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「桜」特捜検事を、検審が意見聴取  文科系

2021年07月16日 11時49分42秒 | 国内政治・経済・社会問題

 「桜を見る会」夕食会の費用補填問題では、国会などでも嘘、誤魔化しを連発してきたのが、安倍晋三氏。「事実5,000円で済んだのだ」とか、「個別に領収書を出した」だとか、果ては「ホテル領収書は無い」とまで言って罪を逃れようとしてきた。その結末は秘書が略式罰金刑で、安倍は不起訴。
 ところが、今新たに検察審査会が標記のことで動いていると、今朝の新聞にあった。「捜査の経緯や不起訴と判断した根拠について説明を求めたもようで、近く議決を出すとみられる」と報道されている。
 民主党新政権誕生時に、首相になると見られた小沢一郎の単なる「期日ずれ収入」問題で起訴、不起訴があれだけ長引いた事を思い出すと、この問題の扱いはあまりにも軽すぎる。「国政功労者を祝い励ます会」を「政権党幹部の個人選挙功労者を祝い励ます会」に換えてしまって、そこに出てきた最大多数の山口県人こと安倍晋三後援会幹部らで開いた前夜祭への補填金問題なのである。因みに罰金刑となった秘書は、今ではもう幹部秘書として地元で大活躍なのだそうだ。このように大々的な国政私物化の出汁にされながら、この秘書を許しているやの山口県人達、後援会幹部らもどうかと思うのだが、とにかく安倍晋三は、我が物顔に国政を汚しすぎてきた。

 検察審査会申し立てに関連して本日、河井克行氏による買収事件で不起訴となった地方議員関連の報道もあった。彼らの不起訴は不当であると、検察審査会に申し立てがなされたと。この事件でも安倍氏が行ったとされている自民党本部資金1・5億円支給が問題になっている。この「理由不明、異例の大金」が自民党本部から出ていなければ起こらなかった河井賄賂事件なのであるから、安倍氏や自民党などが調べられるのも必然なのである。とここでは、安倍晋三氏は、自民党を私物化しているという勢いである。

 今日最後の重要なまとめになるが、これらの事件の遠因は、こんな所にあるとすでにはっきりしている。「私が国家ですよ」とか、「五輪反対の人々は反日である」とかの愚かすぎる勘違い発言がある。国民の四分の一を超える程度の賛成によって自民党、国会、官僚を握った上に、裁判の起訴権を握る検事総長人事までを掌握して三権分立をさえ壊そうとしていた独裁者の高揚感! このことを何よりも示しているのが、桜に見えた「国政功労者=個人選挙功労者」ではなかったのか?!

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