AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ほんとうにスラッシュ祭り(一日目)

2018年02月20日 | コンサート
先週のTTF疲れがいまだ抜けぬ今日この頃(歳ですわ)。
そろそろ今年ついに10周年を迎えた『TRUE THRASH FEST 2018』のレポをしたためねばなりますまい。

TTF10周年として、今回は連休3Days!
出演バンドは、RAZOR、SACRIFICE、BLOOD FEAST、HIRAX、AT WARなど、今までTTFを盛り上げてくれたヘッドライナークラスの(他のフェスでは考えられませんが)スラッシュ勢に加え、とうとう最終日にスペシャルゲスト枠としてTANKARDという今までにない大物の出演まで決定した。
そりゃあ、全国の、いや、近隣諸国のスラッシャーどもが騒然となったことは想像に難くない。
3日通し券がソールドアウトとなり、焦った私も3日目だけは早めにチケット確保しておきましたよ。
んで、初日もせっかく観たことないSACRIFICEやBLOOD FEASTも来るんだし観ておこうかとチケットを確保。


久方ぶりに江坂に着いてまず愕然としたのが、会場の入り口であるパチンコ屋がドン・キホーテに変わっていたこと。
あれ?ホンマに会場ここやったっけ?と一瞬焦りました。
まぁライブ終わった後とかにドリンクとかすぐに買えてこっちの方が便利。



TTF初日の客入りは微妙。まぁいつも通りのTTFって感じ。
でもまだ出店とかは少なくて、各出演アーティストの物販と、パッチ屋に最近恒例のグモーバーガーが出店していたくらい。



スラドミやTTF行ったら必ずといっていいほど遭遇する東京のスラッシュマニアくんもやっぱ来てた。
大量のアナログレコードをひっさげて(サインしてもらうため)。やっぱこの人はイカれているなと思った。
同時開催の川崎のスラッシュ・ドミネーションなど目もくれずこっちに飛んできたんだと。
そりゃそうだ。最近のスラドミの面子はスラッシャーをなめてるとしか思えない。


大阪の老舗スラッシュメタルバンドREVERGEがちょうど始まったのでフロアへと赴く。


まぁまぁお客さん入ってて、外人もチラホラおる。ステージダイブもやってる。
そしてモッシュサークル。
私としては2年越しとなるモッシュ。つまりWHIPLASH(TTF2016)以来。
ピットの中に突入した瞬間、鳥肌と久方ぶりにモッシュできたことへの言い知れぬ歓喜がこみあげてきた。やっぱ身体がずっとこの瞬間を待ちわびていたのだ。
ただし、やっぱ息はすぐにあがった。
REVERGEのVoの人が「ようこそスラッシュ・ドミネーションへ!」と言ってたのがうけた。
あてつけかな?


続いて、アメリカ産クサれB級スラッシュメタルバンド、BLOOD FEASTの登場。


へんなSEが流れ一発目いきなり1st『KILL FOR PLEASURE』から「THE DARKSIDE」。
みんなそれぞれ齢を重ね、小汚いガラ悪そうなオッサンになってしまったが、ボーカルだけが髪フサフサで肌に若干のツヤがあると思ったら、やっぱり最近加入した若いメンバーだった。
オリジナルVoと違って、歌に全く抑揚がなくギャーギャーわめいてるだけでかなりイケてなかったのが残念。
「BLOOD LUST」の最後のスクリーム連呼は再現してた。

なぜか常にセンターを陣取るベースとギター。



そしてカナダのSACRIFICEが登場。
一発目2nd『FORWARD TO TERMINATION』のイントロから「Terror Strikes」がきたときは鳥肌が立った。



最初2nd完全再現かと思ったが、3rdや最近の曲(「Hiroshima」やった)なども織り交ぜながらの2nd曲中心のセトリ。
一番興奮したのが「Afterlife」がきたとき。この曲の疾走感はモッシュせずにはおれんですよ。

今回、一番クールな佇まいで昔と変わらずのあの個性的な歌声を聴かせてくれたのが、ギターヴォーカルのロブ。
他のVoのみたいに客席に笑顔もピックもふりまくことなく、ただひたすら演奏をこなす。
シャウトも昔のままでカッコよすぎた。正直惚れた。


そしてフロアから外人の客が「Reanimation!!」とコールし、ま、PVも制作されてるのでおそらくSACRIFICEの代表曲なのであろうこの曲でシメ。


んで、TTF初日の大トリは同じくカナダのレジェンドRAZOR。


まぁ小生、RAZORは2nd『EVIL INVADERS』くらいしか知らんのやけども、セトリも割とこの作品からが多くてやっぱこの作品が代表作なのかなと。
しかし、このフェスの客、RAZOR好き多いな。その辺からしてついていけない。
ただ、にわかの私でもわかったのが、今のヴォーカルがやっぱオリメンでなかったこと。
あのかすれたような、絞り出すようなスクリームが、オリジナルと全然違ったからだ。

オリメンか判断つきかねたのが、カナディアンスラッシュ界屈指のリフメイカーと呼ばれていたこの人。
今じゃ西成区あたりをうろついてそうな虎党のオッサンになってしまった・・・
ただ、あのジョリジョリの剃刀リフサウンドは健在!間違いない!彼だ!



あの~、カルロさんですよね?



最後の「Evil Invaders」ではこんな感じ。ようゆわんわ。
「アチャー!」「オオサカサイコー!!」



今回このTTFで、B級スラッシュの外タレレジェンド3バンドのライブを一気に拝むことができたが、やはりオリジナルメンバーが揃った(風貌が変わり過ぎて見た目は全然わからんが)SACRIFICEが一番よかった。
なによりVoがオリジナルであることが強い。


今日の1曲:『The Entity』/ SACRIFICE
コメント (2)
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