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直前の「本の広告」エントリーのあとがき  文科系

2019年06月07日 00時37分56秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 直前エントリー冒頭にこう書いた。
『ここの読者の皆さん、お気づきだろうか。僕の日米政治関係エントリーには、このごろ必ずこの広告が付いてくることを。安倍総理が人差し指を立ててこちらを睨んでいる画像に被せて「借金と財務省の黒いつながり」と字幕が入った、黒い写真の広告である。これに付いている「こっちへ行け」マークをクリックすると、ある本の広告が最大画像で飛び込んでくる』

 さて、この広告は今までどんな目的どんどんこのブログにやってきていて、このエントリーの後では一体どう変わるのだろう? なんせ、「載せたい」エントリーには縦に2枚重ねてこの「真っ黒な安倍」が載ってくるのだから、非常に興味がある。そして、今まではこうだったのだから今後はこうなるだろうと確率の高い予想もしたくなるというもの。

 ブログ広告って何のために載せるか。その商品に興味ありげな人に送る。この本の広告に「興味ありげな人」ってどういう人かということで、色々試してみたらこんなことが分かった。結局「脅している」のである。

 こんな広告は大嫌いという確信犯エントリーには載せず、これに釣られそうなエントリーや人、「これを恐がりそうな人」に載せている。つまり、一種の脅し広告だと分かった。道理であの画面が真っ黒で、右を前にした半身の安倍総理が右手人差し指を挙げてこちらを睨んでいるわけだ。そう合点したのである。

 さてこれからどうなるか。確信犯エントリーには案外載せる事が多くなるかも知れない。これを読むなと言う意味で、エントリーご本人以外を脅すために。それとも、確信犯エントリーには今まで同様載せることを避けるのかな? 

いずれにしても面白い。今後の変化をまた、エントリーしよう。


このエントリーの掲載直後の追加です。
 「本批判」エントリーの方には、「真っ黒な安倍」は載っていません。が、この「あとがき」自身の方には載りました。これはつまり、確信犯には載せず、「判別無し未定」にはさし当たって載せる? でも広告って「観てくれればいい」と馬鹿だから、ダボハゼかも知れない。反対でも賛成でも、観てくれそうなエントリーにはなんでも、どんどん載せる、と。

その5分後の、追加です。
 やっぱりダボハゼだ。それも、確信犯にもどんどん載せるようになった。このダボハゼ「真っ黒な安倍」は、やはり読もうとする人への脅しを始めた?等々とにかく面白い。今後も注意してダボハゼを挑発してやろう。
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2%目標など総崩れの責任逃れ本   文科系

2019年06月07日 00時20分17秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 ここの読者の皆さん、お気づきだろうか。僕の日米政治関係エントリーには、このごろ必ずこの広告が付いてくることを。安倍総理が人差し指を立ててこちらを睨んでいる画像に被せて「借金と財務省の黒いつながり」と字幕が入った、黒い写真の広告である。これに付いている「こっちへ行け」マークをクリックすると、ある本の広告が最大画像で飛び込んでくる。

 総理と会食したら「協力して欲しい」と頼まれたから書いた本なのだという。三橋貴明という何処かの研究所の方と言うが、先ず学者なんかではない。だって、こんな無責任極まる宣伝文句が入っているのだから。それも「1980円の本を送料だけ550円でお渡しする」と約束する著者なのである。
『情報を掲載するにあたり、細心の注意を払っていますが、掲載されたすべての情報の内容の正確性,完全性及び安全性等を保証するものではありません』

 学問的吟味に堪えられるお方ならばこんな注釈を付ける本などあり得ない。ちょうど、百田尚樹が、その「日本史」本とかに「史実とは違う」と批判箇所が数々指摘されたのに対して、こんな弁解文句を叫んだのと同じことだろう。
『僕は歴史家ではありません。小説家ですから、僕が面白いと思うように書きました』
 という本を日本史の事実と思って読む読者がアホなのだと言わんばかりの、これ弁解になってるの??

