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「慰安婦」の最終的・不可逆的解決?   文科系

2018年03月02日 02時04分54秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 1日の夕刊にも、こんな記事が載っていた。見出しは
『「慰安婦問題は人道犯罪」 独立式典 文氏「竹島」も批判』
 記事中にはこんな文章もあった。
『(文氏が日本に)あらためて反省を促したことで、日本政府の反発は必至だ』
 同じ記事中に当然『日本政府は抗議』との中見出しがあって、管官房長官のこんな声も載っていた。
『最終的かつ不可逆的な解決を約束した日韓合意に反するものであり、全く受け入れられず極めて遺憾だ』

 この「最終的・不可逆的解決」約束の理解は、そんなに単純な分かり易いものではないと僕は考えてきた。そもそも、慰安婦問題の解決って、何? 韓国政府が何かを要求したり、抗議したりはしないということ? なら多少は分からぬでもないが、でも、こういう問題は残るはずだ。

 政府でさえ、こういう歴史関連式典行事などで過去を振り返ること。さらには、韓国民間団体、個人や、学者らが、折に触れて韓日の歴史問題としてこれを研究して、発表、提起というようなことは。別に何か補償などを要求するということではないこういう事ならば、学問、思想、言論の自由で、政府が止められるものでもない。むしろ、政府も含めて思想表現の自由に属することまでを縛るというのなら(そういう日韓合意の解釈をするならば)、それは別のもっと大きな法に違うことになるはずだ。そして、こういう表現の自由と「韓国(政府)による抗議」との境目は意外に難しいのではないか。

 慰安婦像設置だって、そういう歴史的重要事実に関わる表現の自由とも言える。大使館の横に設置されてさえ、何か別の法による正当な撤去理由がないならば、文句は言えないはずだ。慰安婦問題での当時の日本政府の二つの文書をこの2月17日などここでも紹介してきたが、当時の日本政府が関わった大々的な慰安婦制度に朝鮮の少女たちも多く動員されたという歴史的事実は消えないのだから。 
コメント (18)
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