おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

目に見えるもの

2019-01-19 12:00:55 | 福島

 今日は2週間に一度の図書館に本を返す日だ。ついでに新たに本を借りてくるのだが、数日前に小林秀雄全集の「近代絵画」を買ったので、今週はそっちを読みたい。普段なら3冊ほど読み物を借りるところを、今日は自転車旅のエッセイだけを借り、あとは雑誌を2冊借りた。

 郡山市の中央図書館への往復の間に、四、五人の市民ランナーを見かける。走り始めたばかりとおぼしきオッサンオバサンが足を引きずるようにして、なんとかエッチラホッチラ走っている。若い女性は、カラフルなトレーニングウエアに耳にはイアフォンをして音楽を聞きながら走っている。それもわざわざ車の通りの多いところを選んで走っているとしか思えないのは、他人に見てもらうことでモチベーションを高めているのだろう。見た目ばかり気にする人には並行するが、時には見た目がやる気を起こさせることもあるので、一概に否定することはできない。若いアンチャンがリュックを背負って走っている。僕のように途中で補給が必要な長距離を走っているのか、山を走るトレイルランニングのトレーニングなのだろう。

 カフェに来る近所の人に「最近はランニングブームですね。郡山を車で走っていると、本当によくあちこちで走っている人を見かけますね」と言うと、「えっ、そんな人、見たことがないよ」とそっけない。人間、興味があるものしか見えてないという証拠だ。

 そういう僕も、今年は自転車を購入したいと考えているので、雑誌で見たり、路肩に停めてある自転車を観察したりしているが、自転車屋に見学に行こうとして一体どこにあるのか見当がつかない。一箇所は普段通る道沿いにあるのですぐにわかったが、あとはどこかで見た覚えはあるものの、はっきりした場所がわからないのだ。

 調べると、時々行くショッピングモールの一角に自転車があるというが、見た記憶がない。実際に出かけていってうろうろしてみるものの中々見つからず、結局その辺にいた店員さんに尋ねると、確かに立派な自転車屋さんがあった。人間、興味のあるものしか見えてないんだなあ。

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