もういくつ寝ると、大阪名物TRUE THRASH FEST 2014。てゆーか明日だ。
昨年初参加したものの、本命バンドがおらず、人と会う目的+雰囲気だけ楽しみにいったという感じだったが、今回はなんつってもPOSSESSEDが初来日するということで、これを観に行かぬ手はないと。
つってもPOSSESSEDは、1985年にデビューして、ミニアルバムを含む3枚のアルバムを残して1987年に解散。その後、ヴォーカル兼ベースのジェフ・ベセーラが銃の暴発事故により(前任ヴォーカルはピストル自殺と、このバンドのヴォーカル、銃の不幸多いなぁ・・・)下半身不随になるという、なんとも幸薄きバンドであった。
しかし、そんな短期間のうちにも、デビュー当時全員がまだ高校生で長期ツアーには出られなかったとか、かなりの話題を残したバンドで、ジェフはこの時代すでにグロウル(いわゆるデスヴォイス)の手法を打ち出しており、後のデスメタルバンドに多大なる影響を与え、バンドが消滅してからも我々スラッシャーの間ではかなり伝説的な存在として語り継がれてきた。
そんなPOSSESSEDが、2007年のWACKENフェスティバルでまさかの復活!って聞いたときは度肝抜かれた。ジェフはこのドイツの大舞台に車椅子で登場した。
まぁ現在はオリジナルメンバーは、ジェフを除いてひとりも残っておらず、バックバンドはサポーターとのこと。
しかし、下半身不随になりながらもひとりでバンドを運営し、高校時代に作った曲をいまだプレイするというこのジェフの根性とPOSSESSED愛には恐れいる。
彼はまさに、スラッシュ界のスティーヴン・ホーキングと言っても過言ではない。
POSSESSEDの音源に初めて触れたのはリアルタイムではなく、解散後にリリースされたコンピレーション『THE BEST OF METAL MASSACRE』でだった。彼らは1985年『METAL MASSACRE Ⅵ』に“Swing Of The Axe”を提供している。
初期スレイヤーの影響をモロ受けており、ドラムは耳障りなほどモタついてて、演奏全体も地に足がついてない。中盤の展開などは疲労感が溜まるほどドッタンバッタンしている。
しかし、ジェフのヴォーカルはやはり当時から耳を惹くものがあり、DEATHのチャック・シュルディナー以前に、こんな凶悪な声で歌うヴォーカリストがいた事実にかなりの衝撃を受けた。
“Swing Of The Axe”は後にリメイクされ、ラストミニアルバム『THE EYES OF HORROR』(現在は2nd『BEYOND THE GATES』にカップリング収録)に再収録された。
演奏もまだまだ走ってる感は否めないが、それなりに落ち着きが備わり、中盤のモタり展開もいくらか改善されている。ギターソロもそこそこ聴ける。
ちなみに『THE EYES OF HORROR』は、個人的にはPOSSESSEDの中でフェイバリットアルバム。ヤミクモに忙しないPOSSESSEDより、このマッタリ感の備わった忙しないPOSSESSEDの方が好み。
余談であるが、ラリーとマイクのギターコンビは、ジョー・サトリアーニの弟子としても知られている。
なにをかくそう、ミニアルバム『THE EYES OF HORROR』は、そのジョー・サトリアーニ師匠がプロデュースを手掛けているのだ!
まぁラリー・ラロンデは、POSSESSED解散後PRIMUSに加入し、スラッシュメタルとは全くかけ離れた世界で活躍することになるんだけど。
ギターキッズ諸君、これでちょっとはPOSSESSEDに興味が沸いたんじゃないかな?
