老人版「青春１８きっぷ」で行く、バス旅。

　仙台では、７０歳になると９５％割引になるカードが発行されるという。これが市バス、地下鉄、宮城交通バスを年間１２万円分まで使える。フルに１２万円分乗っても６千円。

　友人が古希の祝いを終えたあと、足取りも軽く旅に出る姿が目に浮かぶ。そうか。都会の老人は、７０歳から急に元気になるのか。いいね。

　バス旅は、いいよね。何がいいって、まず揺れるのがいいよね。それとエンジンの振動が伝わってくること。
　最後尾の窓際に彼女と座って、ずーっと１時間ぐらい乗っていると。シートから暖かさが伝わって来て、程よい振動を感じて、右に左に揺り揺られ。

　間をあけて座っていたはずの彼女との距離が埋まり、眠気も手伝って、足が彼女の足にぶつかる。ここぞとばかり、揺れないのに、ぶつかったり。そのうち暇な方の手が動き始めたりして・・。

　そういふ妄想を、良くしていたものだ。

　いやね。マイカーでも出来ないことは無い。無いが、集中出来ない。そこが決定的に違う。感覚に集中することが出来る。それは、楽しいだろうなあ。

　友人のひと言で、ここまで連想してしまった。ヘンタイだろ～。変態度には、自信があるでよ。妄想族だからな。

　オレは運転免許が遅かった。東由利の分校へ、バスで授業料取りに行ったこともある。思い出した。女と一緒だった。初めてだから。仕事は先輩、歳は後輩。あれのせいかな。

　ｐｓ.　待ち焦がれたミロが、スーパーに入ってないぞ。どうしてくれる。買い占めは、やめろー。