酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

人生の紐

2006年10月03日 | オヤジのつぶやき
今日の研修では考えさせられました

千葉県N市の研修に呼ばれました

対象者は6名の男性職員の方々です

昨日10月2日の採用です

税の滞納徴収という専門職務をこなす期間限定2年半の職員の人たちでした

自治体での新たな採用形式の職員です

年齢は 37歳から54歳と開きがあります

当然 みなさん前歴 職歴があります

大手の電気メーカーに勤務していた方 銀行員だった方 また 自営業を営んでいた方

職種はさまざまです

いろいろな事情があったのでしょう

倍率10の激戦を勝ち抜いてきた 一騎当千のつわものぞろいです


自治体は 確実に変わりつつあります

いわゆる「市場化テスト法」の成立によって 公務員が行う仕事が問い直されています

公務員でなくてもできる仕事は 委託してもよいことになりました

ハローワーク 職業能力の開発 国税・保険の収納 市町村の窓口事務

道路・公園の管理事務。。。

さらに 公務員制度の見直しが行われています


私は いいことだと思っています

従来からの職員のみなさんにも いい刺激になることでしょう

国鉄 電電公社も様変わりしました

民間の感覚 考えかたの導入は これからの役所にとって必要な要件になるでしょうね


今日の参加者のひとり

最年長のYさんと休憩時間に話し合いました 彼は大手電気メーカーの技術主任でした

「いろいろありましたよ 人生浮き沈みがつきものですよね 最近まで沈んでいました 人生を紐に例えるなら0地点から下にダラリと下がってました

でもね バブルの頃は紐のカーブも上昇しっ放しでした 

この歳になって気付きましたよ  人生の紐は 両端をつまんで引っ張ると真っ直ぐになりますね これが人生のようですね」


人生の紐。。。最後に引っ張れば水平になる

なるほど そういうものかもしれませんね

月 満つれば欠ける  欠ければ満つる

Yさんたち6名の活躍を期待しています 




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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (未歩)
2006-10-05 15:44:41
akisaienさん、ただいまリハビリから帰ってきました。

>人生の紐・・・人生、いいときも悪いときもあるが、最後は平均して誰もが同じ



なるほど、納得です。

ある一時期だけ見て、不幸だと思わなくてもいいですものね。

みなさんいろんな荷物を抱えていらっしゃいますものね。



入院中、助手さんが

「言うか言わないかだけで、みんな脛に傷を持っているんだよ」とおっしゃいました。

やはり今ある境遇を受け入れ、

進んで行くのが私の生きる道ですね。



パソコンの隣は、草薙君の

「僕の彼女と彼女の生きる道」の再放送がかかっています。
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ちょびママ様 (akisaien)
2006-10-05 00:48:22
なんともため息がでてしまう時代になりましたね。

6人の方たちには失礼ですが、とんでもない経験をさせていただきました。



一騎当千の6人でした。

いままでの貴重な体験を生かして、従来の職場環境を変え、刺激を与え、成果をあげられることを願うのみです。



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しんみこ様 (akisaien)
2006-10-05 00:42:22
公務員の方々も、真剣に取り組んでいます。

まさに必死ですね。

保育園、図書館の運営も民営化が進んでいますね。



人生の紐。。

考えさせられた重みがズシリの言葉でした。

人生の紆余曲折も終わってしまえば、全て平均値、ということでしょうか。

Yさん自身に対する考え方なのでしょう。



若い人たちの雇用問題は深刻です。

これからどのように均衡を図っていくか。

大きな問題です。



誇りに思える職場作り。。

しんみこさんのおっしゃるとおりです。

政府も個人も建て直しを考えるときですね。



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いっこんま様 (akisaien)
2006-10-05 00:24:17
重い話題になりました。

考えてみれば、この6人の方々のほかに、不採用だった50人の方々がいるわけですね。



辛い世の中、時代になりました。

終身雇用が万全だった日本は、いつの間にか消えてしまいましたね。

先が見えない、不安な時代です。

みんなが、どうしたらいいかわからなくなっています。



財政難の役所です。

まずは人件費の削減から始めざるを得ないようです。



知人の方。ご心配ですね。

健康が第一ですものね。
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たぬき猫様 (akisaien)
2006-10-05 00:15:09
6人の”新人”が、従来の職場環境、風土を確実に変えていただくことが出来れば、この方式は成功だったことになります。



プレッシャーはあるでしょうが、なんとか頑張って初期の目的を達成していただけるでしょう。

願っています。
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読み終えて (ちょびママ)
2006-10-05 00:11:51
はぁ~っと溜め息をついてしまいました。

人生イロイロとは言いますが、なかなか悟ったり割り切ったり出来ないものですよね。

人生の紐ですか。。。

いい意味で開き直った何とも含蓄ある言葉です。

多分、これからのお仕事は大変な労苦だと思います。

が、今までも荒波を乗り切ってこられた面々です。

Yさんはじめ6人の方々、頑張って頂きたいですね。

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kurumix様 (aksaien)
2006-10-05 00:11:19
最近は、公務員の不祥事が多く報道され世間から厳しく糾弾されています。

確かに眉をしかめる事件が多いのは事実です。

しかし、大多数の公務員の方々は真面目に真摯に、額に汗して働いているのも事実です。



さらに、これからも、時代の要請に合わせて変化していく公務員像が、ますます求められるでしょうね。
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未歩様 (akisaien)
2006-10-05 00:04:58
未歩さん、こんばんわ。



