松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

探検、小友舘(おともだて)。

2021-03-23 14:57:17 | 日記・エッセイ・コラム
 雪も解けたし、久しぶり小友舘へ登ってみよう。と考えた。小友舘は館が付く通り、城あとだ。たかだか標高193mの山だ。地図には、館山とある。しかし毎年、行けるかどうか悩む。今年も、恐る恐る入口の標識を覗く。

 えっ。二つ、問題があるぞ。通り抜け出来なくて、工事中。でもバリケードが無いから進む。山の上から上新城へ下る道は通行できないことは分かってる。工事中とは、一体ナニ。

 毎度、春先はこういった杉落ち葉の上を進む。四駆でなくても大丈夫。最初の難関は、無事通過できた。

 ここは慎重に進む。あとは池を回り込んで、上がっていく。ところどころ、工事した跡がある。

 池に面した道路は、欠けた場所を土盛りして白く塗ったコンクリート擁壁で補強してある。

 土砂が流れた場所は、法面復旧して芝を張り、土嚢を巡らして、舗装し直して白線も入って、いいじゃないか。こんなオレのために、ここまでしてくれるとは。

 てっぺんまで行って、車を置き、20m弱を登る。

 バッケが満開で、水仙のつぼみが膨らんできたところだ。

 ここまで誰とも会わないし、車も無かったのに、音がする。山の向こう側で工事でもしてるのかと思った。

 なあんだ、看板が風でバタン、バタン言ってるだけだった。

 上からは、飯島の火力発電所と、土崎の道の駅ポートタワーセリオンが見えた。

 そうそう、花粉の状態はどうなってる。おう、これは天気次第ですぐにもはじけそう。

 結局、工事中らしきものは見えなかった。多分、湖岸の工事なんだろう。1か所だけ、危険な場所が残っているからなあ。

 なんのことはない。土木工事の完成検査に行ってきたようなもんだ。オーケー、合格したものとみなす。秋田市は、ヤル気があったんだあ。安心したよ。あのまま、朽ち果てるのかと思ったぜ。

 下りながら、床下からカタカタ音がする。平地に戻って、覗いたら、あらら。結構な枝がフロントからぶら下がっていた。これかー。

 こんなことでは、めげません。山菜が出る頃には、みなさん通って、綺麗になるはずだから。また八重桜が咲く頃、花見に行くさ。
コメント (2)
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