AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

鳥取旅行記その3 ~べとべとさんのカフェ~

2012年08月24日 | 名所ガイド、巡礼記
水木しげるロードを歩いていると、けっこうムリしてはんなぁ~っていう店舗もちょくちょく見かけました。
まぁ水木しげるロード整備当時、街おこしの一大事業とはいえ、商店街の各店舗はそれなりの変化を迫られ戸惑いを感じた方もいらっしゃっただろう。
中にはうちの母みたいに“鬼太郎”を「おにたろう」と発音してしまうくらいマンガに疎い方もいらしたろう。

電器屋さんなんだって。どこが!?


まぁ水木しげる先生の地で幸いだったかもしれない。
もし自分の商売してるところの商店街の街が『初音ミク』の作者の生誕の地だとして、街おこしにのりだしたらと想像していただきたい。それこそ悪夢である。


私が休憩に立ち寄ったとってつけたような店構えの「べとべとさんのカフェ」も、そういった店のひとつだったのではないだろうか?



べとべとさんは個人的に好きな妖怪だし、値段もリーズナブルなので思わず入ってしまったのだが、店内は普通にオシャレな内装で、BGMはビートルズ。客層は女の子同士あるいはカップルの類がほとんどで、こなき爺みたいにビービー泣くクソガキもおらんし、落ち着いた雰囲気でホッと一息つくにはもってこいの環境であった。

ただ、店員はいたって事務的。「お客様~、先へおこしぃ~」みたいな気の利いた妖怪的挨拶もなく、べとべとジャンケンとかもなかった。そうか、ここはそういう店じゃないんだ。
今回はアイスコーヒーに“べとべとさんのカステラロール”というのをオーダー。
うん、普通に美味いロールケーキだった。おそらく横に添えられてたベトベトになったアイスクリームがべとべとさんを表わしていたのだろう。努力は認めるが、もう一工夫ほしいとろこ。
コーヒーは量がたんまりあって、気持ち悪くなって飲みきれそうもなかった。
もともとアイスコーヒーはそんなに好きじゃない。




これは「のんのんばあとオレ」の一場面。水木先生自身の幼少体験から生まれたのがべとべとさんなのかな。
「逃げんでもええ べとべとさんのカステラロールは1000円だけん」って、意味わからんわ!



しかし、さっきから背後に異様な気配がたちこめている。なにやら得体の知れない妖気漂う何かが!
ブロンズ像撮影で疲れてるせいか、コーヒーのカフェインで気が昂ぶってるせいだろう。
妖怪なんてこわくない。妖怪なんてこわくない。なんかようかい!センポク・カンポク・たんころりん・・・・

いや、そんな!あの下駄は何だ!

壁に!!壁に!!


は~あ、結局はクトゥルーネタに走ってまうんよなぁ・・・


べとべとさん


暗い夜道に出る妖怪。
一人で暗い夜道を歩いていると、後ろからついてくる。
「べとべとさん、先へおこし」と言って道をよけると、それからは足音がしなくなる。
たまに、「先に行くと暗くて歩けない」などと言い返してくる場合もあるので要提灯。

効能/暗いところがこわくなくなる。ストーキングしたくなる。


今日の1曲:『VIETNOW』/ RAGE AGAINST THE MACHINE

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-08-30 18:17:05
下駄は正解です。
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Unknown (あましん)
2012-09-01 03:22:16
下駄でカランコロンついてくるタイプと、
ワラジでペタペタついてくるタイプがいるようですね。
返信する

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