自分は勝間さんではないのだと、考えて、外出をしなかった、金曜日の夜に出会ったフライシャーの映像と発言には、本当にびっくりでした。だから、ゆるく生きるのも結構なごほうびがある模様です。
その09-12-4のNHK芸術劇場は、数年に一回と、私がかんじるほど、美しい番組でした。そして、大きな励ましを受けました。
ピアニストとしての、フライシャーの名前を知らなかったのは、彼が、35年間にもわたって、ディストニアという難病にかかっていて、指揮者としてかつやくをしたり、教えることで、音楽に携わってきたと聞けば、なるほどと思います。私は音楽は大好きですが、それを、誇ったり、仕事に役立てようという意識はまったく無くて、情報としての音楽家・関連については、疎いほうです。
曲目、(特に動機と呼ばれる主要なメロディ)はほとんど覚えていて、2007年ごろは、ふと、口をついて出る音楽がいつも身に沿っていました。
でも、現在の演奏家としてのフライシャーの名前は一切知らず、「私が一番すきなのは、ブレンデルかなあ、それとも、CDが手に入れば野島稔かな?』と思っていましたが、その09-12-4のフライシャーには、本当に惹かれました。
曲目の選択も、最初の二曲は、かわいらしいシンプルなもので、しかもバッハです。三曲目は左手のためのシャコンヌ(これもバッハ)で、四曲目がシューベルトです。
すべて、美しくも優しく、含蓄に富んだものでした。
~~~~~~~~~~~
もし、番組の前半30分のインタビューとか、解説が無かったとしても、この演奏だけで大満足をしたでしょう。
でも、前半30分の構成も最近のNHKとしては、美しくできていました。
~~~~~~~~~~
ここで、また、また、余談ですが・・・・・
NHKは、N饗アワーの作り方にちょっと、『まずい』と感じることが多いのです。その一時間前の、日曜美術館の影響を受けていて、司会者がいる形式で進行します。現在の司会者はいやみの少ない方で、まだ、こちらが救われますが、・・・・・
音楽は美術と違って、視聴者への提示に時間がかかるわけで、音も出るわけですから、『演奏家のインタビュー程度で、十分で、それ以外は要らないなあ』と感じることが多いのです。美術のほうは、私なんか、一種の見巧者になっているので、一瞬で作品が把握をされてしまうので、司会者や、制作者が意図を語る時間があってもよいのですが、N饗アワーには、ああいう形式は要らないのではないかなあ。特に池辺さんの駄洒落以来、視聴が遠のいてしまったほどです。池辺さんは作曲家としては高い業績のある方ですが、タレント向きではない方です。軽くするのがタレントではない。姜尚中氏の発言と態度は、(日曜美術館の今の司会者)は、けっして軽くないです。それでも、視聴者はついていきます。
~~~~~~~~~~~
さて、元に戻ります。
フライシャーは16歳でカーネギーホールで、オーケストラ競演デビューをはたすほどの天才でしたが、あるときの指の怪我による、練習の休み、および、その後の猛練習の再開をきっかけとして、ディストニアという難病にかかってしまいます。
この病は今では神経ないかとか、神経外科という分野で研究されるものでしょうが、初期には、原因がわからず、相当な苦労をされたでしょう。特にピアノを弾くとき以外は指は正常に動くのだが、ピアノを弾こうとすると、指が萎縮方向で、湾曲して、動かないというのは、意地悪な人から見れば、一種のサボタージュをしいていると誤解をされかねない行動です。
特にフライシャーにマネージャーとか、エージェントとか、専属レコード会社が、既に金魚の運このように後ろについていた段階だったら、彼本人も非常に苦しんだことだと思います。2年間はどん底だったという話です。
娘さんがいて、そのころの父を、語っていましたが、大変だった模様です。
この項目は続きます。
09-12-6 雨宮舜
その09-12-4のNHK芸術劇場は、数年に一回と、私がかんじるほど、美しい番組でした。そして、大きな励ましを受けました。
ピアニストとしての、フライシャーの名前を知らなかったのは、彼が、35年間にもわたって、ディストニアという難病にかかっていて、指揮者としてかつやくをしたり、教えることで、音楽に携わってきたと聞けば、なるほどと思います。私は音楽は大好きですが、それを、誇ったり、仕事に役立てようという意識はまったく無くて、情報としての音楽家・関連については、疎いほうです。
曲目、(特に動機と呼ばれる主要なメロディ)はほとんど覚えていて、2007年ごろは、ふと、口をついて出る音楽がいつも身に沿っていました。
でも、現在の演奏家としてのフライシャーの名前は一切知らず、「私が一番すきなのは、ブレンデルかなあ、それとも、CDが手に入れば野島稔かな?』と思っていましたが、その09-12-4のフライシャーには、本当に惹かれました。
曲目の選択も、最初の二曲は、かわいらしいシンプルなもので、しかもバッハです。三曲目は左手のためのシャコンヌ(これもバッハ)で、四曲目がシューベルトです。
すべて、美しくも優しく、含蓄に富んだものでした。
~~~~~~~~~~~
もし、番組の前半30分のインタビューとか、解説が無かったとしても、この演奏だけで大満足をしたでしょう。
でも、前半30分の構成も最近のNHKとしては、美しくできていました。
~~~~~~~~~~
ここで、また、また、余談ですが・・・・・
NHKは、N饗アワーの作り方にちょっと、『まずい』と感じることが多いのです。その一時間前の、日曜美術館の影響を受けていて、司会者がいる形式で進行します。現在の司会者はいやみの少ない方で、まだ、こちらが救われますが、・・・・・
音楽は美術と違って、視聴者への提示に時間がかかるわけで、音も出るわけですから、『演奏家のインタビュー程度で、十分で、それ以外は要らないなあ』と感じることが多いのです。美術のほうは、私なんか、一種の見巧者になっているので、一瞬で作品が把握をされてしまうので、司会者や、制作者が意図を語る時間があってもよいのですが、N饗アワーには、ああいう形式は要らないのではないかなあ。特に池辺さんの駄洒落以来、視聴が遠のいてしまったほどです。池辺さんは作曲家としては高い業績のある方ですが、タレント向きではない方です。軽くするのがタレントではない。姜尚中氏の発言と態度は、(日曜美術館の今の司会者)は、けっして軽くないです。それでも、視聴者はついていきます。
~~~~~~~~~~~
さて、元に戻ります。
フライシャーは16歳でカーネギーホールで、オーケストラ競演デビューをはたすほどの天才でしたが、あるときの指の怪我による、練習の休み、および、その後の猛練習の再開をきっかけとして、ディストニアという難病にかかってしまいます。
この病は今では神経ないかとか、神経外科という分野で研究されるものでしょうが、初期には、原因がわからず、相当な苦労をされたでしょう。特にピアノを弾くとき以外は指は正常に動くのだが、ピアノを弾こうとすると、指が萎縮方向で、湾曲して、動かないというのは、意地悪な人から見れば、一種のサボタージュをしいていると誤解をされかねない行動です。
特にフライシャーにマネージャーとか、エージェントとか、専属レコード会社が、既に金魚の運このように後ろについていた段階だったら、彼本人も非常に苦しんだことだと思います。2年間はどん底だったという話です。
娘さんがいて、そのころの父を、語っていましたが、大変だった模様です。
この項目は続きます。
09-12-6 雨宮舜