AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

碑の一族

2011年06月23日 | ルルイエ異本
今宵、聖ヨハネ節前夜。

私は眠ることが出来ない。

昨夜セルティック・フロストの、あまりにも悍ましい6thアルバム「MONOTHEIST」を聴きながらうたた寝してしまい、魂をサタンに奪い去られるかのような恐ろしい悪夢にうなされたというのもあるが。
あとむし暑い。

そこで眠れないついでに、聖ヨハネ節前夜にまつわるある旧支配者の夢に関する記述をここにしたためようと思う。


全世界を経巡って、数多の秘密結社に関わり、無数の未知なる秘伝写本の類に原典のまま通暁していたドイツのオカルティスト、フリードリヒ・フォン・ユンツトの著した『無名祭祀書』という書物が存在する。
1893年にドイツのデュッセルドルフで出版された鉄枠のある黒く厚い革装丁の初版本は、その暗澹たる内容から時折『黒の書』の異名で呼ばれている。
この書は、驚くべき条理整然たる章があるかと思えば謎めいた難解不詳な章をも併せ持ちつつ、分別ある読み手ならば血も凍るかと思うような記述に満ちた書となっている。

そのありとあらゆる尋常ならざる記述の中に<黒の碑>に関する言及が出てくる。
その奇怪異様な石碑はハンガリーのある山脈中に聳え立ち、それにまつわる暗然たる伝説が幾つも伝えられている。
その中に、「聖ヨハネ節前夜(六月二十三日)にはいると、この碑の付近で異様な光景が見られる」という記述がある。

かつて、狂気の詩人ジャスティン・ジョフリは、ハンガリー旅行中に、忌まわしい伝説のつきまとうショトレゴイカヴァール(魔女ヶ邑)の地を訪れたことがあるという。
そこにはかつて、あの健全だった古いマジャール・スラヴ民族が低級で原始的なある民族と合流して婚姻を繰り返し、ついにはある混血種族となったという非人間的先住民どもが棲まっており、<黒の碑>の前で、ある蝦蟇めいた奇怪な神を召喚すべく血なまぐさい野蛮な儀式を行っていたのだ。
ジョフリはその地を去ったあと、あの怪異幻想の詩篇「碑の一族」を書きあげたのだという。

人は云う、<超古代>の悍ましきものども未だ 
世界の遺れられし隅々に秘むと、
そして<門>は未だ開き、運められし夜に
地獄に禁れのものどもを解き放つと。

ハンガリーから帰国後、奇異なる悪夢に苛まれ続けたジョフリは、収容された精神病院で狂死してしまう。
ジョフリを悩まし続けたその奇異なる夢とは、おそらく上写真のジャケに描かれているような冒涜的な悪夢だったのではないか!
(上写真は「無名祭祀書(Unaussprechlichen Kulten)」をバンド名に持つグループのアルバムジャケ画であるが、まぁごくありふれたブルデスバンドで音的にはあまり興味が沸かない。)


ああ、急に睡魔が襲ってきた・・・・
まるで森羅万象がこの恐ろしい手記の忌むべき行為を阻んでいるかのようである。
私もあの太古の忌まわしい暗黒の儀式の光景を目撃し、ジョフリのように発狂してしまうのか・・・・

あまりにも恐ろしすぎる!
 
神よ!!
私します。デトファイバー・・・・・・・・ZZZZZZZZZ




ちぇっなんだ、また職場で仕事してて大チョンボやらかして、上の者と大ケンカしてる夢やないかい。

あーもーほんと毎日がイヤになる。



今日の1曲:『Os Abysmi Vel Daath』/ Celtic Frost
コメント
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