じゃあ明日、明後日のTTFにも足を運んでみたらどうだい?(ラリーとマイクはもういないけどね)
今日の1曲:『Swing of the Axe』/ POSSESSED
昨年初参加したものの、本命バンドがおらず、人と会う目的+雰囲気だけ楽しみにいったという感じだったが、今回はなんつってもPOSSESSEDが初来日するということで、これを観に行かぬ手はないと。
つってもPOSSESSEDは、1985年にデビューして、ミニアルバムを含む3枚のアルバムを残して1987年に解散。その後、ヴォーカル兼ベースのジェフ・ベセーラが銃の暴発事故により(前任ヴォーカルはピストル自殺と、このバンドのヴォーカル、銃の不幸多いなぁ・・・)下半身不随になるという、なんとも幸薄きバンドであった。
しかし、そんな短期間のうちにも、デビュー当時全員がまだ高校生で長期ツアーには出られなかったとか、かなりの話題を残したバンドで、ジェフはこの時代すでにグロウル(いわゆるデスヴォイス)の手法を打ち出しており、後のデスメタルバンドに多大なる影響を与え、バンドが消滅してからも我々スラッシャーの間ではかなり伝説的な存在として語り継がれてきた。
そんなPOSSESSEDが、2007年のWACKENフェスティバルでまさかの復活!って聞いたときは度肝抜かれた。ジェフはこのドイツの大舞台に車椅子で登場した。
まぁ現在はオリジナルメンバーは、ジェフを除いてひとりも残っておらず、バックバンドはサポーターとのこと。
しかし、下半身不随になりながらもひとりでバンドを運営し、高校時代に作った曲をいまだプレイするというこのジェフの根性とPOSSESSED愛には恐れいる。
彼はまさに、スラッシュ界のスティーヴン・ホーキングと言っても過言ではない。
POSSESSEDの音源に初めて触れたのはリアルタイムではなく、解散後にリリースされたコンピレーション『THE BEST OF METAL MASSACRE』でだった。彼らは1985年『METAL MASSACRE Ⅵ』に“Swing Of The Axe”を提供している。
初期スレイヤーの影響をモロ受けており、ドラムは耳障りなほどモタついてて、演奏全体も地に足がついてない。中盤の展開などは疲労感が溜まるほどドッタンバッタンしている。
しかし、ジェフのヴォーカルはやはり当時から耳を惹くものがあり、DEATHのチャック・シュルディナー以前に、こんな凶悪な声で歌うヴォーカリストがいた事実にかなりの衝撃を受けた。
“Swing Of The Axe”は後にリメイクされ、ラストミニアルバム『THE EYES OF HORROR』(現在は2nd『BEYOND THE GATES』にカップリング収録)に再収録された。
演奏もまだまだ走ってる感は否めないが、それなりに落ち着きが備わり、中盤のモタり展開もいくらか改善されている。ギターソロもそこそこ聴ける。
ちなみに『THE EYES OF HORROR』は、個人的にはPOSSESSEDの中でフェイバリットアルバム。ヤミクモに忙しないPOSSESSEDより、このマッタリ感の備わった忙しないPOSSESSEDの方が好み。
余談であるが、ラリーとマイクのギターコンビは、ジョー・サトリアーニの弟子としても知られている。
なにをかくそう、ミニアルバム『THE EYES OF HORROR』は、そのジョー・サトリアーニ師匠がプロデュースを手掛けているのだ!
まぁラリー・ラロンデは、POSSESSED解散後PRIMUSに加入し、スラッシュメタルとは全くかけ離れた世界で活躍することになるんだけど。
ギターキッズ諸君、これでちょっとはPOSSESSEDに興味が沸いたんじゃないかな?
じゃあ明日、明後日のTTFにも足を運んでみたらどうだい?(ラリーとマイクはもういないけどね)
今日の1曲:『Swing of the Axe』/ POSSESSED
でも音源はリズムに変化があって楽しめました。
メンバーは壮絶な人生をたどってきたみたいですね。
デフ・レパードでも当時「ひえええ~まだやるのか」と
思っていたのに…。あちらの人はメンタル強いです。
ところで、『パリの散歩道』を時節柄多く耳にするので、
「さぞかし稼いでいるんだろうな」とWikiを見てびっくり。
ゲイリー・ムーアって3年前に亡くなっていたんですね。
これを機会に70年代に聴いたアルバムでも集め直そう
かなと思っているところです。昔の音はいいですね。
ボーカルも下半身不随ながら、声は昔のまんま!
そういえば、トミー・アイオミも昔働いてた工場で指2本切断して、義指で弾いてたためにああいう歪んだリフが生まれたのだとか。
え!ゲイリー亡くなってたの知らなかったんですか(笑)
ちょうど来日した次の年ぐらいだったので、かなりショッキングな訃報でしたよ。姉はブルース版ゲイリーの最期の勇姿を見届けたラッキーウーマンです。
ゲイリー作品の紙ジャケリマスタ盤も、彼が亡くなった瞬間に再発されまくってたので、なくなってしまう前に是非お買い求めを!
2ndだけ、持っていました。LPだったので、見開き
の、変形ジャケットでした。でも、その時は、そのまま
になってしまって、年月がえらく過ぎてから、1stも
買ってみて、聴き直してみました。私は、1stをよく
聴きます。なんか、あの勢いにまかせた感じが、好きで。
(笑)ジェフベゼーラは、若い時に事故で車いすになった
様ですね。。若い時はいい男ですねー。でも、海外の
ミュージシャンは、すごい信念ですね。。
Possessed2ndのあの見開きLPを所持されてるなんて、羨ましい!!
僕もいつかゲットしようと時折ヤフオクなんかで検索しております。
Possessedは2年前のTTFで1stを完全再現してくれまして、度肝抜かれました。
もちろん会場も大盛り上がりで。
また来日してほしい!!
海外バンドもそうですが、日本のスラッシュ勢も負けちゃいませんよ。
OUTRAGEはいまだオリメンで頑張ってますし、Unitedもメンバーの死を乗り越えて続行中です。
そして今年、私の大好きだったDOOMが完全復活いたしました!
歳とってから圧倒的に不利な音楽なのに・・・
彼らにはただただ敬服せざるをえません。