銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

フランス(オルセー美術館)は、なぜ贋作問題に沈黙するか?

2009-11-04 14:57:29 | Weblog
 私はガシェ博士が、ゴッホ作品のニセモノを作ったというイギリス人学者の研究は100%正しいと思います。ガシェ博士側の理由はBSじゃやパンで説明されたものではなった苦ができなかったけれど、(で、二,三日前から別の推理をあげたわけですが、

 もうひとつの疑問は、なぜ、オルセー美術館が黙っているかなのです。この理由も意外にも、残念なレベルのものだと推理いたします。お金の面です。別にその作品がオルセーの目玉商品だとは思いません。実際にパリのオルセーに行ったけれど、そうは思いませんでした。

 ある特定の作家を、企画展と称して強く打ち出すことがあります。オルセー美術館が、ゴッホ特集の企画店をやったことがあると記憶しています。しかもその企画をそのまま、日本に持ってきて、新聞社が後援して大宣伝をして、多数のお客を集め、収益を上げるということなどが、過去にあります。
 
 たとえば焦点になっている『ガシェ博士の肖像画』など、ヴァージョン1(つまり、本物・・・・・後注1)を見ただけで、

 将来、日本の天才と成って行くかもしれない少年が見て、絵の世界を甘く見たらつみ多いことと成ります。つまり、他国・日本であっても、真に才能のある人間は深い見方ができるのですから、偽者が、持っている薄い迫力で、ゴッホを、
 見くびる可能性はあるのです。

 それはオルセーで、その贋作を見るフランス・本国の少年にとっても同じだし、スペイン人の少年にとっても同じです。イタリア、英国、ドイツ、アメリカの将来性ある少年が見た場合も同じです。

 これは、誇り高い美術館がやるべきことではありません。だから、過去の失敗は、ここで、すべて、なし・・・・イコールゼロとして、責任を問わないことにして・・・・・これからは絵のキャプションに、『これは、ガシェ博士が贋作したと言う説もある』と付け加えて展示をするか、それとも、展示を止めるか、のどちらかにするべきだと思います。

   
  後注1、その絵は、数百億円で、日本人である斉藤了英氏が、競り落としたが、
「僕が死んだときに棺に入れてもらう」と発言をして大ヒンシュクを買った模様です。

  その後、遺族から、再びオークション会社へ回ったらしくて、ひそかに誰かが競り落としたのですが、そのあたらしい持ち主は、自分の名前を非公開にしていて、しかも、

  その肖像画も非公開にしています。もしかすると、またもや日本人の大金持ちが
勝ったのかもしれませんね。そして、前回の大報道を見ているので、静かな構えで、

 (必ず値上がりする商品だから)投機の対象として、保持している・・・・・いや、参ります。本当にゴッホの生前との違いに参ってしまいます。  2009年11月4日
      雨宮舜 (川崎 千恵子)
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