最初にお断りをさせてくださいませ。今日は相当真剣にものを言っています。それで、私の文章のうち、ほんわかした癒し系のものをお好みになっておられます方は、お読みにならないでくださいませ。政治の話です。
映画『アフタースクール』が、彼にもたらした、意外な産物(?)
今は2009年の6月です。各テレビ局は、終戦記念日に向けての特別ドラマの編集作業の最中でしょう。ところで、それについて、思い出があります。それは、2008年のその一つに主演をした大泉洋君が、彼のトレードマークである長髪・パーマのまま、主演をした事です。番組宣伝の段階でそれを知り、番組そのものは見ませんでした。が、この事実は彼の、その童顔からは決してうかがい知れない、かつ、予想を覆す傲慢振りを現していて、その傲慢振りが、どこから来ているかを、今日は問題にしたいのです。
私はなるべくなら、人を褒めたいと思っています。だけど、自分の生死に関わるほどの被害を受けているときに、それに関連した社会現象については、相当な、批判精神を展開するのは、皆様にもお許しいただけることだと感じています。
ところで、今日の論陣を張る前に、大泉洋と言う存在について、知らない方もあるといけないので、簡単にまとめてみましょう。彼は2008年公開だったと思う、映画『アフタースクール』で主演をしました。その前に、北海道をキー局とした『水曜どうでしょう』と言う深夜番組(ドラマではない)の主役を務め大人気を博した人だそうです。背は高いものの、顔は童顔で、だまされ易い性格を売りにしている好人物。・・・・・以上がWIKIPEDIA等を総括した結果です。
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映画『アフタースクール』が公開されたときは、メディアは、大いに盛り上がり、素晴しい映画だと宣伝をしました。監督、うちだけんじは、サンフランシスコで、勉強した人で、三年前の『運命じゃあない人』は、カンヌ映画祭で、四冠、日本国内で八冠を取った良い作品だったそうです。
35歳で撮影が始まった『アフタースクール』も、知的な意味で非常に高度なミステリー作品であり、「一度見ただけでは、内容が分からないはずだ」と、各新聞紙上で喧伝をされていました。そうまで言われると、それが理解できるかどうかを、試してみたくなるのが、私の常です。
多分ですが、私は筋だけなら性格に把握を出来ました。どんでん返しに継ぐ、どんでん返しの連続ですが、その筋の推移は把握できて、恋愛の実情も好感を持ちました。しかしですね。涙は一切出ず、かつ、読後感(見終わった後の感想)が、時間がたつに連れ、悪くなってきて、一年が経った今では、嫌悪感だけが残っています。
鎌倉のレンタルビデオショップでも、置いていない模様です。それはね。時が経つほど、人々の好感が失われていく映画だからではないかしら? 時間の試練に耐えない映画なのです。
どうしてかと言うと、あまりにも見事に、警察の宣伝映画となっているからです。<<<日本の警察は素晴しい、正義の味方であり、ハイテクを駆使する科学・警察である>>>と言うメッセージを、上品に、かつ、間接的に、国民に伝えるために、出来あがっている映画だからです。監督や脚本家が、別の意図を持って制作したとしても、結果として、そういう風になっています。
もし、今の普通の日本人が、駐在さんと呼んで親しんだ時代を思い起こすほど、警察を愛していたら、この映画の評価も違ってくるでしょう。しかし今の日本の警察は露出過剰です。キャンペーンの張りすぎです。そして、路地路地に、出没しすぎです。NHKニュースでは毎日のごとく、警察関連のニュースが報道された時期がありました。
事件ではない、宣伝の類の報道です。一番笑ってしまったのは、受付嬢を、民間会社に委託して、1500万円ほど倹約するというニュースです。例の校正事務次官殺しの犯人は、ショカツのさいたま所ではなく、桜田門に出頭したそうですが、そういう凶悪犯を、民間から来た受付上に扱わせるのですか? おかしいです。私は、そのニュースは、桜田門のビルの威容を国民に見せて、国民を恫喝する目的で報道をされているとさえ思いました。まあ、それはいいすぎだとしても、警察庁の受付嬢を民間に委託するなどと言う話をマスコミが批判をしないのも、非常におかしいです。
