鳥取地震のニュースをやっている時、わたしの他に二人のお客さんがいました。
一人は「社長」と呼ばれる恰幅のいい男性。
もう一人は、フラメンコダンサーのような身なりの女性。腰のあたりまで届く黒髪を、大輪の紅薔薇二輪が並んだバレッタでとめ、「カルメ~ン」という雰囲気。
カルメンはちょうど店を出るタイミングだったのですが、外へ出た途端に余震がきたらと思うとこわくて出られません。
店長は、「何言うてんのん、妖怪人間のくせに」
そう言われて見れば、カルメンは妖怪人間ベラに似ているといえないこともありません。
もうわたしはトースト食べながら噴き出しそう。お願いだから、食べてる時に笑かさんといて~
カルメンは、「そやかて、ほっちき、くるやんか」
ちいママはこの「ほっちき」が気になった様子で、「ほっちきて何? どういう意味?」とたたみかけます。
カルメンが、「ほっちきて言わへん?」とか言うばかりで意味を教えてくれないので、ちいママはますます、「だから、ほっちきて何よ~?」
社長がおもむろに解説します。「すぐに、とか、おっつけとかいう意味や」
社長は、自分はこの言葉を使わないけれど、意味は知っているという感じ。
わたしはちいママと同じで初めて聞きました。
謎の言葉、ほっちき。関西弁なのか? 一体、どの地域で使われているんだろう?

新しい病院は、こういうコテコテの町にありましたとさ。