AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ギロチンの下で

2009年09月13日 | やっぱりメタル!!
今年もやってまいりました。スラドミ週間。
てゆーかKREATOR行くかどーかまだ迷ってます。ネックとなってるのが今年リリースされた新作なんやけど。
えらい評判いいみたいですねぇ・・・
PVの曲YOUTUBEで視聴しましたけど、MANOWARかと思た。
音圧凄まじくアグレッシヴでクオリティ高いってのは分かるが、全然魅力が感じれんのだ。
まぁ自分が最近のメタルサウンドプロダクションに不感症なのもあるけど。
なんだかスタイリッシュでオシャレなスラッシュメタルになってる。
ミレの声、全然荒んでないしね。随分とさわやかになったもんだ。
てか出だしのリフ、ブラッケンドに似てね?

KREATORっていえばやっぱドタバタとした暴走感が魅力的な2nd「PLEASURE TO KILL」が最凶だろう。
とにかく情け容赦のない猪突猛進型スラッシュで、凶悪そのもの。そのゴリゴリしたサウンドは粗悪極まりなく、演奏がヘタな分とことんゴリ押し一徹で攻めてくるあたり、かなりタチが悪い。
特にヴェンターの野暮ったいボコボコドラムはストレスを募らせる以外の何物でもない。
そしてなんといっても血ヘドを吐きそうなくらい憎悪に満ち溢れたミレの極悪ヒステリックヴォイス。
“RIPPING CORPSE”などで炸裂するミレ特有のブチ切れ感はあの時代、いや、今でも他の追随を許してはいないだろう。
さらにこの作品で印象深いのが、ドラムのヴェンターが放つ乱暴で野太い野獣ヴォイスだ。この作品では3曲リードヴォーカルを担当している。
この2種の凶悪ヴォイスのせめぎ合いが、この極悪スラッシュアルバムをより危険極まりないものに仕立て上げている。

まぁ当時はメタルファンはおろか、METALLICA、ANTHRAXくらいなら聴ける程度のメタラーからも殆ど音楽扱いされてなかった。
ちなみにカップリングされてるミニアルバム「FLAG OF HATE」は当時B!誌から4点という評価を授かっている。
ある意味勲章ものだ。
要はおよそ常識的なメタルイヤーの者どもが立ち入れるシロモノではないということだ。

ここからも“FLAG OF HATE”とか“TORMENTOR”など、最近でもライヴでよく演奏される定番曲が存在する。
“ENDLESS PAIN”でのヴェンターの人を食ったような高笑いは必聴だ!!
とにかくこの辺の初期のナンバーも押さえておかないと、当日大ヤケドを負うだろう。

ところで非常に残念な話だが、今回ヴェンターは私用のためツアーには参加してないそうだ。
ほんで代打に抜擢されたのがなんとマルコ・ミネマン!!
エエ~~~??!!
えらい畑違いの人に頼んだなぁ。今年UK-Zっていうプログレバンドで6月に来日したばかりなんよ彼。
超がつく強靭バカテクドラマーですが、KREATORの曲を叩くってちょっと想像がでけんな。
Marco Minnemann Drum Solo
いや、彼のドラム一度生で拝んでみたかったんやけど、にんともかんとも複雑な心境だ。

しかし、ヴェンターの歌う“RIOT OF VIOLENCE”が聴けないのは残念すぎる。



今日の1曲:『RIOT OF VIOLENCE』/ KREATOR

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