酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

誉めるコミュニケーション

2005年11月01日 | コミュニケーション
プロ野球日本シリーズは 千葉ロッテの圧勝で幕を閉じた

バレンタイン監督の 選手掌握術が評判になっている

とにかく選手を誉めるらしい

決して けなしたりはしない

まさに 誉めるコミュニケーションの極致だった


人を育てる手法に ほめると叱るがある

昨日は孫たちを訪問した 取立て野菜の「じじの宅急便」だ

相変わらず 部屋はおもちゃだらけ 電車の山積みだった

「H君 ひとつだけでも片付けると お母さんが喜ぶよ 来年は小学校

エライんだからできるよな」

     

この子のキーワードは お母さん

お母さんに誉められてからは 姉のスニーカーまで洗うようになった

この日も 早速ひとつふたつ片付けはじめてくれた


考えてみれば、大人たちも幼少の頃 いかに誉められ育ってきたことか

這えば誉められ 歩けば手拍子 なすことすること全て賞賛された

それがいつしか 誉められなくなった


誉めることは なにか照れくささが付きまとう

率直に誉めることが大切だ


ある研修で聞いた 某係長の体験談だ

日頃から あまり気の合わない課長とのゴルフのコンペ

何番目かのホールで 快心のティーショットだった

「係長!ナイスショット!いいね」

後方から 賞賛の声が上がった

なんと 課長からのうれしいエール  あ、案外いい人なんだ

ニッコリ振り返った係長 お礼の返事を交わそうとした瞬間だった

「仕事も その調子でね!」

腰が抜けるひと言が飛んできた

課長の毒気に当てられた係長 その後の成績は散々だったという


課長としては ユーモアのつもりだったかもしれない

日頃の関係から ついカーブを投げてしまった

誉めるときは 照れずに直球を投げることだ


バレンタイン監督は 誉めるコミュニケーションの大切さを再認識させてくれた

まず 身近な人間関係からの実践

細君を誉めてみようか

最近 齢のせいか 文句の多くなった私です