AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

復活のOUTRAGE

2007年11月04日 | コンサート
昨夜私は、日本スラッシュ界における歴史的瞬間に立ち会うべく、大阪ミナミのROCKETSへと赴いたのであった。
そう、元祖ジャパニーズスラッシュメタルバンドであるOUTRAGEがこの世に出現してから20周年。それを記念すべく、長年バンドを離れていた初代ヴォーカリスト、橋本直樹氏がアウトレイジに一時復帰を果たし、まさかこの大阪でオリジナルラインナップでライブを目撃する日が来ようとは!!

ただ、大阪ミナミのこの小さなハコに、果たしてどれだけ人が集まるのか?少し心配だった。
ところが会場に着くと、そこはおっさんスラッシャーの集団でごった返しになってて、あたりは加齢臭漂うむさ苦しいワイワイとした状態となっており、私の当初の懸念は杞憂と化した。
やはりヴォーカル橋本氏が復帰したことによる動員力は絶大だったのだ。そう、みんなこの日を待ってたんだ!
大阪のオールドスラッシャーというのは遠慮というものがないのか、その辺を歩いていた橋本氏にからみつき「Edge Of Death!」なんて叫んでる輩もいたし、アウトレイジの全アルバムの歌詞カードに1枚1枚にサイン書いてもらっている者や、『Black Clouds』のバンドスコアなんてレア物にもサインもらってる者がいた。

開演前、会場ではBGMになぜだかアイアン・メイデンの『頭脳改革』が延々と流れており、案の定“明日なき戦い”のサビの部分で「オーオーオーオオーオーオーオオー♪」の大合唱。世代を感じさる。
そしてOUTRAGE怒涛のライヴがスタート!演奏が始まるや、前列ではこのギュウギュウ詰めの中、スラッシュ野郎たちによる肉弾戦が繰り広げられておりました。
私はというと、会場が会場だけに音もあまりクリアではなく、選曲もピンとこなかったので、ほとんど壁際でテキトーにノッておりました。本編で拳を振り上げて盛り上がれたのは、“VEILED SKY”の時ぐらいだったかな。「アナタデスカー?!アナタデスカー?!」と、適当な空耳英語を叫んでた。
橋本氏のパフォーマンスを初めて見たけど、ちょっと滑稽な印象を受けた。阿部氏のコシの入ったギターワークはやはり秀逸。
メンバーがいったん引っ込んでアンコール。鎖を引きずるというか、呼吸音みたいなSEが流れ出した時は、思いのほか込み上げてくるものがあり、鳥肌が立ってしまった。そう、彼らの出世ナンバー“The Final Day”。
冒頭の「マーイ!!ファーイ!!ナールデイ!!」の大合唱で、頭の中で想い描いていた以上の興奮に見舞われた私は、スラッシュ魂にやっと火がつき、モッシュピットに突入!前のエリアは案外モッシュしやすかった。
続けざまに“UNDER CONTROL OF LAW”!モッシュピットでは、いよいよ殺人的な盛り上がりみせていたが、さっきの曲で心拍数がヤバいことになってて、好きな曲なのにちょっとノリきれなかったのが心残りであった。あとサウンド面もクリアじゃなかったし、復帰ライブとしてはセットリストにも少し不満が残った。
まぁ物販係の小西真奈美似のおねえちゃんがかわいかったのでよしとしよう。

ライブ終了後、汗だくでロングTもベチャベチャになっとったので、物販でアウトレイジTシャツと20thアニバーサリーキャップを購入して便所で着替えた。
そして、もう姿を拝めるのは今回が最期となるかもしれないと思って、橋本氏とツーショット写真を撮らせていただいてから、早々と会場を後にしたのであった。



会場の便所にお気に入りのロングTを置き忘れてきてしまったことに気づいたのは、電車に乗り込んだ後のことだった。

今日の1曲:『THE TRUTH』/ OUTRAGE
コメント (4)
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