現行型のフォルクスワーゲン・ティグアンのサイズは全長4,515mm×全幅1,840mm×全高1,675mmである。日本の道路事情にあったジャストサイスのSUVである。
本国ドイツでの人気も高く、登録車数の最も多いSUVになっている。
そのティグアンがフルモデルチェンジした。
フルモデルチェンジしたティグアンのサイズは、全長4,551mm×全幅1,840mm×全高1,640mmである。サイズはほとんど変わっていない。
パサートがフルモデルチェンジにより、セグメントが1つ上がるほどにサイズアップしたのとは対照的に、ティグアンはサイズを堅持してきた。
そのエクステリアデザインであるが、フォルクスワーゲンらしく手堅く堅実に纏めてきている。
フロントは、最新のHDマトリックスヘッドライトを採用して、左右を接続するライトバーを装備することで横に長く伸びやかで、先進的なスタイルになっている。とてもすっきりとした印象を与える。
サイドビューやリアビューも奇抜で難解な要素は全くなく、SUVらしいどっしりとした安定感のある造形である。見ていて気持ちが爽やかなになる要素に溢れている。
インテリアに目を移すと、思わず「でかい・・・!」という言葉が漏れ出るように大きな液晶モニターが中央にでんと構えている。「これって前方視界の妨げにならないのかな・・・」と思えるほど大きな液晶パネルの解像度は高そうである。
様々な操作はこの液晶パネルにタッチして行うのであろうが、物理的スイッチも多少残されていて、操作性の低下を防いでいるようである。
アンビエントライトもAudiほどの煌びやかさではないが、従前のフォルクスワーゲンよりも華やかになっている。
エンジンは直列4気筒1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド、直列4気筒2Lガソリンターボ、直列4気筒2Lディーゼルターボが用意されるようである。
さらに、プラグインハイブリッドモデルもある。これは、直列4気筒1.5Lガソリンターボエンジン+電気モーターである。バッテリーの容量は19.7kWhで、EV航続可能距離は100kmとされている。
「プラグインハイブリッドモデルがやはり気になる・・・日本に入ってくるのは今年の秋以降であろうか・・・できれば試乗してみたい・・・」と思わせる新型ティグアンである。