BMW4シリーズは、3シリーズをベースとしてクーペスタイルのスタイリングを採用している。
伝統的な3ドアクーペもラインナップしているが、「4シリーズグランクーペ」と呼ばれる、ドアが4枚あり、実用性も兼ね備えたモデルも追加され、これが4シリーズとしては売れ筋になっているようである。
販売ボリュームが大きくBMWにとっては主力モデルである3シリーズはデザイン面で冒険しづらく比較的保守的なエクステリアであることが多いが、その点4シリーズは隙間モデル的な存在であるので、大胆なエクステリアデザインに挑戦できる。
当初現行型の4シリーズが出た際には「結構大胆なエクステリアデザインだ・・・」と驚いた記憶がある。
その4シリーズがマイナーチェンジを受けた。
マイナーチェンジであるので、大きく変わったという変更ではないが、フロントフェイスのデイタイムランニングライトが縦に2本入る形状になり、より眼光が鋭くなった。
2020年にフルモデルチェンジされた際に驚いた縦に長いキドニーグリルの形状はそのまま継承されている。
今回のマイナーチェンジではエクステリアよりはインテリアの方が変更点が多かったような気がする。
現在のBMWのインテリアデザインに統合されたという感じである。ATセレクターはスイッチタイプのものになり、横長の大きなカーブドディスプレイが目を惹く。
「商品力は確実にアップしたようだ・・・」と感じられるマイナーチェンジである。