AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

JBK

2008年10月17日 | プログレッシヴ草稿
先日、友人サムソンからおもしろいライヴDVDをみせてもらいました。
日本ジャズ/フュージョン界屈指のギタリスト渡辺香津美氏の1987年中野サンプラザで行われたライヴ映像が収録されたDVD「THE SPICE OF LIFE IN CONCERT」
香津美氏のライヴっていやぁ浪人生の時“夢の乱入者”ライヴを観に行った時に一度その卓越したプレイを拝見したのが最後だったかな。
アルバムも随分昔にレンタルしたけど、やっぱ彼のプレイは生か映像で観るのが一番だと思いました。これはジャズプレイヤー全般に言えることですね。
で、この時の参加ミュージシャンが凄い!!
なんとドラムにビル・ブラッフォード、そしてベース兼キーボードがジェフ・バーリン!という超豪華なトリオ編成なんすわ。
この2人のプレイは、私の愛聴盤「FEEL GOOD TO ME」というビルのソロアルバムで相性ピッタリのリズムセクションを披露していたので大いに期待が持てました。
ビルはディシプリン・クリムゾン時代からこだわりをみせていたエレクトリックタム仕様でのドラムセット。

香津美氏の書く曲は、やはり私のようなロック野郎には派手さがなく、それほど好みではないのですが、彼のギタープレイは映像観てると(カメラワークもよくネックの部分を捉えてくれるので)やはりその凄まじさがよくわかる。ソロワークとかはほんまに熱い!!
そしてジェフ・バーリンの指さばきはやはり驚異的としか言いようがない!香津美氏の激しいプレイにも程よく順応してくるし、もう文句なしの超絶プレイでした。
それに引き換え香津美氏とビルとはそれほどかみあってるとは思えなかったなぁ~
香津美氏の本格的なフュージョンギタープレイの繊細な音に対して、ビルはそれに合わせるかのような控えめなプレイだったと見受けられます。
しかし控えめとはいえ、エレクトリックドラムなので、繊細な音を出すのには限界があったような気が・・・なんか音が浮いてるのよね~
私的にはジャズロックドラマーならではの繊細かつ激しいビルのドラムを期待していたのだが・・・なんか今回は仕事を坦々とこなしているように見受けられました。
ただエレドラの特性を最大限に活かした“DRUM SOLO”では、鉄琴やらスティールパンのような電子音を自在に七変化させ、オリエンタルな音色を神秘的に響かせるそのスティックさばきには圧巻!!

なんにせよ、この日米英のスーパープレイヤー達が会した奇跡の貴重ライヴ映像は一見の価値ありですぜ。



今日の1曲:『CITY』/ 渡辺香津美

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2 コメント

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ジャズロックメン (シュガーレス)
2008-10-18 01:13:55
ジャズ/フュージョンプレイヤーの演奏はむちゃくちゃうまいのが当然といったイメージがあるのですが、
そういった世界で名を馳せる人たちは想像を超えるプレイをしますよね。

私も以前ジャズサークルに入っていた時期があるのです(もう辞めました)が、本当にやりたいことがある人は楽器をはじめて2年やそこらで客を泣かせる演奏をするものなんだと知りました。

ちなみに私はベース兼ヴォーカルで、クリムゾンの「冷たい町の情景」をやろうとして、挫折しました(岳っ)
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>シュガーレスさん (あましん)
2008-10-18 19:43:31
またのコメント有難うございます。

シュガーレスさんはバンドマンだったんですか!しかもジャズバンドの経験がおありとは・・・凄いですね!

「冷たい町の情景」をコピろうとはまたマニアックですね~
普通ならまず「21世紀の精神異常者」をやろうと思いませんか?(笑)あのベースは僕も弾きたいと思いましたね!
クリムゾンやジャズとかはインプロヴィゼイションのセンスがないとなかなか難しいですね~
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