警察へのちょっとした批判も出来ないとしたら、それは、専制国家ですが、その命令系統のトップは首相でもなさそうで、それも非常に不思議な形態です。国民の税金でまかなわれているのが政府で、その政府の総務省の管轄下にあるのが、警察庁でしょう? 違いましたっけ。だから、国民が愛している上等な演技者・草なぎ君を逮捕するなどという、国民の心情からは、はるかに遠い処置が平気で行われています。
そして、NHKのニュース以外にも日経新聞等にも、そのハイテク振りをお知らせする連載コラムも登場しました。
首相までも逮捕されるし、有名人も逮捕されるし、国民は、何を見本にして生きて行ったらよいか分からない状態です。道徳的な自信と言うのを、失わさせられています。それは自分自身の尊厳さえ、見失いかねない状況です。『この国は、良い国だ。特に北朝鮮などと比べれば』と、そこはかなく感じていても、それが、実感としては、失われるがごとき、警察の圧迫感が、この国全体を覆っています。過剰です。あまりにも過剰です。
『この国とその国民が、尊厳と自主性を持った立派な存在には、ならないように』と、願っている他国がいるとしたら、今の状態は素晴しい状況でしょう。しかし、パリやニューヨークで暮らしてみて、普通の国民がもっと自信を持ち、尊厳を高く掲げて生きている状態を知って帰国した私には、これは非常に残念な状態であり、『この国では、現在、普通の国民は、精神的には、奴隷状態に置かれている』とさえ思うほどです。
誰も口には出さなくてもそう思っている状況下で、警察がすばらしいという映画を見せられても人気が出るはずがないです。
大泉君はただ、役をオファーされただけで、何も裏がないのでしょう。でも、こういう情報も目にしました。俳優と言うのは映画が公開される初期には舞台挨拶と言うのをします。そのときに客席から黄色い女子高生の声がして、「おおいずみ、くーん」と聞こえたそうです。それに対して、彼は、「おい、おい、それはないだろう」と思ったと、どこかに書いてありました。
その言葉だけで、『変だぞ、この人は』と最初に思った上に、終戦時のドラマで、例の長髪・パーマのままで主演をしたときに、『ちょっと違うなあ。この人は俳優としての本質を忘れているよ。芸能人が小ばかにされるのもよくないけれど、お客が自分を好きで対等に扱うのに反発をしてはいけない。そもそも、アメリカなどでは、教授でさえ、学生がファーストネームで呼ぶほど、お互いが対等なのだから。・・・・・終戦記念ドラマに、長髪をきらないで出演するなどとは、本当に視聴者を馬鹿にしている』と感じたのです。そして、それが、なぜなのかを考えたときに、警察権力に可愛がられている自信が、こういう態度をもたらしたと推定しました。だと、すれば、全く言うに言われないほどの警察の偏りを示しています。
もし、草なぎ君が逮捕されなかったら、ここまでは言いません。それに私自身が、石段を使ってしか登れない山の上に住んでいるのに、交通事故の調書を取られるという形で、・・・・・特に何も悪い事をしておらず、かえってこちらが被害者なのに、・・・・・脅かされると言う事実がなければ、何も言いません。そして、その後で、パソコンの事故が連続をしなければ、何も言いません。
だけど、今は言わせてください、現在の警察は、本当に偏っています。税金でその活動はまかなわれているはずです。税金は特定の特権階級だけが払っているわけでもないでしょう。すべての国民がそれぞれ、払った総額で、予算が組まれているはずです。その本質を思い出してください。一党一派、または、地域の特定の有力者をひいきするような、偏りを、止めてください。法律に基づいて、行動をするようにしてください。より悪い方を、処分の対象にするように、務めてください。
2009年6月25日 雨宮舜
映画『アフタースクール』が、彼にもたらした、意外な産物(?)
