松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

雰囲気のある集落、鵜養(うやしない)。

2016-03-06 16:19:51 | 日記・エッセイ・コラム

 岨谷峡のある秋田市河辺をさらに行くと、「へそ公園」があります。秋田県の真ん中に位置するので、この名がついています。協和との境にあるトンネルの手前に、興味をそそる雰囲気を持った集落があります。

 ちらっと目に入っただけの道を入ると、古い建物と大きな屋敷、荒い壁の土蔵が現れます。

 そして綺麗で流れの速い水路が貫いています。私のアンテナが反応しました。ここには、いい「気」が流れています。

 水路に導かれるように下流に進むと、お堂がありました。

 その前には数百年を経た樅ノ木が立っていて、一段と立派な家屋がありました。どう見ても、集落の中心人物か開祖が住んでいるように見えます。

 お堂の中が気になって、パンパンと拝んで、そーっと開くと、何にもありません。正面は幕で隠されています。足跡で誰かが来たことが分かるなあと、考えながら戻りました。

 ちょうど昼時でもあり、誰の姿も見えません。おかしなやつがいるなあ、と誰か様子を見に来てもおかしくないのに。

 鵜養という地名も気になります。帰ってから調べたら、ほんとに鵜を飼っていたらしいです。でも流れが速く、浅い岩見川では、岐阜のように舟でアユを捕ることは、できそうに見えません。それも含めて、興味深い場所です。

 秋田市の最奥にこんな地があったとは。炭焼きに興味がある人は、この集落で行われたイベントに参加したことがあるかも知れません。ここの「白炭」は質の良い、貴重な炭のようですよ。

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絶景かな、秋田市河辺「岨谷峡」。

2016-03-05 16:19:59 | 日記・エッセイ・コラム

 不思議なもんで、雪が無くなると、見たくなるのです。それで秋田市で一番ありそうな東のはずれまで行ってみました。

 途中の太平山が美しかったです。頂上の小屋が見えます。

 雪の量は期待通りでした。茅葺の屋根だけはまだ雪を被っていました。

 岨谷峡は目的地の一つではありましたが、果たして入って行けるか半信半疑でした。入口に着きました。タイヤローダーのわだちだけが2本続いています。

 このためにわざわざ完全防備で来ました。わだちは深く、ひざまであります。非常に進みにくいです。

 ハッと我に返って、クマが心配になりました。進行方向右側は、山というか崖になって迫ってきます。あれ、あと少しで見晴台というか東屋です。しかしわだちが消えています。

 でも景色は素晴らしいです。渓流の音がさわやかです。

 来てよかった。こんな絶景に出会えるなんて。ハイ、「いい顔」してー。バシャ。

 誰もいないから、なんでも出来ます。足跡が無かったから、私が今年一番乗りかも。いや、タイヤローダーの人か。

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まず、日本語から始めよ。「日本死ね!」

2016-03-04 16:21:07 | 日記・エッセイ・コラム

 朝8時からの時間帯はフジテレビを見ていたのですが、小倉はじめ皆さん面白ネタから始めるので、困っています。それもネットからのパクリです。

 それに引き換え、朝日は真面目です。「保育園落ちた。1億総活躍社会じゃねーのかよ。にっぽん死ね!」というブログが国会で取り上げられるという、前代未聞の事態になりました。

 総理は、匿名だから事実かどうかも含めて検証する必要がある、という答弁をしたようです。それにまた無責任だと民主党が突っ込みを入れます。

 このブログを見てまず、言葉使いを改めさせる必要を感じました。国会の場でこのような汚い言葉をやり取りしている虚しさを覚えます。安倍さんがすぐ取り掛かるべきは、国語教育のようです。SNSでの言葉のやり取りは、国語的に非常に問題があります。知能程度の低さを痛感します。

 文語体が口語体に変わったのは、ケータイやSNSの普及が大きいですが、私は自慢ですが2000年前後から口語体を意識して文章を書いていました。そのほうが読者に届きやすいのは確かです。しかし「ねーのかよ」はまずいと思います。まず国語から始めましょう。

 また「日本死ね」と言った人は、その日本に生きているので、あなたも死ぬことになります。日本と心中して下さるのですか。その覚悟があるのですか。本当に日本語は危機状態にあります。「食べれる」をなんぼ字幕で「食べられる」と、ら抜き表現を訂正して流しても、一向に直る気配がありません。最低、ラリルレロは日本人全員で覚えましょうよ。

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卒業

2016-03-03 16:18:43 | 日記・エッセイ・コラム

 近くの学校へ、卒業式後の生徒の様子を見に行きました。部活の後輩たちが、3年生を胴上げする儀式を見るためです。

 今年も残雪が少なく、とても雪の中にダイビングできる状況ではありません。昇降口で待ち構える野球部とラグビー部の前に、最後のホームルームを終わった3年生が現れます。

 思えば一度も自分の子供たちの入学式と卒業式は行ってやれませんでした。因果な商売です。自分の職場が卒業式で、てんてこ舞いの時に、抜けられるわけがありません。この季節は最も嫌な時です。入試は3回もあるし、異動で落ち着かないし、決算が迫っています。この重圧に、どっかで桜が咲いたのと、明るいニュースを聞くのは、苦痛以外の何者でもありません。今でも3月は嫌いです。町内会の仕事もこれからが本番ですから。

 ラグビー部の儀式は、おとなしいものでした。名前を連呼して、わいわいやるのは変わりませんが、胴上げもそんなに高く上げません。落ちれば危険ですからね。しかしマネージャーの女の子も特別扱いはしません。キャーと言いながら、放り上げられています。黒いタイツを履いていますが、容赦なく舞い上がっています。

 野球部も負けていません。神輿の要領で、わっしょいと担ぎながら、わずかに雪の残っている築庭めがけて移動します。そして優しめに、降ろしていました。本来なら放り投げるところですが、そうもいきません。

 見ている方も寒い、冬に逆戻りしたお天気でした。それでも前の日よりは、ましだったでしょう。

  最後はみんなで記念の集合写真。

  後ろ髪を引かれるのか、なかなか解散しないのでした。

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陛下の休日は、私が思ったより多かった。

2016-03-02 08:32:14 | 日記・エッセイ・コラム

 「インフルエンザでも休めないなんて」天皇陛下について、激務との声が目立ちますが、私は82日も休みがあったのか、と安心しています。「一般企業では考えられない判断と言えます」サラリーマンと比較して少ないとか言ってるようですが、誰だと思っているんですか。その休日を減らしているのは、政治家自身でもあるのです。不適切発言のたび、閣僚が攻撃されて、新たに任命式が行われるたび、或いは内閣が変わるたびに、ああまた陛下に余計な仕事を増やしてしまった、と嘆いている人間は何人いることでしょう。

 陛下の公務は激務には違いないです。しかしただ体を使っているサラリーマンとは決定的な違いがあります。それは居ずまいを正した姿勢での祈りです。国民の知らない折々の祭事に臨んで、精神も鍛えておられるから、強靭な体を維持しておられるのだと思います。常人には逆立ちしても出来ないことです。

 それになにより、国民を思う気持ち、それに突き動かされて日々過ごしておられるのだと思います。半分皇祖神に体をゆだねられたも同然だと思います。

 国民に出来ることは、陛下を煩わさないこと。陛下の杞憂を除いて差し上げること。万全な皇統の維持を保証して差し上げること。それしかないでしょう。

 まるで取り巻きが、陛下に無理をさせているような報道の仕方は、「控えよ!」と言いたいです。そういう人は、小林よしのりの「天皇論」3部作を読みなさい。マンガで学べるいい機会です。

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