おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

土鍋で水餃子

2023-10-22 11:15:01 | 福島
 畑の野菜たちがなかなか大きくなってくれない。アスパラ菜はまだひと掴み収穫できるくらいだし、春菊は葉っぱは出ているが使えるほどはない。キャベツ、白菜は結球するところまで行かないし、大根もほかの畑に比べると成長が遅いようだ。我が家の畑では、今時期に収穫できるものは大きいネギと小ネギしかないのである。ただ、畑の周囲にニラが馬鹿みたいに自生していて、育てているわけではないのに収穫できる。これでも採って帰るかと、散歩の途中で摘んでいく。

 野菜がネギとニラだけなので、何を作ろうかと考え、ひき肉があったのでチヂミを作ることにする。ただ、夕飯がチヂミだけじゃあ寂しいなあと思いながら、ワインを買おうとスーパーに立ち寄ると、シメサバが目についた。そうだ、夜は鯖寿司にしようとひとつだけ購入する。数年前、旅行で福井に立ち寄った時、そこで食べた焼き鯖寿司が美味しかったので、簡単に我が家でできないかと考え編み出したのが、シメサバで作る焼き鯖寿司だ。

 切れ目の入っていないシメサバを買ってくると、これを縦半分に切って巻きすに長方形になるように並べる。その上におぼろ昆布を乗せ酢飯を広げる。本当は型押しの枠があるといいのだけれど、ないから巻きすをしっかり巻き、しばらく時間を置く。ある程度硬くなったところで巻きすを外し、バーナーでサバの皮の部分を炙ると自家製焼き鯖寿司の完成である。というわけで、手間をかけずにチヂミと焼き鯖寿司の夕食が完成する。

 昨日は、朝の散歩の途中で大きなキャベツを「持って行くかい」と手渡され、ありがたく持って帰った。さて、これをどうやって食べよう。ホイコーローでも作ろうか。でも、急に寒くなり体の中からあったまるものを食べたい。そこでチヂミで使ったミンチとキャベツを合わせて、水餃子にすることにした。水餃子の皮がないので、使い残しの中力粉と薄力粉を混ぜしっかり捏ねて、自家製の皮を作る。皮一枚分になるように小さく切って均等に丸めると、全部で16個分の皮ができた。

 水餃子は土鍋に鶏がらスープの素、酒、塩、鷹の爪を入れ、ネギと豆腐を入れる。そこに自家製皮で包んだ餃子を投入して、ふっくらして来るのを待って完成。全部入りきれないので、一旦餃子を全部食べた後に、入りきれなかった分を再投入することにする。

 というわけで、土鍋でコトコトと煮てふっくらしたところを、ポン酢醤油をかけて食べる。水餃子と湯豆腐で、これだけでお腹いっぱいだ。土鍋といえばやっぱり熱燗だと、ちびちびやりながら餃子をハフハフ頬張ると、寒い夜を体の中から温かく過ごせるのであった。
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