今は2009年の6月です。各テレビ局は、終戦記念日に向けての特別ドラマの編集作業の最中でしょう。ところで、それについて、思い出があります。それは、2008年のその一つに主演をした大泉洋君が、彼のトレードマークである長髪・パーマのまま、主演をした事です。番組宣伝の段階でそれを知り、番組そのものは見ませんでした。が、この事実は彼の、その童顔からは決してうかがい知れない、かつ、予想を覆す傲慢振りを現していて、その傲慢振りが、どこから来ているかを、今日は問題にしたいのです。
私はなるべくなら、人を褒めたいと思っています。だけど、自分の生死に関わるほどの被害を受けているときに、それに関連した社会現象については、相当な、批判精神を展開するのは、皆様にもお許しいただけることだと感じています。
ところで、今日の論陣を張る前に、大泉洋と言う存在について、知らない方もあるといけないので、簡単にまとめてみましょう。彼は2008年公開だったと思う、映画『アフタースクール』で主演をしました。その前に、北海道をキー局とした『水曜どうでしょう』と言う深夜番組(ドラマではない)の主役を務め大人気を博した人だそうです。背は高いものの、顔は童顔で、だまされ易い性格を売りにしている好人物。・・・・・以上がWIKIPEDIA等を総括した結果です。
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映画『アフタースクール』が公開されたときは、メディアは、大いに盛り上がり、素晴しい映画だと宣伝をしました。監督、うちだけんじは、サンフランシスコで、勉強した人で、三年前の『運命じゃあない人』は、カンヌ映画祭で、四冠、日本国内で八冠を取った良い作品だったそうです。
35歳で撮影が始まった『アフタースクール』も、知的な意味で非常に高度なミステリー作品であり、「一度見ただけでは、内容が分からないはずだ」と、各新聞紙上で喧伝をされていました。そうまで言われると、それが理解できるかどうかを、試してみたくなるのが、私の常です。
多分ですが、私は筋だけなら性格に把握を出来ました。どんでん返しに継ぐ、どんでん返しの連続ですが、その筋の推移は把握できて、恋愛の実情も好感を持ちました。しかしですね。涙は一切出ず、かつ、読後感(見終わった後の感想)が、時間がたつに連れ、悪くなってきて、一年が経った今では、嫌悪感だけが残っています。
鎌倉のレンタルビデオショップでも、置いていない模様です。それはね。時が経つほど、人々の好感が失われていく映画だからではないかしら? 時間の試練に耐えない映画なのです。
どうしてかと言うと、あまりにも見事に、警察の宣伝映画となっているからです。<<<日本の警察は素晴しい、正義の味方であり、ハイテクを駆使する科学・警察である>>>と言うメッセージを、上品に、かつ、間接的に、国民に伝えるために、出来あがっている映画だからです。監督や脚本家が、別の意図を持って制作したとしても、結果として、そういう風になっています。
もし、今の普通の日本人が、駐在さんと呼んで親しんだ時代を思い起こすほど、警察を愛していたら、この映画の評価も違ってくるでしょう。しかし今の日本の警察は露出過剰です。キャンペーンの張りすぎです。そして、路地路地に、出没しすぎです。NHKニュースでは毎日のごとく、警察関連のニュースが報道された時期がありました。
事件ではない、宣伝の類の報道です。一番笑ってしまったのは、受付嬢を、民間会社に委託して、1500万円ほど倹約するというニュースです。例の校正事務次官殺しの犯人は、ショカツのさいたま所ではなく、桜田門に出頭したそうですが、そういう凶悪犯を、民間から来た受付上に扱わせるのですか? おかしいです。私は、そのニュースは、桜田門のビルの威容を国民に見せて、国民を恫喝する目的で報道をされているとさえ思いました。まあ、それはいいすぎだとしても、警察庁の受付嬢を民間に委託するなどと言う話をマスコミが批判をしないのも、非常におかしいです。
