この日は 自○大学校の研修でした
全国の市町村から派遣された 係長級の職員が集まっています
研修開始の直後 気になる受講者がいました
彼は 30代中ごろでしょうか
初めから 腕を組んでいます 講師の顔を見てくれません
表情も硬く 眉間に皺を寄せ 口をへの字に閉じていました
言ってみれば 講師にとっては やりにくい受講者ですね
なにか反発しているような印象を与えます
現場で 部下指導をしていく上で このままではマイナスのイメージそのものです
講義の途中で 注意をしました これも講師の役目です
「話を聞く時は 腕を組まないほうがいいですよ・・」
なにか反論されるのを覚悟のうえでのアドバイスでした
素直でしたね~ 驚きました
ハッとしたように 態度を一変してくれたのです
「すみませんでした 気付きませんでした」
長い期間の合宿研修です
仲間のみなさんには 彼の人柄が分かっていたのでしょう
いい感じの笑い声が出ましたよ
そして・・・
講義の途中で 研修担当の女性が 講師用のペットボトルを持参して室に入ってきたのです
事前に用意をするのを 忘れていたのですね
喉がかわいていたので 礼を言いながら彼女に近づく講師の私・・・
それより早く 問題の彼が サッと立ち上がりました ? ?
担当者から ペットボトルとコップを受け取りました
そして ボトルの栓を開けて コップに水を注いでくれたのです
「どうぞ 講師」
受講者全員から 拍手が沸き起こりました
握手をして ありがたくコップを受け取りました
参りました 胸が熱くなりました
人から注意をされたとき 反発するのが普通ですね
素直に聞いてくれた彼は H県O市の市民病院の係長でした
子どものころ 吃音で悩んだことがありました
努力を重ねて ここまできたそうです
私たちは 初対面の人を 第一印象で判断しがちです
当るときもあるでしょう
しかし・・
コミュニケーションを図っていく上で「白紙の気持ちで接すること」の大切さ・・
改めて 思い起こした研修会になりました
Iさん ありがとう・・・現場でのご活躍を期待してますよ
それとは反対に、凄く愛想が良くて感じが良いようでも、言葉だけ美辞麗句を駆使し情のない方も居ました。
「籠にゃ乗ってみろ(?)人にゃそうてみろ」と母がよく言っていました。
朝から泣き虫の婆です
オヤジさんも、こんな研修ばかりでしたら
疲れも取れますね
<Iさん>にとり、これからの長い人生で
忘れられない一日となる事でしょう
普通厄介な受講生がいたとしても、講座を乱さないのならそのままにしてることが多いですよね。
それを、注意することは結構難しいものだと思います。
誰でも、嫌な事は言いたくありませんものね。
でも、講師として、言わなくてはならないと思われたオヤジな私さんはステキです。
それを素直に聞いた彼もステキです。
でも、素直に聞く、それだけで終ってしまうものですよね。
それだけでも目を見張ることですのにね。
その上、ペットボトルをもらいに行ってついでくれるなんて、(ラッキーは消しておいてください笑)ですよね~~~~
私なんか典型ですけど、心に思っててもすぐに行動に移すということがなかなか出来ません。
その彼は無意識なくらいに、立って行ったのでしょうね。
そういう人になりたいな~と思います。
神戸でお待ちしてます♪
うれしいな~
「この人は、私とは合わないかも・・・」なんて勝手に思ってしまい、ギコチナクなっちゃいます。
でも、話してみると、全然違う人というのが多々あります。
【人は見かけによらない】というのは、そういう事も含めていうのでしょうかしら。(笑)
第一印象だけでその人の人となりを決め付けるのは良くないですね。
この間のタクシードライバーの話でも実証済みです。
それでも、私たちってどうしても第一印象で決めがちなんですよね。
だから逆に言えば、それだからこそ初対面の方の前では心しなければならないと思います。
確か、初期の頃にも似たような話があったかと思います。
昨夜、玄侑宗久さんの「中陰の花」を読み終えました。実は、玄侑さんが芥川賞を受賞された頃には、それこそ第一印象で僧侶の書く本だから“とっつきにくい本”と決め付けていたんですが、この間のテレビを見てから私の気持ちが変わりました。
昨夜一気に読み終えたという感じなのですが、主人公の思いと私自身の経験とが交錯して涙が溢れました。
今こうしている書いている間も涙が滲んできます。
明日は神戸ですね。皆様によろしく。
また 復活しました。
長い間 ブログを やめていたので、
見に来てくれるか?心配でした。ありがとうございます。
私も 第一印象で 判断します。
でも それって良くないことだと
わかっていますが、”つい!”
これからは 気をつけようと思います。
わたしもむかし研修を毎日やっていましたけど、これほどの変わりようの人は少なかったですね、オヤジ様の注意の仕方がゼツミョーだったのだと思います。
注意をすれば素直に反省するところは、えらいところですね。講習会は大勢の人が来ますので、この手のタイプは目立ちますよね。
第一印象で見ることは大事なことですが、人柄を決め付けてはいけないと云うことでしょうね。
さすがオヤジさん、ニッコリ笑って「いけません」よと云えば誰でも「ハイ」と答えますよ。「飲みすぎてはいけませんよ」「はい」と云う感じです。
ほんのなにかの印象で判断してたのでしょうね。
もちろん直感が的中するときもありますが、即決せずに一声かけてみるのも大切ですね。
お母さん、名言でした。
Iさんの素直さに救われましたね。
ペットボトルを取りに行ってくれただけでも驚きでしたが、コップに注いでくれるとは!
全く予想外の行動でした。
魂げました。
この経験を早速次の研修に生かしたいものです。
いい話は広めたいですからね。