未歩さんの解釈は素敵です。

垂れてしまった糸を引き上げてくれる人がいる。なかなか悟れない解釈だと思います。



Yさんの言われた意味は、人生、いいときも悪いときもあるが、最後は平均して誰もが同じ、というものでした。

自分を叱咤激励する意味があったと思います。

いまは最悪でも、またいいときもある。

そういう考えなのでしょう。

きっと努力していただけるものと思いますよ。



人という字はよくよく考えられた奥の深い字体ですね。

ひとりでは生きていけませんね。
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ba-ba様 (akisaien)
2006-10-04 23:55:47
満つれば欠ける 欠ければ満つる。

言われてみればそのとおりなのでしょうが、なかなか本人には実感が湧かない感覚です。



今年の春には本当に辛い思いをされましたね。

昔は山が好きでよく出かけていました。

谷まで下るとまた登り坂。

当時はガクッとしたものですが、歳をとり、

下がった後の上り坂を期待するようになりました。



6人の方々の検討を祈るのみです。
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わたしの職場も・・・ (しんみこ)
2006-10-04 22:27:04
例外ではありません・・・。

公務員でなければ出来ないものを

模索しながら、

日々、市民サービスに勤めております。

みんな必死です・・・。



さて、

人生の紐・・・・、初めて聞きました。

喜びも苦労も、均せば同じくらいということでしょうか・・・。でも、これは生きてる限りの試練ですね。

心明るく、挑んでまいりましょう!



ただ、これからの社会で

若い方たちの雇用に影響がなければと思います。

個人の特出した能力だけを

採用するような雇用はすこし心配です。



老いも若きも

自分の働く場を

心から誇りに思えるような

社会作りをしなくてはいけませんよね。





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期間限定採用 (いっこんま)
2006-10-04 21:29:28
akisaienさん、今晩は。

いつもは比較的明るい話題が多かったと思いますが、今回は考えさせられる研修会で私の心まで沈んでしまいます。



私達酒店が扱っている「期間限定」のおいしいお酒があります。この言葉はそれ以外あんまり使ったことがありません。



しかし、今日は「期間限定2年半の採用」

それでも6人の採用に10倍の人が職を求めて押し寄せるという現実をどのように受け止めれば良いのか分かりません。何だか暗くなってしまいました。



私の知っている50代半ばの男性も地元に就職先がないため関東圏へ単身赴任で出て行きました。ずっと営業をしてきた人が、今度は積荷の仕事だそうです。アタッシュケースから何十キロもある荷物へ。大丈夫なんでしょうか?



「市場化テスト法」?何も分かりません。

ただ、役所や公民館には臨時職員、パートさんが多くなっています。私なんかは「これでいいの?」って行く末が不安になります。



長くなりました。

6人の皆様のご活躍を祈ります。

それからYさんの技術が今後何らかの形でいかされることも。

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人生の紐 (たぬき猫)
2006-10-04 21:04:17
今までの人生経験から出た言葉ですね。

なにか、胸にジーンと感ずるものがあります。



この人達の活躍で公務員が変わり,職場が変わることを祈りたいと思います。
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公務員への意識 (Kurumix)
2006-10-04 10:56:03
が変わること。

大切なことだと思います。

夫も公務員ですが。



一生懸命、働いて新しい職場でがんばるみなさんが、akisaienさんの笑顔の研修から得たものを胸にお仕事を全うされることを願っています。



人生の紐…胸に染みました。
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含蓄のある言葉 (未歩)
2006-10-04 10:22:01
akisaiennさん、こんにちは。

まだまだ人生の紐・・・悟れてはいないですが、

これは自分と周囲の人の関係でしょうか。

垂れた糸でも片端を引っ張って持ち上げてくれる人がいて

浮き上がれる・・・ということでしょうか。

また努力次第で両手で水平に保てるという

見方でしょうか。

どちらでも、「人生の紐」、

人生経験豊富な方の言葉です。

ご紹介いただきありがとうございました。



人という字がお互いに支えあって出来ているように

紐も水平に保つ、ありがたいことですね。



6名の方の活躍を期待します。

きっときっと、すばらしいお役所に変わりますね。
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Unknown (ba-ba)
2006-10-04 07:56:16
「満つれば欠ける…」 以前勤めていた会社の社長は、毎年ご自分の手帳の裏表紙にこの言葉を書いていました。



「人生山あり谷あり」と母が申していました、若い時は何時が山か何時が谷か分からなかったのですが、山は未だに何時だったのかなぁ?ですが、谷は深くしっかり確認できました。

無我夢中でこの年まで参りました、今はお蔭様で平穏無事です。



人生をしっかり見つめた6人の職員さんにエールを送ります。
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anikobe様 (akisaien)
2006-10-04 00:03:55
早速のコメントありがとうございました。



そうですね。重みのある言葉でした。

彼にはまだ家のローン、教育費が必要でした。きっと頑張ってみなさんのよい手本になってくれることでしょう。



N市の方式はこれからの自治体職員のあり方を暗示しているようです。



より、住民サービスの向上を願ってやみません。

そして、紐が真っ直ぐに張られるように。。
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人生の紐 (anikobe)
2006-10-03 23:54:06
とても重みのある言葉ですね。

6人の方のこれからのお仕事は並大抵の事ではないでしょうね。



akisaienさんの研修で得たことで、この方たちの人生の紐、たとえ弛んだり下がったりしても、きっと真っ直ぐに両手の間で張られる日のあることを祈念いたしましょう。
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