 さて、三橋ご本人が書いた本の宣伝文句のさわりを長く引用してみよう。


『 総理の告白、「3つの敵が邪魔になっている」

どうしても、私だけでは難しい部分がある。協力して欲しい。この会食を通して、そんな声を受け取ったように感じた。そして、総理が今最も苦戦しているのは、ある3つの敵がいるからだと打ち明けてくれた。
1つ目:この勢力は、何をやっても「常に安倍総理の敵」であるとのこと。
森友問題や加計学園問題などのリークをしてあるゆる形で安倍総理を引きずり降ろそうとしています。
2つ目 : この勢力のせいで、日本は欧米から食い物にされ、日本の格差はどんどん広がっています。
3つ目:この勢力は、あらゆる政治家や官僚に根回しをしていて非常に厄介だと言います。この敵こそ最後の任期で何とかして、”彼らによる洗脳”を解き、日本を正しい方向へ導きたいと…


これらの3つの敵とずっと闘ってきたが、中々手強く、総理もここまでとは思っていなかったようである。ただ、最後の3つ目の勢力に対しては、何とかしてでも対処していかないと、本当に日本が手遅れになるかもしれないと危機感を感じていた。なぜか?
それは、2年後に迎えるかもしれない「日本経済2020年危機」を迎える可能性が極めて高く、それに対応できないからである。(中略)もし、この危機を迎えてしまうと、日本国民の給料がさらに下がり、今以上に生活が苦しくなり、貧困化が加速します。(中略)それだけではなく、超円高となり日本株が大暴落して世界的な金融危機を迎える可能性もあります。オリンピックが騒がれている一方で、水面下では「日本経済2020年危機」が進みつつあるのです。』


 さて、三つの敵というのが全部嘘である。それぞれの原因をきちんと押さえてみよう。
 第一に「森友問題や加計学園問題などのリークをして・・・引きずり下ろそうと」とのことだが、リークをした人が悪いのか、こういう問題を作った安倍自身が悪いのか。答えは自明であって、官僚にこうさせた安倍と、忖度した官僚が悪いに決まっている。リークをした人は例えば元文科省次官のように、むしろ正義の硬骨漢と言える。
 二つ目の敵が「日本は欧米から食い物にされ、日本の格差はどんどん広がって・・・」とのことだが、この責任も第一に安倍初め自公政権にあることは自明である。時価評価など会計世界基準や、「時価高額の株で株を買う仕組み」などを導入して外資の自由参入を許し、日本の物作りをアメリカ同様に駄目にしたのは一体誰だったのか? 
 正体をぼかしてこう書いてある「第3の敵」も実はご自分のことなのだ。「あらゆる政治家や官僚に根回しをしていて非常に厄介」。 ここ30年を観ても、ほとんどの政権は自民党。そして、小選挙区制と政党交付金ができてからは、自民党総裁の自民党内権限が強大になりすぎている。これは政治論議の常識に属すること。そして官僚はもちろん、安倍政権への忖度ばかり。この忖度がまた、安倍自身が元締めをやっている新設内閣人事局の高級官僚人事権によるもの。この世界に対して、安倍以上に「根回しをしていて非常に厄介」な存在などあってたまるものか。でなければ、忖度官僚があんなに生まれるわけがないのである。

 どうだろう、三つの敵なるものは,実は総てご自分がやったことをさしているのである。三つそれぞれの分野でご自分より強いものは誰もいないというそんな事項、領域ばかりだから。そこの失敗を他のせいにするためにこの本が出されたのだ。それも、アベノミクスが全て失敗し、「2%目標」やインフレターゲット自身を投げ捨てざるを得ないどころか、いまやこのためにやったずぶずぶの金融緩和、官製バブルのしっぺ返しが怖いそのことを、総て他人のせいにしようという、実に悪辣な本である。
 日銀や政府が国債や株を買う官製バブルに対する、外資からの空売り攻撃が怖いその時が近づいたからこそ、こんな本を書かせているのだろう。この時が近づいているどころか、既に去年末、日本政府は15兆円ほどと過去最大の損失を出しているのだ。ドイツのGDPを凌駕するGAFA株価時価総額が、日本のバブルに売り浴びせを始めたらと今になって恐怖にかられ、その布石として他に責任転嫁するという予防線を、安倍が張り始めた。上に引用した長い宣伝文句の最後の部分は、そういう長年懸念されてきた「長期にわたる大型金融緩和の出口に待っている危機」のことをわざわざ取り上げて、予告弁解をやっている。いままでは出口危機論に対しては必ずこう応えてきただけである。「2%が達成され緩やかなインフレ状況になれば、総てが上手く行く。必ず達成します」。この安倍自身の言葉は、今はもうみじんも残っていない。
 ・自分の永年の目標、アベノミクスは全て失敗した。
 ・その目標を下ろした瞬間に、その失敗を認めると同時に、そのすべてを「敵」のせいにする。


 何と情けない政治、政治家であるか。いつも言っているように、何の責任感も感じさせない軽すぎる言葉で、ただ選挙に勝ちさえすればよいというだけの「政治」をやってきたのである。これこそが、彼の本質なのだ。マスコミ工作とパフォーマンスだけの政治。そういえば、安倍の先輩に「小泉劇場」というのもあったな。彼はあの内閣の最高幹部、「劇場」性だけを学んだのだろう。
コメント (4)
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