AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

アルバトロス

2006年05月01日 | ♪音楽総合♪
早くもGWに突入された方もいらっしゃると思いますが、いかがお過ごしでしょうか?
私といえば、30日に奈良のHMVで3ポイントデーが実施されとって、前日にクイーンズライチの『OPERATION MINDCRIME Ⅱ』を早とちりしてオンライン注文したことを激しく後悔しながら過ごしておりました。

昨日はとりあえず買うものも思いつかないままHMVの店舗に赴いたわけですが、最初はクリムゾンの紙ジャケシリーズでも大人買いしようかと洋楽コーナーを物色してたら、F欄にFLEETWOOD MACの紙ジャケリマスターシリーズがズラリ並んでおったのが目にとまり、そっちに気が移ってしまった。

やはり一番目を引いたのが、昔家にもアナログ盤があった『聖なる鳥』のジャケットアートだった。
アルバトロス(あほうどり)を手にのせた妊娠中の尼僧がたたずんでいるというもので、なにかしら背徳的な構図だが、全体像としてはとても神聖なる雰囲気が漂っていてなんか惹かれるんですよね。
で、値段も手頃だったので、思わずジャケ買いしてしまったわけでございます。

アルバム冒頭のメンバーのしゃべり声から始まる“NEED YOUR LOVE SO BAD”から、ジャムバンド然としたブルースロックの渋味が漂っている。
“RAMBLING PONY”は忘れもしない高3の冬の夜に、ウォークマンでこの曲を聴きながらチャリンコでフラフラうつむいて走ってたら、交差点に飛び出してきた車の側面に激突してもーた思い出のナンバーである。この単調なバスドラの連打と、ポワンポワンしたハーモニカの不埒な音色が、前方不注意による事故を引き起こしたのだ。
サンタナがカヴァーしたことで有名な“BLACK MAGIC WOMAN”はやはりグリーンの名作というほかない。今回リマスターされたことでその渋味がより一層際立った感じ。
小気味いいブルースギターのインストゥルメンタル小曲“JIGSAW PUZZZLE BLUES”も秀逸。
ショックだったのは、オリジナルLPを忠実に再現した紙ジャケの裏にはクレジットされてあった私の好きな“LOOKING FOR SOMEBODY”が、今回のには収録されていなくて、代わりといってはなんだが、ボーナストラックに“NEED YOUR LOVE SO BAD”が4ヴァージョンも収録されてあった。
いや、フリートウッド・マックファンにはたまらんのかもしれんが・・・・・・
同じドブルースの曲5テイクもいらんわ!

解説によると「今回の再発にあたっての収録曲は、いずれも2000年に組み直され、さらに2005年にデジダル・リマスターが施されたフォーマットを基本としている」とのことだった。
よくみたら、かなりの収録曲の変更が見られる。もともとがシングルのB面曲など、既出音源の寄せ集め的な企画盤だったので、未発表音源を中心に再編成されたっぽい。
また“LOOKING FOR SOMEBODY”が収録されてるアルバムを買わねばならない。

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