我が家の近くを磐越東線というローカル線が走っている。普段はまったく乗ることがないのだが、朝の散歩では駅に向かう人や電車の音で、何時何分だというのが大体わかる。そんな磐越東線だが、今年のお正月は、犬もいないこともあって、電車を使ってどこかへ行こうということになった。調べた結果、福島市の飯坂温泉が、駅から歩いて回れる温泉街でもあり、我が家からだと1時間ほどの間に2回も乗り換える必要があって、旅気分も盛り上がりそうだ。
朝、近くの舞木駅まで歩いて行く。自動販売機で切符を買おうと千円札を入れると、つるりとお札を飲み込んだまではいいが、それっきり使用不可の文字が出て、切符どころか返却ボタンを押してもお金は返ってこない。販売機に連絡先があったので、すぐに携帯で電話をかけるが、早くも電車が入っていた。
再び向こうからかけ直すということだったが、飯坂温泉に向かう電車の中でかかってきたので、話をしていると、車掌さんから車内は携帯電話は禁止だと怒られた。いやいや、こっちは鉄道会社のせいで旅気分が台無しなのだ。結局、券売機の中を調べて売上との照らし合わせをした上でなければ返却できないということで、2週間待たされた挙句、書留で送られてきた。菓子折りのひとつでも持ってこいっちゅうの。
そんな磐越東線であったが、イラストに描いてみた。画中の民家は今は老人のケアホームとして使われているが、元々は知人の実家だったそうだ。
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