ソナス・ファベールのGuarneriシリーズの第5世代になる「Guarneri G5」が日本でも発売された。
価格は2,950,000円(税抜き、専用スタンド付)である。
Guarneriシリーズの初代は、1993年に登場した 「Guarneri Homage」である。その後名称を変えながらその系譜は連なっている。
我が家では現在、Guarneri Homageの後を継いで2006年に登場した第2世代の「Guarneri Memento」が活躍している。
第3世代である「Guarneri Evolution」からは、設計者が創業者であるフランコ・セルブリンから、その後継者に変わったので、音の雰囲気も随分と変わったと言われている。
第4世代は、「Guarneri Tradition」という名称で、2017年に登場した。この世代から附属する専用スタンドの形状が変わった。金属製の一般的な形状のものに変更された。
私は第3世代まで継承されていた、ストリングカーテンが特徴的である独特の形状をした専用スタンドが好きであったので、その点は少しばかりがっかりさせられた。
そして、日本でも販売が開始された第5世代の名称は「Guarneri G5」である。「G5」は「Genaration 5」の略である。その名称はちょっと無機的なものになった。
第4世代の「Guarneri Tradition」の価格が2,150,000円(税抜き)であったので、今回のモデルチェンジによる価格の上昇率は37%。ここ数年の為替相場の変動を考慮すると、やむを得ないところであろう。
その見た目は一世代前の「Guarneri Tradition」と大きな変更点はないが、きっと様々なブラッシュアップが施されているのであろう。
私が普段家で聴いている「Guarneri Memento」から、20年近くの年月が経過し、世代も3世代新しくなっているので、きっと大きな変貌を遂げているであろう「Guarneri G5」・・・機会があったら、試聴してみたいスピーカーである。