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まだまだ不気味、トランプ朝鮮政策  文科系

2018年03月14日 14時29分06秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 米ティラーソン国務長官解任は、僕には大変気になる情勢だ。この1日に「米先制攻撃への現実的恐怖」というエントリーの中でこのように書いたが、これの延長問題として。
『この2月27日新聞は、アメリカのこんな悲観的情勢を伝えている。国務省北朝鮮担当特別代表ジョセフ・ユン氏が、3月2日付けで辞任すると米国務省が明らかにした。オバマ前大統領が北朝鮮の核・ミサイル問題をになう特別代表に任命して以来、この任に当たってきた「対北対話派」筆頭の人物である。このことを、トランプ大統領府に対する不満表明だと報道するアメリカ・マスコミが多い。トランプ政権になって1年、外交の府・国務省が政権から疎外され始めたことへの「やってられない!」といういくつかの報道の一つなのである。』

 さて、そもそも、今年に入ってからの米北をめぐる遣り取りは意外なことばかりが続きすぎている。
①まずなによりも、韓国が北に対してかってなく粘り強く平和的解決・交渉を持ちかけたこと。日本のマスコミが「北に欺されている」「アメリカを疎外している」などと評したほどの必死の工作ぶりであった。
②これに対して北が、南北及び米北首脳会談に応じたというのも、「非核」を交渉の議題に載せると応じたのも、全く意外な展開であった。

 さてこの二つからこんな推察も成り立つのではないか。トランプが既に対北先制攻撃を決めていて、それを察知した韓国が形振り構わず和平に動いたと。そして、韓国にこの情報をもらしたのが、アメリカ国務省筋であったと。こういう見方をするならば、今回のティラーソン解任にまで引き続いてきた国務省と政権との確執が初めて理解できるように思うのである。
 こうしてつまり、アメリカの対北先制攻撃(開戦)はいったん遠のいたが、決して消え去ってはいないと、今僕はそう強調したい。それほどにあのトランプという人物を危惧している。
「北は完全に破壊する」と繰り返してきたのだし、「それは、どうするつもりということか?」と問われて「今に分かる」と答え続けてきた人物である。どれだけ人が死んでも銃を規制しないと頑張っている米政治勢力に支えられていることや、イスラムの聖地でもあるエルサレムをイスラエルの首都と認めて改めて中東に憎しみを深く拡散させたその遣り口などに思いを馳せざるをえないのである。

 さし当たって4月に予定されている米韓軍事演習はおこなわれるのかどうか。安倍首相が韓国大統領にわざわざ「延期をするな」と申し出て、「内政問題である(内政干渉するな)」と突っぱねられた経緯があったあの大演習である。今までの経緯から観てこれはもういったん吹っ飛んだのかどうかなどを含めて、不安な目で観守っていきたい。
コメント (6)
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