警察へのちょっとした批判も出来ないとしたら、それは、専制国家ですが、その命令系統のトップは首相でもなさそうで、それも非常に不思議な形態です。国民の税金でまかなわれているのが政府で、その政府の総務省の管轄下にあるのが、警察庁でしょう? 違いましたっけ。だから、国民が愛している上等な演技者・草なぎ君を逮捕するなどという、国民の心情からは、はるかに遠い処置が平気で行われています。
そして、NHKのニュース以外にも日経新聞等にも、そのハイテク振りをお知らせする連載コラムも登場しました。
首相までも逮捕されるし、有名人も逮捕されるし、国民は、何を見本にして生きて行ったらよいか分からない状態です。道徳的な自信と言うのを、失わさせられています。それは自分自身の尊厳さえ、見失いかねない状況です。『この国は、良い国だ。特に北朝鮮などと比べれば』と、そこはかなく感じていても、それが、実感としては、失われるがごとき、警察の圧迫感が、この国全体を覆っています。過剰です。あまりにも過剰です。
『この国とその国民が、尊厳と自主性を持った立派な存在には、ならないように』と、願っている他国がいるとしたら、今の状態は素晴しい状況でしょう。しかし、パリやニューヨークで暮らしてみて、普通の国民がもっと自信を持ち、尊厳を高く掲げて生きている状態を知って帰国した私には、これは非常に残念な状態であり、『この国では、現在、普通の国民は、精神的には、奴隷状態に置かれている』とさえ思うほどです。
誰も口には出さなくてもそう思っている状況下で、警察がすばらしいという映画を見せられても人気が出るはずがないです。
大泉君はただ、役をオファーされただけで、何も裏がないのでしょう。でも、こういう情報も目にしました。俳優と言うのは映画が公開される初期には舞台挨拶と言うのをします。そのときに客席から黄色い女子高生の声がして、「おおいずみ、くーん」と聞こえたそうです。それに対して、彼は、「おい、おい、それはないだろう」と思ったと、どこかに書いてありました。
その言葉だけで、『変だぞ、この人は』と最初に思った上に、終戦時のドラマで、例の長髪・パーマのままで主演をしたときに、『ちょっと違うなあ。この人は俳優としての本質を忘れているよ。芸能人が小ばかにされるのもよくないけれど、お客が自分を好きで対等に扱うのに反発をしてはいけない。そもそも、アメリカなどでは、教授でさえ、学生がファーストネームで呼ぶほど、お互いが対等なのだから。・・・・・終戦記念ドラマに、長髪をきらないで出演するなどとは、本当に視聴者を馬鹿にしている』と感じたのです。そして、それが、なぜなのかを考えたときに、警察権力に可愛がられている自信が、こういう態度をもたらしたと推定しました。だと、すれば、全く言うに言われないほどの警察の偏りを示しています。
もし、草なぎ君が逮捕されなかったら、ここまでは言いません。それに私自身が、石段を使ってしか登れない山の上に住んでいるのに、交通事故の調書を取られるという形で、・・・・・特に何も悪い事をしておらず、かえってこちらが被害者なのに、・・・・・脅かされると言う事実がなければ、何も言いません。そして、その後で、パソコンの事故が連続をしなければ、何も言いません。
だけど、今は言わせてください、現在の警察は、本当に偏っています。税金でその活動はまかなわれているはずです。税金は特定の特権階級だけが払っているわけでもないでしょう。すべての国民がそれぞれ、払った総額で、予算が組まれているはずです。その本質を思い出してください。一党一派、または、地域の特定の有力者をひいきするような、偏りを、止めてください。法律に基づいて、行動をするようにしてください。より悪い方を、処分の対象にするように、務めてください。
2009年6月25日 雨宮舜